見落としていただろうことは、
次の
二つだろうと思います。
(1)マスコミは、公正ではない。大半は、金になるものの「口」でしかない。
(2)トランプの支持者層は、広い。それは、彼が決してマイノリティの迫害者でないことの現れである(黒人に関しては、別だが――)。
日本の
知識人層は、
この点への反省が欠けます。
その傲慢な態度は、
第二次大戦時の日本軍そのものだと思います。
以下、
そういう苛立ちの中で
感じたことです。
まず、
知性の権化のような人ほど
トランプを毛嫌いしているようですな。
そう思います。
でも、一体なぜ、何でしょう。
自分が騙されているのが
認めたくないからでしょうか。
マスコミの言うことをそのまま鵜呑みにして
トランプの
田舎臭い臭いに堪えられないと思った…
ということでしょうか。
学者としての
自分の沽券にかかわるとでも
考えているようです。
Tetsuya Kawamoto @xxcalmo さんという
次の方など、
クリントン陣営の弁明のつもりか、
トランプ周辺がデマを垂れ流しているという
憶測の正しさを主張されています。
――デマの流布は、その反論の困難性、回収の不可能性、イメージの悪化などから加害者にとって圧倒的にコスト・パフォーマンスのいい武器となっている。極右政治家やネトウヨはこれを狡賢く採用しているわけだが、この国境なき時代、トランプ周辺がそういったノウハウを共有していないとも考えにくい。〔23:16 - 2016年11月14日 〕―—
しかし、デマを垂れ流している犯人は、
“トランプ周辺”であったとしても、
もっと正確に言えば、
トランプの周辺にまとわりついている
クリントン陣営ではないでしょうか。
たとえば、
ハワイ大学アメリカ研究学部教授、吉原真里氏は、
こんなことを言ってます。
――多くの人たちが感じている恐怖や不安は、決して想像や思い込みによるものではありません。すでに全国各地で、スワスティカの落書きや、ムスリムの人への暴力行為や、LGBTQへの嫌がらせなどが起こっています。本当に悲しいことに、ハワイ大学のキャンパスのトイレにも、#BlackLivesDon’tMatterという落書きが昨日発見されました。マイノリティや女性への蔑視を堂々と公表した人物が大統領に選ばれたことで、自らの差別意識を正当化された人たちが、暴力的な言動に出る勇気を得ているのです。そして、こうした事件はこれからどんどん増えていくだろうと思わます。—―
☆ 記事URL:http://mariyoshihara.blogspot.jp/2016/11/blog-post.html?m=1
ここに挙げられている例、
すなわち、スワスティカの落書きなど、
トランプの支持者がしたという証拠は何もないのですよ。
差別事件をほど、
でっち上げられる可能性があります。
その点、
注意しても注意し切れないものがあると思います。
だからね、
差別事件ゆえにトランプを非難したくないのです。
もう一つ、
彼を攻撃したがる人に言いたいのは、
反・グローバルの立場を
鮮明にしたのは
トランプ以外、候補としてはいなかった事実についてです。
この事実こそが
彼を大統領選に勝たせた
最大の理由ではないかと思います。
なぜ、知識人、
フェミニズムを振り回している人たちは、
それに対して、
不誠実な対応ができるのでしょう。
クリントン氏の失った350万票は、
どうなったのか?
トランプに移ったのです。
この票は、
マイノリティーや若者らの票だと、
ウォール・ストリート・ジャーナルがツイッターで断言してます。
☆ 記事URL:https://twitter.com/WSJJapan/status/800186988821413888
なぜ、トランプがマイノリティに人気なのかと言えば、
グローバル資本の
犠牲にはさせないという強い気持ちを感じるからでしょう。
TPPに反対なのも、
中東からの撤退作戦も
トランプなら本気と思えるのは、
この激しい
グローバル企業への挑戦のゆえです。
現代において、
究極のマイノリティである
イスラム教徒の研究に捧げていらっしゃる
内藤正典さんが
こんなことを仰っています。
――私はトランプを支持しない。だがクリントンとその周囲が「アメリカの終わり」を嘆くことにも賛同できない。なぜなら、トランプという怪物を台頭させた一方の勢力は彼らだからである。今、彼らに必要なのはトランプと支持者を罵ることではなく、自分達が何を見ていなかったかを真摯に反省することだろう〔2:14 - 2016年11月21日 〕—―
――今まで私は、ヨーロッパ諸国において、こうしてイスラム教徒が追い詰められていくのを目の当たりにしてきた。リベラルなる勢力が狭量なナショナリズムやレイシズムに対抗できると自負するならば、目下、トランプ、ルペン、ウィルダースらが敵と公言して憚らないイスラムを学んでほしい〔2:41 - 2016年11月21日 〕—―
僕もまだ、
十分に理解していると
言えないところもあるでしょう。
しかし、
傾聴に値する見解と思います。
雨乞い(※)に
なってはいけないと思います。
求められているのは、
クリントン陣営がしていること。
日本で言うなら、フェミ・ナチが主張する
お行儀のよい
神への呼びかけではありません。
荒っぽくとも、
実際に、
国境を無視して個人を鷲掴みにして、
命を吸い取ろうとする
軍需産業、ないしはグローバル企業に
恣な悪行を許さないことです。
(※)雨乞いのイメージは、下記記事参照。
次の
二つだろうと思います。
