笹山登生@keyaki1117さんは、
安倍総理が
言わなくてもよかった、余計な発言をしたと言われる
(同氏のツイート〔14:27 - 2018年6月15日 〕参照)。
産経新聞の記事についての慨嘆だろう。
同紙の記事にある、
安倍の余計な発言は、要約すれば、
「首脳会談をこちらがやりたいといえば、足元を見られる」
「私は北朝鮮にだまされない。北朝鮮のだましの手口は分かっている。あちらが被害者をすべて帰すと言うまで、北朝鮮には行かない」
という二点に絞られると思う
(下記〔資料 〕参照)。
盛田隆二『焼け跡のハイヒール』祥伝社@product1954さんが
――金委員長から首脳会談の申し出はないだろうし、全員帰すと言ってくる事も考えにくい。具体策はあるのか?〔9:12 - 2018年6月15日 〕—―
とコメントされていた。
安倍は、
蚊帳の外なのを正当化したのか。
自ら北朝鮮からの「圧力」を招き寄せているように見える。
これまでの経緯からして、
「圧力か対話か」
という選択肢の中で前者を選べば、
交渉の糸口を失くす。
北朝鮮憎しで、
それが見えなかっただけではないか。
まだ、懲りないのか。
有田芳生@aritayoshifuさんが
――首脳会談はできないことの表明です。新聞、テレビなどは安倍首相の「やってる感」政治に利用されてはなりません。皮肉ではなく「産経」はいい取材をしてくれました。〔17:17 - 2018年6月15日 〕—―
と産経新聞の報道を評しておられた。
拉致被害者の家族の皆さんは、
ここまで、安倍の本心が分かれば、彼を見限るべきじゃないかな。
安倍にすれば、
何より大切なのは「やってる感」なのだよ。
まるで幼児のように
「あちらが被害者をすべて帰すと言うまで、北朝鮮には行かない」などと、
北朝鮮にありえない注文をして、ごねて見せる。
「俺って強い?」
と尋ねているような、
こんな国内向けの自己陶酔ないし政治宣伝に付きあってたら、
すべて間に合わなくなっちゃうよ。
しかし、メディアは、
そんな安倍を批判せず、
8月や9月に日朝の首脳会談の案が検討されている旨を伝える
(日刊ゲンダイ@nikkan_gendaのツイート〔16:52 - 2018年6月15日 〕参照)。
これは、
官邸のリークする情報なのだろう。
安倍は、
これまで消極的だった日朝の対話につき、
説明する一方で、
首脳会談を実現する糸口をこっそり模索していると言えるだろう。
しかし、すべては、
自民党総裁選対策に過ぎない。
あえて、言おう。
安倍にすれば、
日朝の首脳会談は、
橋下徹が指摘する「仮装の利益」だ。
中島岳志によると、
橋下は、
その著書、「図説・心理戦で絶対に負けない交渉術」で
次のように言う
(サイト「マガジン9」の記事)。
☆ 記事URL:http://www.magazine9.jp/hacham/111109/
―― 交渉において相手を思い通りに動かし、説得していくには、はっきり言って三通りの方法しかない。
“合法的に脅す”“利益を与える”“ひたすらお願いする”の三つだ。そのなかで、最も有効なのは“利益を与える”ことである。
この場合の利益には二通りある。一つは文字通り相手方の利益。もう一つは、実際には存在しないレトリックによる利益だ。不利益の回避によって感じさせる“実在しない利益”とも言える(6頁)。 ――
もし、首脳会談が実現するなら、
「首脳会談がないために拉致被害者を取り戻せなくなる可能性がある」
という被害者家族の恐れが
根拠ないものとして取り除ける。
これが
実際には存在しないレトリックによる利益だ。
「取り戻せない」という絶望的な思いから
「取り戻せるかも」という期待に切り替わる落差が
「利益」の中身だ。
首脳会談が実現する可能性があればこそ、
安倍は、
それを政治的に利用しようと企んでいる。
だが、他方では、
「全員帰すと言ってくるまで」という
条件を掲げて
可能性が実現され難くした。
実は、
こういう露骨な強がりによって、
事態が取り返しのつかないほどに悪化、硬直するんではないか。
安倍は、
どこまで行っても
それらしい言い訳をすることだけを考えている。
森友問題で
「(国有地払い下げに関し)私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と
大見栄を切ったがために、公文書が書き換えられ、
国会の1年以上に及ぶ混乱があった。
何にも本人は
この体験から学んでいない。
その場、その場で
自分のありもしない潔癖を相も変わらず口にしている。
<追記>
有田芳生@aritayoshifuさんのツイート。
――田中均さんと「ミスターX」は小泉訪朝前の1年間に25回も水面下で交渉、小泉訪朝が決まっても北朝鮮は拉致問題を出してくるかどうか不明でした。そのご「X」は韓国訪問を理由に張成沢グループにはめられ銃殺されます。北側の担当者はまさに命がけです。安倍首相にないのは事実に向きあう覚悟です。〔12:09 - 2018年6月15日 〕—―
〔資料 〕
「安倍晋三首相『次は私の番だ』『私はだまされない』 拉致被害者家族に決意 日朝会談『拙速にはやらない。被害者すべて帰すならば行く』とも」
産経新聞(2018.6.15 05:00 )
☆ 記事URL:https://www.sankei.com/politics/news/180615/plt1806150004-n1.html
安倍晋三首相は14日、北朝鮮による拉致被害者家族会と首相官邸で約50分間面会し、日朝首脳会談について「首脳会談をこちらがやりたいといえば、足元を見られる」と述べ、会談時期などを慎重に見極める考えを示した。同席した複数の関係者が明らかにした。
首相は面会で、日朝首脳会談の時期や場所などについては「機微に触れる」として一切明かさなかったが、「私は北朝鮮にだまされない。1994年から拉致問題に取り組んできたが、何度もだまされてきた。北朝鮮のだましの手口は分かっている」と強調した。拉致問題に加えて核・ミサイル問題の包括的な解決が、経済支援の前提条件になるとの認識を重ねて示したという。
また、12日にシンガポールで行われたトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の米朝首脳会談について「トランプ氏は、私が拉致問題に関して伝えたことを率直に金氏に言ってくれた。次は私の番だ」と説明した。「日本が北朝鮮と直接向き合い、拉致問題を解決していく決意だ」とも語った。
出席者の一人が「(交渉を)慌てないでください」と発言すると、首相は「拙速にはやらない。北朝鮮が被害者をすべて帰すといったら(北朝鮮に)行く」と述べたという。
米朝の接近により北朝鮮に対する経済制裁などの圧力が緩むとの懸念については「圧力を緩めてはダメだ。中国、韓国も制裁を緩めてはならない」と繰り返した。
一方、トランプ氏が12日夜の電話会談で安倍首相に「金氏はオープンだ。今後は非核化と同時に拉致問題の交渉も進めていかねばならない。ビッグプレーヤーとしてかかわってほしい」と述べたことが分かった。「百パーセント、シンゾーを信頼しているから、一緒にやっていこう」とも述べたという。政府高官が明らかにした。
安倍総理が
言わなくてもよかった、余計な発言をしたと言われる
(同氏のツイート〔14:27 - 2018年6月15日 〕参照)。
産経新聞の記事についての慨嘆だろう。
同紙の記事にある、
安倍の余計な発言は、要約すれば、
「首脳会談をこちらがやりたいといえば、足元を見られる」
「私は北朝鮮にだまされない。北朝鮮のだましの手口は分かっている。あちらが被害者をすべて帰すと言うまで、北朝鮮には行かない」
という二点に絞られると思う
(下記〔資料 〕参照)。
盛田隆二『焼け跡のハイヒール』祥伝社@product1954さんが
――金委員長から首脳会談の申し出はないだろうし、全員帰すと言ってくる事も考えにくい。具体策はあるのか?〔9:12 - 2018年6月15日 〕—―
とコメントされていた。
安倍は、
蚊帳の外なのを正当化したのか。
自ら北朝鮮からの「圧力」を招き寄せているように見える。
これまでの経緯からして、
「圧力か対話か」
という選択肢の中で前者を選べば、
交渉の糸口を失くす。
北朝鮮憎しで、
それが見えなかっただけではないか。
まだ、懲りないのか。
有田芳生@aritayoshifuさんが
――首脳会談はできないことの表明です。新聞、テレビなどは安倍首相の「やってる感」政治に利用されてはなりません。皮肉ではなく「産経」はいい取材をしてくれました。〔17:17 - 2018年6月15日 〕—―
と産経新聞の報道を評しておられた。
拉致被害者の家族の皆さんは、
ここまで、安倍の本心が分かれば、彼を見限るべきじゃないかな。
安倍にすれば、
何より大切なのは「やってる感」なのだよ。
まるで幼児のように
「あちらが被害者をすべて帰すと言うまで、北朝鮮には行かない」などと、
北朝鮮にありえない注文をして、ごねて見せる。
「俺って強い?」
と尋ねているような、
こんな国内向けの自己陶酔ないし政治宣伝に付きあってたら、
すべて間に合わなくなっちゃうよ。
しかし、メディアは、
そんな安倍を批判せず、
8月や9月に日朝の首脳会談の案が検討されている旨を伝える
(日刊ゲンダイ@nikkan_gendaのツイート〔16:52 - 2018年6月15日 〕参照)。
これは、
官邸のリークする情報なのだろう。
安倍は、
これまで消極的だった日朝の対話につき、
説明する一方で、
首脳会談を実現する糸口をこっそり模索していると言えるだろう。
しかし、すべては、
自民党総裁選対策に過ぎない。
あえて、言おう。
安倍にすれば、
日朝の首脳会談は、
橋下徹が指摘する「仮装の利益」だ。
中島岳志によると、
橋下は、
その著書、「図説・心理戦で絶対に負けない交渉術」で
次のように言う
(サイト「マガジン9」の記事)。
☆ 記事URL:http://www.magazine9.jp/hacham/111109/
―― 交渉において相手を思い通りに動かし、説得していくには、はっきり言って三通りの方法しかない。
