ふらふら日記

物足りない日常にふらふら、怪しい読書にふらふら、激しい映画にふらふら、美味いメシにふらふら、そんな感じの自己満足日記。

読書覚書2022 #20

2022年09月11日 10時44分06秒 | 読書ふらふら

「本陣殺人事件」
著者 横溝正史
ふらふら度★★★★☆
20220725月→20220815月

読書歴30年、1000冊目の読破である。ついに、長年の目標だった生涯読破1000冊を達成。長かったねェ。単純計算で年33冊、月2~3冊ペースだから、まァ、こんなもんか。我が読書歴の1冊目は、高校1年の時、学校帰りに駅前の古本屋で買った、春陽堂書店春陽文庫の「横溝正史全集1 本陣人事件」だった。で、記念すべき1000冊目は、角川書店角川文庫の「本陣殺人事件」だ。

厳密に言えば、高校以前、小学校や中学校の頃にも本を読んだことはある。しかし、学校の図書室や市の図書館で借りた児童向けで、読書と呼べるほどのものではなかった。自分の金で買った「横溝正史全集1 本陣人事件」を読み終えて、初めて本当の読書をしたと思えたのだ。記念すべき最初の一冊なので、30年たった今でも大切に保管している。我ながら物持ちの良い男だ。

春陽文庫版が昭和50年の出版で、角川文庫版が平成元年の出版。どちらも古いッ! 俺の古本好きも年季が入っているぜ。30年ぶりに同じ小説を読んだので、何とも言えない感慨があったが、正直なところ、半分以上の内容を忘れていた。つーか、現在の俺(読解力レベル30)が読んでも難しい小説なので、高校1年の俺(読解力レベル1)には、かなり難しかっただろうなァ。

昔は、解らない言葉をネットで検索なんて出来なかったから、分厚い辞書を横に置いて、何度も調べながら読んだ。それでも解らない言葉や読めない漢字は飛ばして、なんとか物語に喰らいついたのだ。あの頃は、本を読むごとに賢くなれると信じていた。1000冊の経験値は、俺の血肉になっているのだろうか? あと何年ぐらい生きて、あと何冊ぐらい本を読めるのか…。


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