のんきに介護

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福島第一原発4号機プールの冷却システムが停止 ・<追記>あり

2012年04月13日 10時21分57秒 | Weblog
テレビでは

報道されてないようです。 

しかし、注意が肝要なニュースです。

「カレイドスコープ」というサイトが

4号機燃料プールで生起している

現在の事態を

簡潔に伝えてくれていますので、

転載させて頂きます。

文字の色分けは、

僕が適当にしました。

――


福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの冷却装置が停止中です。

第一報は、午後5時頃だったようです。

中日新聞 2012年4月12日 17時15分
福島原発4号機のプール冷却が停止 


最新は、午後9時23分  時事通信です。

4号機燃料プール、冷却停止=配管で水漏れ20リットル-東電

東京電力は12日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールの冷却システムが自動停止したと発表した。

停止前の同日午前11時の水温は28度で、東電は1時間に0.5度ずつ上昇するとみているが、当面は問題はないという。

東電や経済産業省原子力安全・保安院によると、12日午後2時45分ごろ、4号機燃料プールの冷却システムでポンプが自動停止した。

調査したところ、廃棄 物処理建屋1階で、燃料プールとつながっている配管接合部から放射性物質を含む水が約20リットル漏れているのを発見。建屋外への流出はないという。

配管には燃料プールの冷却水が流れており、東電は「放射性物質濃度は1ミリリットル当たり数10ベクレル」と説明している。(2012/04/12-21:23)


東電の発表が事実なら…という前提ですが

現在、4号機の使用済み燃料プールの冷却システムのどこかに水漏れがあることを自動検知して、水を送るポンプが停止した状態にあるようです。

使用済み燃料プール自体には問題がないので、プールの水は一定に保たれている模様。

しかし、冷却した水が循環していないのですから、使用済み燃料プールに冷却した水を送り込むポンプが作動しないと、プールの水温は、プールの中に格納されている使用済み燃料が出す崩壊熱によって、時間の経過とともに上昇する一方となり、100℃付近に近づくと、蒸発が始まります。

その場合、外からプールに水を注入できないと、最終的には空炊き状態になって、プールで放射能火災が発生します。
そうなれば、誰も近づくことはできなくなります。

ジ・エンドです。

それを東電は「1時間に0.5度ずつ上昇するが、当面は問題はない」と言っています。
「当面は」です。

東電の発表によると、プールの水温は、午前11時の時点で28℃ということですから、それから12時間経過した現在(午後11時)の温度は、28+0.5×12=34℃ということになります。

このまま一晩寝て、明日の朝起きたとき、冷却システムのポンプ停止以外に何もトラブルが発生していなければ、プールの水温は、

34+0.5×8=38℃となります。これが明日の朝の午前7時の温度ということになります。

この温度では、まだ蒸発は始まりませんが、明日中に冷却システムのトラブルが改修され、再び、使用済み燃料プールに冷却水が送られない状態が続くと、やや深刻な事態になるかもしれません。

冷却システムのトラブルが複雑で、短時日のうちに補修ができない場合は、修理をいったん諦めて、昨年の3月18日の深夜に行ったように、外からの放水などによって、プールに水を満たすことができるかもしれません。

今のところ、今まで心配されているような事態には至らないようにみえます。

この冷却システムの水漏れは、やはり地震によるものであると思われます。度重なる地震がもっとも警戒されることには変わりがありません。
常に、最悪の場合を考えて準備しておくことが必要です。




――

<追記> (4月14日19:42)

「47トピックス」というサイトに

次のような共同通信の記事が載っていました。


 ―― 12日午後に冷却装置が停止した4号機のプールについて、13日午後4時ごろ冷却を再開したと発表。水温は停止時の28度から37・6度まで上昇していたが、再開後は低下傾向にあるという。



東電によると、配管に空気が入り込み、流れる水の量が変化。これを水漏れと誤認した警報装置が作動した。また、装置が止まった後も、腐食を防ぐための薬剤を注入し続けたために装置内の圧力が高まり、水が押し出される形で水漏れが起こったという――


ひとまず安心ですね。
 

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