今日の東京新聞23面には沖縄の連帯が記事になっている。沖縄の反戦・基地撤去闘争のシンボル的存在だった阿波根昌鴻(あはごんしょうこう)さん(2002年に101歳で死去)は、かつて沖縄本島でカンパを募る「乞食(こじき)行進」をした。「乞食をするのは恥ずかしい。しかし我々に乞食をさせる米軍はもっと恥ずかしい」とむしろ旗を掲げ、7カ月間かけて多くの島民が本島を歩いたという。土地を守る島民の闘いは島ぐるみ闘争へと広がり、沖縄の住民運動の起点になった。阿波根氏の志を受け継ぐ謝花さんは、氏の作った戦争資料館ヌチドゥタカラの家を守り続けている。ヌチドゥタカラとは、沖縄の言葉で「命こそ宝」の意味。脱原発と反戦。命こそ守らなければならないもの。一番大切なものだ。時にめげそうになる時、謝花さんをはじめとする沖縄の皆さんが粘り強く闘う姿に励まされる。
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