のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

暗黒夜考 / 「1億総内部被曝」

2013年09月22日 19時24分19秒 | Weblog
下記は、

「米国の放射性物質に係る輸入規制の変更の概要について」(平成25年9月9日時点)

という文書です。

☆ 記事URL:http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/pdf/usa_gaiyou_130909.pdf








まとめますと、

輸入規制される対象県が

青森、岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、新潟、山梨、長野、静岡

14県に及ぶという内容です。

出荷制限のあった8県から、

このように

拡大されたのには、

時期的に見て、

フクシマ原発における汚染水問題が影響したと考えていいでしょう。

ただ、この規制について、

マスコミは、

報道していないようです。

僕は、

ryo yukutomo@r_yukky さんの

――"@ianoianoianoo: 9/9、コッソリと厳格化された米国の放射性物質に係る輸入規制 ~対象県が8県から14県に~ http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/d31defcf4fce69eedb2955660acacc70 … 何が頭にくるって日本のマスコミが全く報道しない事!日本政府も韓国だけじゃなくアメリカにも文句を言えよ!"〔2013年9月21日 - 23:19 〕――

というツイートで知りました。

この前、

みのもんたが

ラジオ放送で「放射能汚染水の問題」について

政府批判をしている

番組を

you-tubeで見ました。

最後の方で、

韓国が

日本の海産物の輸入規制に

踏み切ったことにつき、

「このタイミングでするか。

イジメだね」

とコメントしていたのが

印象に残っています。

もっとも、日本は責められないということを

付け加えてはいました。

しかし、イジメ――という評価、

感情的に過ぎます

(拙稿「みのもんた 東京オリンピック開催、汚染水問題を語る」参照/リンク)。

この人、

確かに放射能汚染水の問題を

取り上げいました。

しかし、アメリカの輸入規制については、

韓国に対すると

同じようなコメントをするかは、

はなはだ疑問です。

それが

彼のジャーナリストとしての

限界なのでしょうね。

この点、

小出裕章氏が

自分が

原発につき疑問を持った理由として

「差別」という

日本社会に内在するアンフェアーさを

取り上げていたのと

対照的です。

もちろん、原発問題が

「差別」構造の一点に

収斂するわけのものではないでしょう。

しかし、重要な視点であるのは

間違いないです。

上記ツイートにリンクされた

「暗黒夜考~崩壊しつつある日本を考える~」というサイトに

――アメリカの見方としては、神奈川県産品が緩和される一方で、北は青森、西は静岡までが放射能汚染されているということである。

この規制内容をみて自身の暮らす都道府県がアウトだセーフだと一喜一憂すること勿れ、狭い日本、いまや縦横無尽に張り巡らされた物流網により、輸入できない食品が日本全土に隈なく流通・拡散され、平然と我々の食卓に並んでいるのが実情である。

日本国内にはどこにも逃げ場などなく、「1億総内部被曝」という”棄民政策”が今この瞬間も粛々と実行されているのである。――

と記されてありました。

☆ 記事URL:http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/d31defcf4fce69eedb2955660acacc70

差別の問題と言っても

被差別の人だけが苦しむのではありません。

日本人全体が

世界から

見捨てられたような

境遇に追いつめられて行ってるのです。

オリンピックやら何やらで

浮かれる前に、

一度ぐらい

真剣に考えておくべきですね。

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