サブプライムローン(アメリカの低所得者向けの住宅ローン)が何故、世界的な株
安につながるのか?
住宅ローンの会社の資金繰りがうまくいかず、株を放出した。その様子を見た証券
の格付けの専門会社が、サブプライムローン債券の格付けの引き下げを発表した。
途端に、金融機関や個人投資家が、我も我もと株を売りに出した・・・
(株の値が下がんのん当たり前やん!)
ウィキペディアによると、1990年代にすでに無理な貸し付けが指摘されていた
という。つまり、焦げ付きは、想定内のことだった。なので、スタンフォード大学
教授ジョン・テーラー氏は、グリーンスパン氏を名指しで批判して、同氏の「超低
金利政策」の愚を、「学んだ教訓」だとしている。
しかし、反省すべきは、果たしてこの点だけに尽きるのだろうか。覚えておくべき
ことは二つある。まず、アメリカの失業率が低いこと。次に、住宅価格が下落した
わけではないことだ。
住宅の担保価値に下落がないなら、債権回収は不能でない。担保権を実行すればい
いはずなのだ。しかも世帯数が増加傾向にあり、住宅の需要はあると考えてよさそ
うだ。しかし、現実には売れない。何故かというに、被担保債権があっという間に
増大してしまうからだ。
サブプライムローンは、年率2~3割という。住宅の購入者は、住宅の価格上昇を
見込んでローンを組んでいた。価格上昇分で通常のローンに切り換える、という離
れ業をやれば高金利から逃げ出せるとの考えからだ。
しかし、そうはうまく事が運ばない。当たり前といえば当たり前なのだが・・・
サブプライム利用者は、600万人、その額は150兆円に上るという。
悪いのは、にわか投資家を煽った低金利という餌なのか。そうではなく、マイホー
ムという夢が、人の判断を誤らせた張本人ではないか。アメリカだからこそある
「住宅の所有は、子の独立を測る尺度」という幻想がその夢を加速させたと、僕に
は思われる。
安につながるのか?
住宅ローンの会社の資金繰りがうまくいかず、株を放出した。その様子を見た証券
の格付けの専門会社が、サブプライムローン債券の格付けの引き下げを発表した。
途端に、金融機関や個人投資家が、我も我もと株を売りに出した・・・
(株の値が下がんのん当たり前やん!)
ウィキペディアによると、1990年代にすでに無理な貸し付けが指摘されていた
という。つまり、焦げ付きは、想定内のことだった。なので、スタンフォード大学
教授ジョン・テーラー氏は、グリーンスパン氏を名指しで批判して、同氏の「超低
金利政策」の愚を、「学んだ教訓」だとしている。
しかし、反省すべきは、果たしてこの点だけに尽きるのだろうか。覚えておくべき
ことは二つある。まず、アメリカの失業率が低いこと。次に、住宅価格が下落した
わけではないことだ。
住宅の担保価値に下落がないなら、債権回収は不能でない。担保権を実行すればい
いはずなのだ。しかも世帯数が増加傾向にあり、住宅の需要はあると考えてよさそ
うだ。しかし、現実には売れない。何故かというに、被担保債権があっという間に
増大してしまうからだ。
サブプライムローンは、年率2~3割という。住宅の購入者は、住宅の価格上昇を
見込んでローンを組んでいた。価格上昇分で通常のローンに切り換える、という離
れ業をやれば高金利から逃げ出せるとの考えからだ。
しかし、そうはうまく事が運ばない。当たり前といえば当たり前なのだが・・・
サブプライム利用者は、600万人、その額は150兆円に上るという。
悪いのは、にわか投資家を煽った低金利という餌なのか。そうではなく、マイホー
ムという夢が、人の判断を誤らせた張本人ではないか。アメリカだからこそある
「住宅の所有は、子の独立を測る尺度」という幻想がその夢を加速させたと、僕に
は思われる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます