のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

大阪府立青少年会館閉鎖 その後 (1)

2010年05月04日 22時24分02秒 | Weblog
昨年の4月18日、「 A-yan!! 関西をアートで盛り上げるNPO」の代表、

田中やんぶと名乗る人物から電話がありました。

用件は、青少年会館が閉鎖になるので、

活動拠点を提供してくれないか、ということでした。

最近、若者たちに元気が無くなっていることに

心を痛めておりましたので、

同月20日、二つ返事で支援を了解しました。

そうしますと、えらく泣かれました。

号泣に近かったです。

しかし、後味の悪い、薄っぺらな涙です。

どうしてそう感じたのでしょう。

確かだったのは、

確認事項が中途半端になったということでした。


家屋のカギは、その場で渡してあげました。

(甘ちゃんですね~)

次回会ったのは、27日でした。

初回の20日には、

「仲間として僕を受け入れられるか。

もし『一緒にやる』という条件が飲み込めるなら、

建物は無償で使わせてやる。

ただし、僕が将来やろうとする事業と

すり合わせが利かないことをされては困る。

だから、A-yanに雇われる形で、事務局なり何なり

組織の監査役に就かせてもらう」という申し入れをしていました。

27日には、この『一緒にやる』の中身につき、

もう少し、詳しく説明させてもらいました。


「君は、A-yanの代表者。

僕は、この事業所の主や。

『一緒に』とは、

ウィン・ウィンの関係、

互いに相手を

対等の契約当事者として尊重する、

そういう意味やで」と。


なぜ、こんな当たり前のことを言い添えたかというと、

この話以前に、彼の方からはA-yanの顧問になって欲しい、

という依頼があったからです。

顧問と言えば、組織の外に立つ人です。

「仲間として受けいる」という条件を満たさない恐れがありました。

それでまあ、上のような補足説明をしたわけです。


契約書は、6月17日に交わしました。

名目は、「コンサルタント業務委託」です。

それから郵便物の受け取る便宜を認めて欲しいというので、

改めて無償の「賃貸借」契約を7月27日、向こう一年間の

期間という約束で結んでやりました。

無償である限り、「賃貸借」ではあり得ないのですが、

彼らの欲する形にしてあげたわけです。


さて、月日の経過とともに、

色々と分からなかったことが見えてきました。

まず、目についたのが代表権の不存在です。

実は、このA-yanというグループ、

NPO団体として国に認定されていません。

ということは、法人格がありません。

法人格がなければ、代表関係が成り立たないのです。

次に、彼らが取り組んでいる業務の大半は、

自治体からの委託によるものらしいことが判明しました。

つまり、「民間」からの業務委託には当初から無理があったのです。

それを彼らは、秘していました。

第三には、“業務委託”という元々の関係を無視して、

誰に対しても、

自分らを事業主と僭称する言動、振舞いをし出しました。

そこまで悪どいことはせんだろうと思われる方は、

大阪市ボランティア情報センターが発行している「COMVO」という雑誌の

5月号をご覧ください。

そこに「アートで人を、街を元気にする」と題して

「アベノ☆ヒミツキチ」の事業主がA-yanであるかのような誤解を招く

特集記事が載っています。

事業主に無断でこのような雑誌のインタビューに応じるのは、

明らかな越権行為です。

これを僭称と呼ばず、何と呼ぶのでしょう。


ホームページから代表の二文字を削除せよ等、

僕からの再三の要請にかかわらず

事態は全く改善されませんでした。

しかも会計報告によると、

収益が帳簿上、月額1万円にも満たず、

到底、事業として成り立っているとは言えないものでした

(やんぶ君は、初めて会った4月20日、

「自分たちと手を組めば、最初の月は、8万円ぐらい。

その内に2倍、3倍とあっという間になりますよ」と言ってました。

当てにはしてなかったですが、

彼らの詐欺性を考える一つの資料にはなるでしょう)。

昨年の10月10日、ついに

「これでは、来年の契約更新はあり得ない」旨の連絡を入れました。

(つづく)


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