のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

お互いを分るって、そんな簡単なことではない!~ 「私はシャルリ」に思う

2015年01月22日 03時13分26秒 | 文化
きっこ
‏@kikko_no_blog さんのツイートです。

――「シャルリー・エブド紙に掲載された「コーランはクソだ。コーランでは銃弾を防げない」という風刺画を元にして「シャルリー・エブドはクソだ。シャルリー・エブドでは銃弾を防げない」という風刺画を自身のフェイスブックに掲載した男子高校生(16)が、フランス当局に拘束、起訴された」とのこと。〔16:28 - 2015年1月21日 〕――

下は、エジプトの政争で殺された

ムスリムを嘲ったシャルリエブドの風刺画。 



出典:ヒサミチ‏@hisamichiさんのツイート〔5:35 - 2015年1月20日


次のは、この間、テロリストに殺された

シャルリ・エブド編集局を嘲った風刺画。 


出典:(同上)


これをSNSで公開した作者16歳は、

テロ扇動罪で拘留されたというわけです。

どちらも、

実際に人が殺された事件を“ネタ”にして

笑いモノにしているのです。

これ、風刺といえるでしょうか。

僕は、

受け取った印象として

両方とも精神的テロだと思います。

ちなみに、

福島事故の後、

被ばくをからかうように

3本足の相撲取りのイラストを描いた

雑誌社が

シャルリです。

3本足の相撲取りを風刺として

肯定し得ないなら、

「私は、シャルリ」などという合言葉を

無視していいのです。

それに

テロにあった後、

パリに集結した人たちは、

「反テロ」

を掲げていましたか。

「反表現の自由」だったはずです。

その観点から見て、

高校生の作者(16歳)を

テロ扇動罪で拘留というのは、

理屈に合わないです。

僕ら、日本人は、

奇形をネタにされたことで

立場的に

イスラム国の人間の気持ちがわかる立場にいます。

日本は、

テロ行為に打って出なかったって。

それは

確かにそうなんですけど、

日常の生活において

たえず何か理不尽なやり方で

抑圧をうけていたとき、

自分のアイデンティティを犯されたと感じたとき、

我慢の糸が

ぷっつん切れるということもあるでしょう。

思うに、

イスラム社会にあって、

ムスリムを殺したのは白人だ

というのが共通の認識なのかもしれません。

となると、

イスラム教徒のとった行動は

復讐です。

彼らにあって、

復讐が善だとしたら、

欧米人を責めるようには

彼らを責められないと思います。

この想定は、

荒唐無稽ではないですよ。

彼らの文化の源流を溯れば、

チグリス・ユーフラテス文明に辿り着きます。

ハムラビ法典として

花開いた当為(~すべきという意識)概念の中心にあったのは、

あの有名な

「目には目、歯には歯」です。

アラブ人が

その文明を受け継いでいたといたら、

復讐を

その見地から正当化している可能性があります。

安倍某は、

「殺された4人は、ユダヤ人」

と言っていました。

しかし、この事件は、

ユダヤ迫害の一例では断じてないです。

こういう可笑しな

論理運びで

「民族差別」云々の論調の

わが身を棚に上げた

無責任なイスラム国の弾劾をするから、

「金を持ってこい」

と命令されるのです。

処刑された他の事例は知りませんけど、

金は

要求されてないんじゃないでしょうか。

安倍某の人となりを見て

こいつは、

ここが弱いと判断されたのが

金銭への執着ではなかったでしょうか。

だって、

口を開けば、

「この富を行きわたらせる」

アベノミクス礼賛だったでしょ?

国民の大多数は、

弱い立場の者の苦労を引き受けてやろう

というところだったと思います。

今回の

人質事件を見ていて、

安倍という人物は

とことん見抜かれていたな

という印象を受けました。

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