のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

吉田調書、死人に口なしのはずが――。

2014年06月06日 16時43分35秒 | 映画
「げんぱつニュース」

というサイトに

「『吉田調書』故人は公開を望んでいた!?上申書は偽者??」

と題する記事が

あります。

☆ 記事URL:http://ameblo.jp/syuukitano/entry-11872131290.html

果たして、故人は、

調書の公開を望んでいたか否か――。

生前、

吉田所長自身は、

作業員らに

原子炉がどういう状況なのか

しゃべりたがっていたようです。

事故現場で

ともに戦った戦友という意識もあったでしょう。

ただ、秘密体質の

東電が

そのような情報開示を

喜ぶわけがなく、

徹底的にマークされていたというニュース、

どこかで接した記憶が残っています。

実際、

吉田所長の死に接し、

東電が

「死人に口なし」

と喜んでいただろうことは、

想像に難くないです。

そこへ

政府にとっては、

寝耳に水の

ごとく現れたのが

「吉田調書」でした。

当然、

開示請求が噴出しました。

今までのインタビューでは

「現場としては、国民に本当のことを知らせるべきだと・・」

という発言がありました

(週刊朝日2011年7月22日号の記事参照*http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/161.html)。

たとえば、

次の動画を見てください。




「第1原発の現場の声を伝えてほしい」と

はっきりと申されてます。

週刊誌には、

「フクイチが地震と津波、どちらでやられたのかといえば、まず地震で建屋や配管、電気系統など、施設にかなりの被害を受けたのは事実です。地震直後、「配管がだめだ」「落下物がある」などと緊急連絡が殺到しました。制御室からも「配管や電気系統がきかなくなった」などと、すさまじい状況で、多くの作業員が逃げ出した。耐震性に問題があったのは否めません 」

という発言の紹介はあっても、

話の内容が

断片的でした

( サイト「被曝後の世界に生きる~TOMMYのブログ」の記事
「福島第一原発の最高幹部がついに語った 
【フクシマの真実:前編】 独占スクープ!!」参照*http://blogs.yahoo.co.jp/neverland20050918)。

今回、証言の全貌が

分るというのに、

政府は、

公開を拒絶するとのことです。

その理由として

「上申書」

なるものを提示してます。

下の画像が

それです。



しかし、この書類を見れば、

(1)上申書の署名・押印部分が黒塗り、

(2)加一字とある部分にあるべき訂正印がなく、

およそ公式文書の体を成していないのが一目瞭然です。

なのに、政府の責任が問われている場面で

吉田昌郎所長の

「誤謬を懸念する」気持ちを声高に唱え、

情報開示に応じません。

でっち上げた

“上申書”と糾弾されても、

隠蔽し続けるつもりなのでしょうか。





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
知らない事ですが、教えてください。 (だんご)
2014-06-06 20:43:28
 はじめまして。
 はじめてこのような内容を知りました。
 いったい、どういうことなのでしょうか? 私たち国民には、何も知らされていないという理解でよろしいのでしょうか。

 私は、テレビは全く見ない主義で、ハッキリいえば、なんとなく、311大地震以来、原子力に関連するものを、無意識的に遠ざけてきたような気がしています。

 そこで、質問なのですが、吉田さんという、福島第一原子力発電所の所長さんの死因は、公表ではどうなっているのですか。

 私の周りでは、そのような話題を話す人がいなくて、全くわかりません。

 私も今から調べてみますが、なにかご存知の情報などありましたら、ほんのささいなことでもお知らせ願えませんでしょうか。

 無知ですみません。
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☆ だんごさんへ (忠太)
2014-06-06 23:17:24
吉田調書は、朝日新聞のスクープなようです。少しづつ情報を出す形になっていて社会的な認知度も低いようです。だんごさんも、だからこのニュースを知らなかったので、情報弱者だということにはならないと思います。今、この調書を巡っては公開請求されています。その請求の意図につき、弁護士の方が一般の人に広く知らしめたいと解説されているほどです。

吉田所長の死因は、食道がんだったと言われています。それ以上のことは、僕も知りません。
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