“合法的に脅す”“利益を与える”“ひたすらお願いする”の三つだ。そのなかで、最も有効なのは“利益を与える”ことである。
この場合の利益には二通りある。一つは文字通り相手方の利益。もう一つは、実際には存在しないレトリックによる利益だ。不利益の回避によって感じさせる“実在しない利益”とも言える(6頁)。 ――
もし、首脳会談が実現するなら、
「首脳会談がないために拉致被害者を取り戻せなくなる可能性がある」
という被害者家族の恐れが
根拠ないものとして取り除ける。
これが
実際には存在しないレトリックによる利益だ。
「取り戻せない」という絶望的な思いから
「取り戻せるかも」という期待に切り替わる落差が
「利益」の中身だ。
首脳会談が実現する可能性があればこそ、
安倍は、
それを政治的に利用しようと企んでいる。
だが、他方では、
「全員帰すと言ってくるまで」という
条件を掲げて
可能性が実現され難くした。
実は、
こういう露骨な強がりによって、
事態が取り返しのつかないほどに悪化、硬直するんではないか。
安倍は、
どこまで行っても
それらしい言い訳をすることだけを考えている。
森友問題で
「(国有地払い下げに関し)私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と
大見栄を切ったがために、公文書が書き換えられ、
国会の1年以上に及ぶ混乱があった。
何にも本人は
この体験から学んでいない。
その場、その場で
自分のありもしない潔癖を相も変わらず口にしている。
<追記>
有田芳生@aritayoshifuさんのツイート。
――田中均さんと「ミスターX」は小泉訪朝前の1年間に25回も水面下で交渉、小泉訪朝が決まっても北朝鮮は拉致問題を出してくるかどうか不明でした。そのご「X」は韓国訪問を理由に張成沢グループにはめられ銃殺されます。北側の担当者はまさに命がけです。安倍首相にないのは事実に向きあう覚悟です。〔12:09 - 2018年6月15日 〕—―
2018年6月15日夜 記
〔資料 〕
「安倍晋三首相『次は私の番だ』『私はだまされない』 拉致被害者家族に決意 日朝会談『拙速にはやらない。被害者すべて帰すならば行く』とも」
産経新聞(2018.6.15 05:00 )
☆ 記事URL:https://www.sankei.com/politics/news/180615/plt1806150004-n1.html
安倍晋三首相は14日、北朝鮮による拉致被害者家族会と首相官邸で約50分間面会し、日朝首脳会談について「首脳会談をこちらがやりたいといえば、足元を見られる」と述べ、会談時期などを慎重に見極める考えを示した。同席した複数の関係者が明らかにした。
首相は面会で、日朝首脳会談の時期や場所などについては「機微に触れる」として一切明かさなかったが、「私は北朝鮮にだまされない。1994年から拉致問題に取り組んできたが、何度もだまされてきた。北朝鮮のだましの手口は分かっている」と強調した。拉致問題に加えて核・ミサイル問題の包括的な解決が、経済支援の前提条件になるとの認識を重ねて示したという。
また、12日にシンガポールで行われたトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の米朝首脳会談について「トランプ氏は、私が拉致問題に関して伝えたことを率直に金氏に言ってくれた。次は私の番だ」と説明した。「日本が北朝鮮と直接向き合い、拉致問題を解決していく決意だ」とも語った。
出席者の一人が「(交渉を)慌てないでください」と発言すると、首相は「拙速にはやらない。北朝鮮が被害者をすべて帰すといったら(北朝鮮に)行く」と述べたという。
米朝の接近により北朝鮮に対する経済制裁などの圧力が緩むとの懸念については「圧力を緩めてはダメだ。中国、韓国も制裁を緩めてはならない」と繰り返した。
一方、トランプ氏が12日夜の電話会談で安倍首相に「金氏はオープンだ。今後は非核化と同時に拉致問題の交渉も進めていかねばならない。ビッグプレーヤーとしてかかわってほしい」と述べたことが分かった。「百パーセント、シンゾーを信頼しているから、一緒にやっていこう」とも述べたという。政府高官が明らかにした。
モリカケで犯罪容疑濃厚、一年以上も逃げ回り、それをヤッテルフリの外交で支持率確保しようと画策している事も。
モリカケ隠蔽の為、散々北の国難、拉致を利用している事も。
北にとってこういう弱点持った相手程ウマイ交渉相手はいないだろう。
(実際行われたら、国民の預かり知らぬ所で表向きより何倍も桁違いの血税が動く可能性大)
アベは、この拉致問題出来るだけ長く、行く、行かないと引っ張りたい
国民の目がそっちへ注がれモリカケが少しでも忘れられるから。
拉致家族の中には「野党が拉致を政局にしている(増元氏)」等と洗脳されたアベ親衛隊のような発言する人もいる。
これからそういう家族会も巻き込んで、アベ官邸を中心に相変わらず自作自演の国民騙しモリカケ隠蔽逃亡劇を繰り返すだろう。