幼い頃、見た映画に「地獄」というのがあった。
プロローグのように、家族決裂のシーンがあった。この後、主役(?)の男性が
死ぬ。
カメラの絞りのような穴を潜り抜けると、閻魔樣が待っている!
閻魔樣は、まず生前中にしたことを、この男性に報告させる。
「ぺらぺら、へっ、へっ、・・・こんなに我が家は平和!」
この後、恐ろしい答え合わせがある。
鏡に映されるプロローグの映像!
(あった、あっ . . . 本文を読む
サマセットモームによると、当たり前のことを口にすることだという。
そうかもしれない・・・
それで、その線でジョークを考えてみたい。
今、正月を迎え、新春だ!
当たり前のことを言ってやろうじゃないか。
「めでたくないぞ~」
どうや、ちょっと面白いやろ
この調子やね、もっとないかな。
「春やのに、めでたくないのはなんでやというと、夏が来て秋が来て・・・また春
が来るからや・・・ん?」 . . . 本文を読む
親父が死んでいるのを発見したとき、すでに死後五日が経過していた。
まずしたのは、警察へのtelだった。
「何故、病院に連絡しなかった?」
警察官にしつこく質問された・・・
まぁ、殺害したのではないようだと納得してくれはした。しかし、その後、
刑事に言われた一言に胸が痛んだ。
「もうちょっとで、二親をいっぺんに亡くすとこやったよ」
申し訳なさで現在に至っている。
しかし、我慢の介護に . . . 本文を読む
介護の命は、ジョークだ。
しかし、そのジョークをどう作る?
僕なりに予行演習をしたい。しかし、アドリブでないとジョークとして生きないみ
たいだ。
親の介護を始めてから、介護以外に何か出来るか
思案して、落ち込んだことがある。
気づいたことがひとつある。
僕が嬉しそうにしてると、お袋の顔も自然に楽しそうな顔になるということ!
そこから思う。介護の目的は、被介護者に笑顔を取り戻してあげ . . . 本文を読む
介護で辛いのは、言葉が通じにくいこと。
親子の場合、以心伝心でなければならんと、親子で思っている・・・
それが悲劇のもとと思う。
怒る前に、小首を傾げてみよう。
この戦略、犬風だ。でも、成功率は、高い。
介護の命は、ジョークだ。相手を笑わせたら勝ちなんだ。 . . . 本文を読む
「トイレ!」
PCいじくりだすと、お袋がよくそう叫ぶ。
あわてて、立ち上がりトイレ介助の態勢に入る。
しかし、車椅子を押していざ出陣という段になると、
「どこ、行くねん?」と尋ねられる。
「トイレ行きたいゆうたやん」
「・・・」
「止めとこか」
「トイレ、行ってもええな」
(返答のしようがないわ)
一日に何度もこんな会話が繰り返される。
. . . 本文を読む
今朝、弟が帰った。
2日の夜、来たから2泊3日した。
最初の夜、
「嫁さんと離婚の話をした・・・」
なんて言い出していた。
「浮気か何かあったんか?」
「いいや」
(まさか僕が原因?)
仲直りしたと言うから、それ以上の突っ込みは避けた。
でも、解決したという割には冴えない表情だった。
「家を出たんで、お袋、自分が裏切られたと思ってるんかな~」
冴えない表情の意味が分かった気が . . . 本文を読む
高校で美術の先生をしていた人だった。
タバコを一日に100本は吸うヘビースモーカーだ。その人がある日、ぷっつりと
禁煙を始めた・・・
僕は、一日60本程度だから、まだまだやな~と思っていた矢先だった。
なぜかその人、僕を意識している
どういうわけだか、尊敬さえいるようなんだ!
年齢は僕より一回り上だ
いかつい顔している人だ。
でも、なぜか僕を相手に「こいつには勝てん」と思っている風 . . . 本文を読む
短い気と書いて、短気と読む。
気だけでは怖くない。それが手となり出るから怖いのだ。
感情をコントロールするひとつの方法として、カズ数えがある。
ただ、これにもコツがあって、1,2,3と数えたほうがよい。
カウントダウンでやると、2,1,0で発射!
気がついたときは、マジンガーZになっている可能性がある・・・
冗談はさておき、感情をコントロールする方法の最もいい形は、
習慣を変えるこ . . . 本文を読む
今正月、鯛には箸をつけないで
ずっと見ているという習慣があるのを知りました。
お袋が不公平やと言い出しまして、
せっかくの鯛のみをあらかじめ、ほぐしておきました。
例年なら真っ先に、箸で身を穿り返してしまう人が
全く手をつけませんでした・・・
面白い!
にらみ鯛、いつまでにらんでるの?
という問いには複数解があります。
一日待ち、2日待ち、3日待ち以外に0日待ちというのもあるらし . . . 本文を読む
「ヘルパーさん、来るんか?」
「来んよ」
せっせと調理に取り掛かる・・・
(男の手料理、嫌がるかな)
手ぇ切りそうやナ
心配しながら作ったお雑煮、お袋が完食してくれた!
お酒の代わりは、酒の粕。
一口、口に含んだお袋が
「苦ぁ~」
結構、これで正月気分が出た。
. . . 本文を読む