「スケルトン・クルーⅠ 骸骨乗務員」
著者 スティーヴン・キング
訳者 矢野浩三郎・他
ふらふら度★★★☆☆
20240705金→20240824土
「スケルトン・クルー3 ミルクマン」
著者 スティーヴン・キング
訳者 矢野浩三郎・他
ふらふら度★★★☆☆
20240824土→20241002水
読書歴30余年、1027~1028冊目の読破である。キングの短編集を2冊続けて読破。アメリカでは、「Skeleton Crew」という1冊の短編集として発表されたものらしいが、日本では、3巻に分冊して刊行されている。今回、読破したのは、そのうちの1巻目と3巻目。2巻目の「スケルトン・クルーⅡ 神々のワード・プロセッサ」は、2008年に読破済み。内容は、ほぼ覚えていないが…。
「スケルトン・クルーⅠ 骸骨乗務員」には、7編が収録。しかし、最後に収録された「霧」という中編(いや、長編かな…)が全体の6割を占めているので、他の6編の印象が薄くてオマケみたいだった。「霧」は、映画化された「ミスト」の原作らしい。結末が曖昧で消化不良だったけど、映画化されただけあった面白かった。「ミスト」も観たいなァ。
「スケルトン・クルー3 ミルクマン」には、10編とキング自身の解説「原作者のノート」が収録。ちなみに、3巻目のタイトルが「Ⅲ」ではなく「3」なのは、古本で購入した文庫の版が違うから。「霧」もそうだけど、「ダーク・タワー」の世界に繋がっている感じの作品が特に面白い。漂流して自らの肉体を喰らう、「生きのびるやつ」も強烈だった。
キングは、冗長なストーリーテリングが特徴なので、やたら分厚い長編が多いが、短編も悪くない。正直、17編のうち、半分ぐらい意味が解らなかったけど…。さて、今年のキングは、これで読み納め。来年は、ようやく古本で買い揃えた「ザ・スタント」5巻組に挑戦するつもりだ。短編集2冊の読破に3ヶ月もかかったので、5巻組の読破は、半年ぐらいかかるかも…。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます