森光子さんが
11月10日に死去されていたそうです。
自らの死は、
密葬が終わるまで伏せられたとか…
周囲への気配りを忘れず、
生涯を女優として
生き抜かれたみたいですね。
週刊誌の記事を読みながら泣きましたよ。
2017回上演された
「放浪記」。
惰性を感じさせません。
新作の多くを手掛けた演出家の栗山民也氏が
一体どんな気持ちで
毎回、舞台に上がっているのか
尋ねたことがあるそうです。
「新しい人に出会いに行くの」
とおっしゃったとのこと
(週刊朝日11/30号「2018回目の放浪記」参照)。
舞台に上ると、
人、人、人で
区別がつかないと思うのですが、
森光子さん辺りになると、
区別がついていたのかもしれないです。
「お客さんの期待に応えたい」
という気持ち一途に
生きられた
女優さんでした。
「期待に応えたい」
気持ちに関連するでしょうけど、
劇作家で東宝取締役だった菊田一夫さんに
「女優は、結婚するもんじゃない」
と忠告されたことがあるようです。
それにつき、
(きっと、観客の期待に応えたい一心で
旦那を忘れかねないから)
という解釈を、
森さんは
されたのではないか、
と思います。
だって、
自分が結婚のアドバイスを
そんな風に受けたので
「私、後輩には
最初っから一生懸命やるのはよしなさい。
あとで手抜きしたと思われるわよ」
という趣旨の
アドバイスをされているからです
(週刊朝日11/30号グラビア「さよならの『時間ですよ』」参照)。
つまり、「結婚するな」
という要望の下にある根拠を
取り出して見せ、後輩に示したということでしょ?
そういう風に見えます。
男性と違って、
女性には一途なところがある、
それが結婚生活と
舞台での活動を両立させる際の
妨げになっている。
大切なことは、
折り合いをつけること!!
私は、
「手抜き」を按配して
両者を調整するやり方を選んだのだ、と――。
これ、よ~く考えて、
旦那と
観客から受ける期待両方に
応えるコツ、
と思えなくもないです。
ロシアがドイツと戦争するため
日本軍と
和平交渉すしたようなもんです。
二つの勢力に挟まれたとき、
どっちかとは
停戦しておいた方が賢明です。
そこで、
利益衡量するわけです。
時間をかけて
恩義を返すことにして、
女優なら旦那をほったらかす程度で
いいんじゃないの、と。
確かに主婦業は、
極力、いい加減にして
それが常態と思われるほどにしておけば、
期待されない分、
非難もされないということですね…
人間、一息つけなけりゃ、
死にます。
いっつも全力で
人を支えるのが好きな
森光子さんだからこそできた
後輩への
アドバイスでしょう。
ご冥福をお祈りします。
合掌
11月10日に死去されていたそうです。
自らの死は、
密葬が終わるまで伏せられたとか…
周囲への気配りを忘れず、
生涯を女優として
生き抜かれたみたいですね。
週刊誌の記事を読みながら泣きましたよ。
2017回上演された
「放浪記」。
惰性を感じさせません。
新作の多くを手掛けた演出家の栗山民也氏が
一体どんな気持ちで
毎回、舞台に上がっているのか
尋ねたことがあるそうです。
「新しい人に出会いに行くの」
とおっしゃったとのこと
(週刊朝日11/30号「2018回目の放浪記」参照)。
舞台に上ると、
人、人、人で
区別がつかないと思うのですが、
森光子さん辺りになると、
区別がついていたのかもしれないです。
「お客さんの期待に応えたい」
という気持ち一途に
生きられた
女優さんでした。
「期待に応えたい」
気持ちに関連するでしょうけど、
劇作家で東宝取締役だった菊田一夫さんに
「女優は、結婚するもんじゃない」
と忠告されたことがあるようです。
それにつき、
(きっと、観客の期待に応えたい一心で
旦那を忘れかねないから)
という解釈を、
森さんは
されたのではないか、
と思います。
だって、
自分が結婚のアドバイスを
そんな風に受けたので
「私、後輩には
最初っから一生懸命やるのはよしなさい。
あとで手抜きしたと思われるわよ」
という趣旨の
アドバイスをされているからです
(週刊朝日11/30号グラビア「さよならの『時間ですよ』」参照)。
つまり、「結婚するな」
という要望の下にある根拠を
取り出して見せ、後輩に示したということでしょ?
そういう風に見えます。
男性と違って、
女性には一途なところがある、
それが結婚生活と
舞台での活動を両立させる際の
妨げになっている。
大切なことは、
折り合いをつけること!!
私は、
「手抜き」を按配して
両者を調整するやり方を選んだのだ、と――。
これ、よ~く考えて、
旦那と
観客から受ける期待両方に
応えるコツ、
と思えなくもないです。
ロシアがドイツと戦争するため
日本軍と
和平交渉すしたようなもんです。
二つの勢力に挟まれたとき、
どっちかとは
停戦しておいた方が賢明です。
そこで、
利益衡量するわけです。
時間をかけて
恩義を返すことにして、
女優なら旦那をほったらかす程度で
いいんじゃないの、と。
確かに主婦業は、
極力、いい加減にして
それが常態と思われるほどにしておけば、
期待されない分、
非難もされないということですね…
人間、一息つけなけりゃ、
死にます。
いっつも全力で
人を支えるのが好きな
森光子さんだからこそできた
後輩への
アドバイスでしょう。
ご冥福をお祈りします。
合掌
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