(1)マスコミは、公正ではない。大半は、金になるものの「口」でしかない。
(2)トランプの支持者層は、広い。それは、彼が決してマイノリティの迫害者でないことの現れである(黒人に関しては、別だが――)。
日本の
知識人層は、
この点への反省が欠けます。
その傲慢な態度は、
第二次大戦時の日本軍そのものだと思います。
以下、
そういう苛立ちの中で
感じたことです。
まず、
知性の権化のような人ほど
トランプを毛嫌いしているようですな。
そう思います。
でも、一体なぜ、何でしょう。
自分が騙されているのが
認めたくないからでしょうか。
マスコミの言うことをそのまま鵜呑みにして
トランプの
田舎臭い臭いに堪えられないと思った…
ということでしょうか。
学者としての
自分の沽券にかかわるとでも
考えているようです。
Tetsuya Kawamoto @xxcalmo さんという
次の方など、
クリントン陣営の弁明のつもりか、
トランプ周辺がデマを垂れ流しているという
憶測の正しさを主張されています。
――デマの流布は、その反論の困難性、回収の不可能性、イメージの悪化などから加害者にとって圧倒的にコスト・パフォーマンスのいい武器となっている。極右政治家やネトウヨはこれを狡賢く採用しているわけだが、この国境なき時代、トランプ周辺がそういったノウハウを共有していないとも考えにくい。〔23:16 - 2016年11月14日 〕―—
しかし、デマを垂れ流している犯人は、
“トランプ周辺”であったとしても、
もっと正確に言えば、
トランプの周辺にまとわりついている
クリントン陣営ではないでしょうか。
たとえば、
ハワイ大学アメリカ研究学部教授、吉原真里氏は、
こんなことを言ってます。
――多くの人たちが感じている恐怖や不安は、決して想像や思い込みによるものではありません。すでに全国各地で、スワスティカの落書きや、ムスリムの人への暴力行為や、LGBTQへの嫌がらせなどが起こっています。本当に悲しいことに、ハワイ大学のキャンパスのトイレにも、#BlackLivesDon’tMatterという落書きが昨日発見されました。マイノリティや女性への蔑視を堂々と公表した人物が大統領に選ばれたことで、自らの差別意識を正当化された人たちが、暴力的な言動に出る勇気を得ているのです。そして、こうした事件はこれからどんどん増えていくだろうと思わます。—―
☆ 記事URL:http://mariyoshihara.blogspot.jp/2016/11/blog-post.html?m=1
ここに挙げられている例、
すなわち、スワスティカの落書きなど、
トランプの支持者がしたという証拠は何もないのですよ。
差別事件をほど、
でっち上げられる可能性があります。
その点、
注意しても注意し切れないものがあると思います。
だからね、
差別事件ゆえにトランプを非難したくないのです。
もう一つ、
彼を攻撃したがる人に言いたいのは、
反・グローバルの立場を
鮮明にしたのは
トランプ以外、候補としてはいなかった事実についてです。
この事実こそが
彼を大統領選に勝たせた
最大の理由ではないかと思います。
なぜ、知識人、
フェミニズムを振り回している人たちは、
それに対して、
不誠実な対応ができるのでしょう。
クリントン氏の失った350万票は、
どうなったのか?
トランプに移ったのです。
この票は、
マイノリティーや若者らの票だと、
ウォール・ストリート・ジャーナルがツイッターで断言してます。
☆ 記事URL:https://twitter.com/WSJJapan/status/800186988821413888
なぜ、トランプがマイノリティに人気なのかと言えば、
グローバル資本の
犠牲にはさせないという強い気持ちを感じるからでしょう。
TPPに反対なのも、
中東からの撤退作戦も
トランプなら本気と思えるのは、
この激しい
グローバル企業への挑戦のゆえです。
現代において、
究極のマイノリティである
イスラム教徒の研究に捧げていらっしゃる
内藤正典さんが
こんなことを仰っています。
――私はトランプを支持しない。だがクリントンとその周囲が「アメリカの終わり」を嘆くことにも賛同できない。なぜなら、トランプという怪物を台頭させた一方の勢力は彼らだからである。今、彼らに必要なのはトランプと支持者を罵ることではなく、自分達が何を見ていなかったかを真摯に反省することだろう〔2:14 - 2016年11月21日 〕—―
――今まで私は、ヨーロッパ諸国において、こうしてイスラム教徒が追い詰められていくのを目の当たりにしてきた。リベラルなる勢力が狭量なナショナリズムやレイシズムに対抗できると自負するならば、目下、トランプ、ルペン、ウィルダースらが敵と公言して憚らないイスラムを学んでほしい〔2:41 - 2016年11月21日 〕—―
僕もまだ、
十分に理解していると
言えないところもあるでしょう。
しかし、
傾聴に値する見解と思います。
雨乞い(※)に
なってはいけないと思います。
求められているのは、
クリントン陣営がしていること。
日本で言うなら、フェミ・ナチが主張する
お行儀のよい
神への呼びかけではありません。
荒っぽくとも、
実際に、
国境を無視して個人を鷲掴みにして、
命を吸い取ろうとする
軍需産業、ないしはグローバル企業に
恣な悪行を許さないことです。
(※)雨乞いのイメージは、下記記事参照。
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