のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

封印していたこと

2008年05月26日 11時17分22秒 | Weblog
こんなこと、不特定多数の人に話すことかな・・・

迷いつつ、書き継いで来た。書きて来れたのは、コメントを下さる方々の暖かい眼差

しのお陰だ。感謝している。

僕がブログを書き出した頃から、注意していることが三つある。

一つ、生活場面で感じたことをありのままに書く。

二つ、自慢話をしない。

三つ、他人のブログに書かれてある体験談につき、非難めいた悪口を書き込まない。

以上だ。


最近書き綴って来たことは、二つ目のルールに抵触するのでは? という疑問を抱え

込みながらでの、苦しい記述だった。

体験を記す上で、一番障害になったのは、この自己嫌悪感かな・・・。

しかし、それはしばらく棚に上げておこう。他の人の役に立つかもしれない情報は、

とりあえず書く。自己嫌悪感とは、後で一人で格闘しよう。


さて、昨日、介護論を書いたエネルギーの源として、元同僚のことを記した。それに

つき、嘘はない。しかし、もっと、本当の理由があったのではないか?

文章を書いた後、見えた景色があった! 僕は心のどこかでそれを封印していた。

今日はそのことを書こうかな。


A施設をやめた後、職員達の間の動乱があった。”動乱”という言葉、大袈裟なよう

だけど、その言い方が妥当するような対立があった。女性スタッフが片っ端から辞め

ていったのだ。僕と違って、正式採用されていた人たちまで、僕の干し上げにつき、

異議を述べてくれた。女性という女性、幹部クラスを除き、すべての職員を巻き込ん

でしまった。そしてその人たちが選んだ選択肢が辞職だったのだ。


正職員の人が辞めるか?・・・

施設に正式採用されようと思えば、何十人だかの倍率の面接試験をクリアーしなけれ

ばならない。B施設の人によると、何百人だそうだ。それだけの倍率を潜り抜けて、

就職に漕ぎ着けたのに、あまりにもったいない。それに女性の場合、再就職の際、蒙

る不利益は、男性の比ではないと思う。暴挙とは言わないが、女性達がそこまで正義

への思いを貫くとは夢にも思ってなかった。


自分がB施設をあっさり解雇になって、A施設で蛮勇を奮った女性達に申し開きが立た

ない、と思った。


彼女達はどうしているか・・・


その胸の苦しさが、(飢えて死んだっていいや)という思いに僕を追い詰めた本当の

理由かもしれない。

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28 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
決意 (トッペイ)
2008-05-26 15:14:28
 このところ、コメントすること自体難しい、重い内容が続いていました。経験談に対しては、経験の無いものがコメントすることは不可能に近いことですから。
 ただ、女性職員が施設から離職していったのは、忠太さんに共感して、自分の意思でのことなのでしょう。忠太さんのまいた種は、不完全な形でも育っているに違いないでしょう。
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自己嫌悪感 (obichan)
2008-05-26 16:52:18
ここで言いたいことは、トッペイさんがいってくれました。

なので、私の注目点はここです。
「自己嫌悪感とは、後で一人で格闘しよう。」
これができる忠太さんはやっぱり素敵な方ですね。
しかも「自己嫌悪=自慢話」とは・・常人ではない。
私の自己嫌悪は字の如く「嫌な悪いところ」との格闘だったのですけど。
でも悪いところを改善したことも自慢話になると思っています。
・・とすると私の場合すべて自慢話になってしまいますがどう思われますか?
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Unknown (忠太)
2008-05-26 21:46:05
☆トッペイさん
人が人を分かるって、難しいですね。でも、分かるときは、一瞬ですね。雷が落ちるように!

経験の世界を超えて、伝わるものがあれば嬉しいです。

☆obichanさん

僕は、常人ですよ。
誉めてくださって嬉しいですけれど・・・
「わぁ、くだらない!」というような話をして、これから笑われるであろう自分の運命が怖いです。

なお、自慢話の件ですが、「自分のこんなよい所と格闘した」というところまで行けば、嫌悪されるかもしれません。
頑固一徹!
自分の嫌いな所とは、とことん戦いましょう。

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その事ずっと引きずっていましたね (kayo)
2008-05-27 17:37:22
いや~ しんどかったと思いますよ
傍から見たら忠太さんは自慢話を謙虚な態度で語るヒーローに見えますが、あくまで忠太さん個人の身の上に起こったこの事は、たとえ忠太さんの態度や意見に同調しての離職だったとしても忠太さん自身は何ともやるせなかったでしょうね。
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kayoさんへ (忠太)
2008-05-27 21:09:18
正職員とそうでない人間って、交じり合うことなど、全くないと思ってました。
時代劇ではないですが、”お上”と”下々の者”ぐらい差があります。
ある日、突如とその壁が無くなるのです。それも自分のせいではないかと思えるような事情で・・・
子供の養育費に影響が出るのではないか、あるいは、いい意見をしても、聞く耳を持たない人に直面してストレスを溜め込んでいるのではないかとか等、かつての自分の立場で共感できる土壌がある分、辛いです。辞職した人のその後が見えないので、余計です。
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こんにちは。 (小鉄)
2008-05-28 23:31:20
忠太さん、こんにちは。お世話になっている小鉄です。この文章では、「非難めいた悪口を書きこまない」ことを大切になさっている、とのことですが、では、次の書き込みについてはどう思われるのですか?
____________________

色々あるブログ (忠太)
2008-05-27 23:30:17
偽善的なこと、知ってか知らずか、よく言うよな!と思うブログありますね。

そういう人は、他人の無知に付け込むようにして、自分を売り込みます。

売り込む材料は、その人にとっては何でもいいのです。
たまたま自分が高齢者であれば、高齢者が売り込む材料です。
その上、障害者でもあれば、百倍にでも大袈裟に言って、自分ひとりで十字架を背負って生きてるようなことを言い出す。
それだけならいいのですが、全人類の平和を求めている顔をしたがり、他人に従順を求める。

