のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

週刊朝日 / 「東京電力に雇われた、補償業務のデータ入力作業員」

2013年04月26日 12時10分55秒 | Weblog
週刊朝日( 2013年5月3・10日号)の

「東電『賠償金算定』の驚愕の実態を潜入ルポ」

を転載したサイトがありました。

☆ 記事URL:http://dot.asahi.com/news/domestic/2013042400002.html

読んでみました。

驚愕の前に笑ってしまいました。

傑作ですよ。

マニュアルに沿って

作業をさせようとするに当たって、

2点、大きな問題があります。

1点目。

人材です。

フォルダーの意味も分からん

オバちゃんが

大勢いたそうです。

20人前後を1班として

1フロアに12班、

総勢二百数十人が縦約20メートル、

横約50メートルのだだっ広い部屋に配置
され、

それが数フロアにわかれているという大所帯と言います。

オバちゃん達が

悪いというわけではないのですよ。

ただ、PCの入力作業が

仕事の内容だというのに、

パソコンを操作してファイルを開く、

という作業を全員がのみ込むのに

30分はかかっただろうか
という報告を読んで

全員が

手当たり次第さんというのが

分かるじゃないですか。

女性を

受け入れることで

成長戦略の

一翼を担わせるつもりだったのですかね。

問題の2点目。

マニュアルの作り方が

杓子定規なのです。

作業をやり出そうとすると、

不都合噴出。

たとえば、

――賠償請求には「被災証明書」、もしくは「住民票」が必須とされたが、これらの書類と手書きの請求書の内容が違うことがある。家族構成が違う、旧漢字と常用漢字で違っている、生年月日などの記載ミス、未記入項目がある、旧姓になっている、そもそも住民票がなくて戸籍謄本だったり、運転免許証だったり、母子手帳だったり……――と、

ファーストフード店感覚の

限界が露出。

―― こうした想定外の事態が起きると、まずはその場で、派遣会社の社員が会議する。それで決まらなければ、東電社員と協議する。これが早くて数時間、長いと数日もかかり、その間、作業は中断される。しかも、午前の方針が午後には正反対に改正、まさに朝令暮改が日常茶飯事で、そのたびに派遣社員から失笑が漏れた――そうです。

(わはは)

教えたろか、

どうすれば問題解決するか。

溢れるように

並んでいるオバちゃんたちに

相談すればいいのですよ、

この解釈、常識に適うかなって。

PCの操作は不得手でも、

多分、常識は、

東電社員の100倍はあるでしょう。

何でも

「週刊朝日」の記者によると、

東電は

せっかくの人材なのに

適材適所で

生かし切ってないようです。

損害賠償の

書類に「福島県」や「双葉郡」が抜けている場合、

最後まで無効だったそうです。


理由は、

「(その町名が)他県にもあるかもしれないから」

ということだったらしいです。

その不条理を

東電社員に訴えようとすると、

フロア長の派遣会社社員から、

東電の人にはむやみに話しかけるな

と強い指導が入ったと言います。

派遣会社の社員は

植民地の役人で、われわれは奴隷――

という意識を

働いている者に植え込む

職場環境で

どれだけ女性が

成長戦略に沿った

戦力になりえるものやら。


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