納車されました。
というわけで、サンバーが190Eの後を受けた我が愛車となります。思えば嘗て「ねずみ」さんが愛車とし、バイクに詳しい先輩が現愛車とし、「デスク」が愛した六連星。箱バンという選択肢の中からこれに行き着くとはあなおかしや。
ベンツから軽自動車となったわけですが、軽に強い関心を持ったのは1年程前に当掲示板で「TAXMAN」さんから情報を頂いたのが切っ掛けでした。曰く10年・10万km越えても今の軽はよく走る。今まで車の中古というのを買ったことが無かった私は、ユーズドカーを楽しむには相応の知識やスキルがないと無理だと思ってました。中古車こそ敷居が高かったんです。
その感覚が柔軟性を帯びたのは中古バイク弄りを通して。そして実際に190Eを所有して。バイクのコンディションは、結局自分で隅々まで見るしかないわけですが、要所をおさえて整備してあげれば大丈夫ってのは車も一緒ですもんね。それで凄く気楽な感じ、バイクを求めるくらいの感覚で中古軽自動車のチラシなんかを見て楽しんでました。
でも楽しんで所有しているベンツの代わりに成り得る車両って何？ って大儀を求めちゃうのが私の性格ですよｗ 正直、走りやハンドリングで満たされる車は無いと思う。となれば今や日常のパートナーとして無くてはならない存在になってる自転車を積めたらどうよ？ って考えるのは極自然な流れでして。
ソノマは輪行するつもりもさらさら無いからドロヨケも分割式にしてません。ですが、ここまで自転車にどっぷりな生活となった今、その楽しみを広げる術がもしあったら堪能しちゃうんじゃない？ それ以前にバイクや大きな荷物を運べるというだけで大儀は充分。そもそもリベロに乗ってた時も「チョイノリが積めたら・・・」とは考えていたんです。そのまんまじゃ高さが足りなくて、骨折ってまでどうにかする気は起きず、それだったらそのままベンツライフを楽しもうと入れ替えたわけです。
そんなわけで当初から、軽のワゴンが欲しかったんですよ。ただ不景気で軽自動車自体が人気、更に軽ワゴンはミニバンブームの後を受けた事もあってか中古だって尚更高い。
そこで注目の的は軽トラへ。友人のそれで散々バイクを運ぶ嬉しさは感じたし、春から骨董市に参加していたので利便性にも憧れました。気になるのは「二人しか乗れない」事と「雨降り」のウイークポイント。でも先ず乗らない車からの移行だよね？ 在っても乗らない、在ることで気を揉む存在になってるから手放そうって思うところから始まった検討だよね？ だったら軽トラックでもいいじゃない。いや軽トラこそ打ってつけじゃない。ソノマ載るよ、チョイノリもアドレスも載るよ。んで、探しました。元々新車は安くてほぼ乗り潰される車両だから、程度の良い中古は球数が少なく、有ってもお値段高め。
でも、めぼしい車両が見つかって買う寸前でした。夏からの数ヶ月、日本固有の車種である軽トラックの歴史や特性 様々な知識を貪っていくうちに、軽トラの魅力にあてられました。そもそも子供の頃から車が好きで、その中には働く車である軽トラックも在った筈です。なのに自分は乗らないからと、自ら疎遠にしてしまって 持ってた知識もいつしか彼方へ追いやってしまった。その忘れていた知識を呼び覚まされると共に、自分が軽トラオーナーになったらどんな軽トラ・ライフをおくるのか？ どう活用するのかを考えちゃうんですよねぇ♪ あおりや鳥居のプロテクター・荷台シートやRVボックスで武装して使う。そのうち幌付けて・・・無くした知識を取り戻し、空白期間の情報を穴埋めしたり 楽しい作業でした。街をバイクで、車で、自転車で走っていると目につくのは軽トラのことばかり。っていうか、千葉のこの辺ってめちゃくちゃ軽トラパラダイスじゃないですか！
そして見つけたあの軽トラ「いつ契約しようかなぁ」と思ってる時です。朝ポタでショップの店頭に佇む それまで無かった１台の軽ワゴンが目に留まったのは。その1時間後、お店の開店を待って見に行ったら「コレ下さい」してました。縁があったんだと思います。もう軽トラライフを夢に描いていましたから悩む気持ちが無かったわけではないんですが、4人乗れる・着けるつもりだった幌の心配がいらない、なにより家族のウケは断然良い。っていうかあのサンバーだよ！？ 私が所有したらソノマ積むわチョイノリ積むわが容易く想像できる。
というわけでサンバーなのです。散々最もらしい理由を書き並べましたが、平たく言って縁があったんですね。うお～楽しむぜっ！
