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ピッチとふうとみけ+Choco.

ノラ猫を世話する人たち

 この子は避妊済み。

団地の内外にはノラ猫がいて、猫たちを世話する人たちもいます。世話といっても「えさをやる。」だけのことが多く、苦情もそこに集中しています。ノラ猫の世話をする人たちは「おなかをすかせるとかわいそう。」というところから始めるのでしょうが、残念ながら「おなかがいっぱい」になるとやることは「種の保存」であるから、年に3回くらい子猫が生まれるので、それが増えていく。ただ、事故でなくなることも多いので、爆発的に増加とはならないのでどうもそのことが世話をする人の「エクスキューズ」になっていて、「困るほどは増えていないから迷惑をかけていない。」という論理になるようなのです。

わたしは、何度かノラ猫の世話をしている人と話をしています。できればグループを作って「えさの放置をやめること。」「ふんを始末すること。」「避妊去勢をすること。」少なくともこれだけ実行してグループでやっていることを近隣の住民に知らせるだけでもずいぶんと見方はちがうといい続けています。ところがそういう人たちは一筋縄ではいかないのです。ある人は「避妊、去勢をしている。」というのですが、その対象となる猫は「ここからここまでにいる猫だけ」と。「あちらの猫は○○さんが世話をしていて、その人は避妊去勢はかわいそうというのよね。」とも。「みんながまとまらなければいつまでも苦情は減らないよ。」というと、「○○さんは、変わっているからねぇ。」と言われて話が終わってしまうのです。

ノラ猫を地域猫にするためには世話をしている人の意識が頼りです。たぶんえさはいくらでも安いものが手に入るし、ノラ猫はぜいたくを言わないのでなんでも食べるでしょう。でも捕まえて、避妊去勢をするとなると大変な労力とお金がかかります。かわいそうな猫たちにご飯をあげている自分は「優しく、慈悲深い人」ですが、それ以上ノラ猫にお金をかける気はさらさらないから「避妊去勢」と「増える子猫」に目をつぶってしまうのでしょう。

このような人たちにどのように話していったらいいのでしょうか?いつもどうどうめぐりなのです。「ノラ猫カンパ金(避妊去勢費用補助)」の使い道も実は近隣の一部の猫たちにしか使われていないというちょっと困った事実もわかってきて、それについても悩みの種になっています。

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