のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

貧困率と自殺 (2006年度統計)

2013年04月29日 05時20分33秒 | Weblog

兵頭正俊‏@hyodo_masatoshiさんが

されたツイートです(リンク)。

―― 貧困率が、2006年データによると、我が国は15.6%である。西欧諸国の大半の貧困率が10%以下である。日本は凄まじい超格差社会になっている。しかも、警察発表でも自殺率は英国の3倍、米国の2倍。西側先進国でぶっちぎりの1位だ。これから野田のやった消費税増税が自殺者を激増させる。

■貧困率

兵頭さんの指摘された貧困率は、相対的なものです。

絶対的な基準で

考えると、

日本は豊かだと言われています(注)。

問題は、

そうした思考操作を通して、

相対的貧困率は、

「大した意味がないから、

特に問題にしなかっただけだ」として、

無視する立場が見られることです

(「貧困率」についての誤解」〔2009年11月04日〕参照/リンク)。

確かに

「日本の下位20%の人々の所得は、

他の地域の最貧層の7倍以上である」ということが

事実であるとしても、

置かれている条件が違います。

思うに、そうやって

相対的貧困を過小評価することで、

格差が

拡大しました

(経済アナリスト 森永 卓郎氏の分析

「貧困率2位、日本は“堂々たる”格差社会に」〔2006年8月11日〕参照/リンク)。

格差拡大は

大した問題ではないと

放置され、

生じた陥穽が

次の自殺率の増加でしょう。

自殺の前提となる条件の一つとして

後進国に

見られるのとは全く別種なレベルの

生活苦があるのです。


(注)絶対的貧困

世界銀行は1993年の購買力平価換算で1日あたりの生活費1ドルを貧困ラインと設定し、それ未満で生活している人々(kotobank参照/リンク


■自殺率

次の動画は、

自殺率の高い国、

世界10位までを紹介した動画です。

10 Most Suicidal Countries


上に述べた「生活苦」と

人間関係の希薄化が

自殺原因の高い理由と思います。

ベラルーシの5位は、

チェルノブイリ原発事故の影響でしょう。

お隣りの

韓国は、2位です。

こちらは

米国と締結したFTAという

貿易協定が

原因ではないでしょうか。

日本が

TPPに参加すれば、

同じような目に

遇わされるだろうことは

かなり高い確率で予測がつきます。

原発事故の

後処理に追われているところへ

持ってきて、

TPPという貿易協定のために

内政干渉を受け、

庶民が苦しむことになるわけです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