のんきに介護

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銀行業は、斜陽産業か

2016年04月05日 21時29分22秒 | 経済生活
宋 文洲 @sohbunshuさんのツイートだ。

――中国の電子取引は既に96%も銀行を経由せず。銀行業も斜陽産業だ。〔20:18 - 2016年4月1日 〕――

これに対して、

何人かの人が異議を唱えていた。

「銀行業=斜陽産業」

という図式は、、

中国の銀行に当て嵌まっても、日本の銀行につき

同列には論じえないとする点では、

同じ。

違うのは、

根拠として上がっているものだ。

凡そ、次の通りだ。

①中国の銀行って偽札流通の拠点 

②日本では銀行を通し取引の形跡を残す事は、第三者に対しての証明にもなる 

③日本では銀行と取引しない=普通の会社ではない 

④日本の銀行の収益源の約7割は貸付金の利息などで、振込みなどの為替手数料は全体の1割にもならない

一々、もっともではあるけれど、

銀行が斜陽産業という認識が広がれば、

③のメリットは消滅する。

①は、

印刷技術の改良等で与信の条件が変われば、

「日本は別」

と言ってられない。

②も決定的なものではないだろう。

電子取引きの

普通化がこのような不便を取り除くだろう。

銀行が生き残るか否かは、

「儲かる」要素が

重要だ。

となると、

検討の余地があるのは、

残る一つ。

④だ。

ここで、銀行の役割が減退すると、

斜陽産業といっていい事態を銀行も招くと思う。

さて、

最近、とみに思うのは、

アベノミクスで

多額の

「内部留保」を

企業が抱えるようになったこと。

その金を果たして企業は、

銀行に預けるのか――。

利率が低いと

銀行に金を預けなくなる可能性がある。

反面、銀行もまた、

返済を危ぶむようなところに

金を貸さなくなっている。

すなわち、

銀行に金を預ける者が減る一方で、

銀行も金を貸さなくなるっているってわけだな。

…その極端な形が活動の停止だと考えたら、

斜陽扱いしてもよさそうだ。


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