イヤシサを感じます・・・
情けなくなります・・・
悲しいです・・・

無視することですよ、トッペイさん。

_______________________

いかがですか?あなたはわたしのブログを読んだことはおそらくないでしょう。誰のブログにも「流れ」というものがあります。その人の主張していることは、たった一文を読んだだけで判断できるものではありません。どうして、このように、その文章を書いた人のコト、つまりわたしを、ここまで、口汚く、罵ることができるのですか?トッペイさんのブログで釈明をお願いしたのですが、どうも逃げてらっしゃるようなので、お邪魔させていただきました。
トッペイさんによると、忠太さんは私のような空理空論を述べる人間なんかと違い、現場で実践なさっておられるとのコト。そういう立派な型が、まさか、ご自分に都合の悪いコメントを削除したりはなさいませんよね?

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小鉄さんへ (忠太)
2008-05-29 01:08:21
初コメありがとうございます。かなりお怒りな様子なのは伝わってきました。しかし、申し訳ありませんが、小鉄さんのブログ、覗いたことありません。

文脈からすると、トッペイさんが”論者”と呼んでいらっしゃるのは、あなたなんでしょうね。

彼は、誰の体験にも非難めいた悪口は書き込んでません。小鉄さんの悪口を書き込んでいらっしゃるように見えますか。今までも、悪口めいた書き込みはなさっていません。この点は、失礼ですが、ご理解なさっていますか?

そのような彼の控えめな態度に共感し、僕なりに意見を言わせて頂きました。

彼は、あなたと仲間でいたがっているようです。それでいいと思います。別に反対する気はないです。

あなたの方でも仲間でいたいなら、僕を無視して、一致点を見出されたら如何でしょう。

彼は、一致点を見出し難いと、嘆いておられただけのような気が致しますよ。

しかし、嘆くのは、体に悪いです。友達関係にある僕までも気分が悪い。だから、ご意見したまでです。

ちなみに、僕が悪口を言わないと決めているのは、体験に関することです。

トッペイさんは誰の体験についても触れていませんよ。彼が触れていない以上、僕に触れようがありますか。

もう一度、彼の文章をお読みになって、その点をご確認ください。僕への苦情はそれからにしてください。
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小鉄です。 (なぜ話しをすり替えて逃げるのですか?)
2008-05-29 01:21:48
忠太さんへ。たびたび失礼します。
話しをそらさないでいただきたい。今、ここでトッペイさんのことをお話しするつもりはありません。あなたが、なぜ、わたしのブログを読んだこともないのに、「偽善的」「人に売り込もうとする」「いやしい」「ひとりで十字架を背負っているようなことを言う」「自分の障害を百倍にもして・・・」「全人類の平和を求めているような顔をする」・・・などと言うのか、それを教えてくださいと言っているのです。トッペイさんが嘆いているのを助けるために、わたしをおとしめたということですか?わたしのブログはすべてわたしの経験です。繰り返しになりますが、ブログ全体を読んでいただければ、わたしが「全人類の平和を望んでいるような顔」などしたコトがないのは、わかっていただけるハズです。

トッペイさんのせいにするのではなく、ご自分の吐いた言葉に責任を持ってくださいと言っているのです。あなたの言っている、この罵詈雑言が妥当な表現なのかどうか、それを問うているのです。話しをすり替えるのは、それこそ「卑怯」と言われかねませんよ。
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罵詈雑言、何の話だ? (忠太)
2008-05-29 01:50:04
前のコメントでも聞いたけど、”論者”って、誰です?
あなたのことなの?

怒りをただぶつける投稿はやめてください。それでもしたいというなら、やればいい。黙って掲載はしてあげます。
しかし、どんなに議論を重ねたところで、悪いけど、僕は正直なことしか言わんです。それが気に入らんのですかね。
なお、親の介護もあるし、趣旨の不明確な議論に付き合う気はないです。
僕がトッペイさんに言ったのは、色んな人間がいるということであって、あなたがそれに該当するかしないかなんて、どうでもいいことなんですよ。ごめんね、相手になれなくて。
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小鉄 (相手は必ずいます。だから問うているのです。)
2008-05-29 02:01:44
”論者”が誰かわからなくても、その論者が必ず存在するってことくらい、あなたにも想像できるでしょ?その”論者”がだれか、どういう思想をもって、どんなコト言っているのかもしらずに、なぜ、「偽善的」「人に売り込もうとする」「いやしい」「ひとりで十字架を背負っているようなことを言う」「自分の障害を百倍にもして・・・」「全人類の平和を求めているような顔をする」というようなことをいうのですか?わたしがたまたまトッペイさんのブログを目にしたからわかったことです。そうです、今、その”論者”があなたの吐く感情的で汚い罵詈雑言が妥当なのかどうか、尋ねているのですよ。”論者”は必ず存在することくらい、わかるでしょ?それを”論者”が目にしたらどう思うかはわかるでしょ?それなのに、なぜこういう言葉で”論者”をおとしめるのですか?
また、”論者”ってあなたのことなの?とわざとらしく聞いておられますが、それを「わたしです」と言ってみたところで、顔が見えるワケでもなし、お互いにあったコトも無い相手です。そういう条件でのネットでの言葉が凶器になることを自覚しておられないのでしたら、あなたにはネットで物言う資格はありません。

あなたの吐いた、”論者”への罵詈雑言が妥当なのか、お答えください。自分に都合が悪くなったからといって、はぐらかして逃げるのはやめてください。
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