どんな最新の育児書であっても、歴史ある育児書であっても、今ここにいるわが子のことを書いてくれているわけではない。おっぱいの飲み方ひとつとってもしかり。しかも母親になった人全てが赤ちゃんのおなかを満たすだけのおっぱいが出るとは限らないのだから。育児書でなくて、自分の母親（大体は古いから聞きたくもない）でもなくてしかも保健婦さんなんて聞いたら最後、たいがい発育不全とレッテルがはられてしまうのだからとても相談なんかできない。そんなとき頼りになるのが近所のちょっと上の子供のいるお母さんの友達だったりする。そういう人たちが、「うちも小さいときはそうだったわ。」なんて言ってくれたりするだけでいままで肩肘張っていたのがふぅっと力が抜けたりする。そのためにはいいお母さん友だちを作ることだ。そういう人のほうが、わが子とそこのうちの子とは違うのに、ヒントになることをたくさん言ってくれるものだと思う。ただし、いい加減に子育てしている人の育児を真似したら子どもはろくな人間にならないからよく人となりを見て判断して。
子育ては机上の勉強や、統計では解決しない。今目の前にいるわが子は個性のかたまりなんだもの。しかも、同じ親から生まれたって兄弟姉妹見比べても、似かよったところはもちろんあるけれど、「同じ親からうまれたのにねぇ。」って言うことのほうがたくさんあるものだ。そのくせ、子育てというものは子どもが違って個性も違うのにもかかわらず、二人目からは格段に楽になるものだから不思議。子どもは子どもなりに体験を重ねていろいろなことができるようになるのだけれど、親は親で一人目で失敗したことなんかを糧にしながら知らず知らず次のときに応用していたりする。だから、長男、長女より、2人目、3人目のほうがおおらかな子が多かったりするのだと思う。（ＭＹＫごめん。）
なぁんて、えらそうなことを言ったところで、我が家の場合は、上の娘は20歳、下の娘は高３。大きな病気もけがもせず育ったし、どうなるかわからないけれども、とりあえず、自分のやりたいことはシッカリ持っている。後は、自分で切り開いていくでしょう。まぁまぁうまくいったほうかな。（一種親ばか
、いい子に育ってくれて・・・。）そして、8月からChoco.の子育てが始まって、現在試行錯誤の真っ只中。たぶん、長女の時と同じ気持ち。今わたしの育児の師匠は4名。それぞれ個性あふれる方々。近所の口うるさいおばさんたち（おっと、おじさんもいた。）と同類って言う人もいるが（言ってるの誰？ってつっこまれそうだけど）、どうせ本で調べたってミニピンとビーグルＭＩＸの犬がどんな性格かなんて載っていないし、Choco.がどちらの血を強く持っているかも私には判断できない。そうなってくると、頼るのは生き字引の方々。（楽な方を選んでしまうセコイ私）それぞれのポリシーも違うし、飼っている犬種も年令も違う。犬はほめて育てろというくせに、私には結構きついこともおっしゃる。自分が良かれと思ってやったことを頭ごなしに「ＮＯ！」と言い放つ。実は私だって「なんでこんなこといわれなきゃならないの、年下に！！」なんて思わないわけではない。でもそのことで私がへこんでしまったり、師匠に聞くことをやめてしまったら、Choco.は大人になっても問題行動が残ってしまうのは明らかだからどちらを取るかといえば、自分のプライド（なにそれ？）は捨てて泣いても（ほんと泣いちゃいたいことだってある）くらいついていくより他ないと思っている。トレーニングが必要なのは犬じゃなくて、飼い主だってことを間違えちゃいけないんですもの。
犬猫屋敷の管理人さんも言っているとおり、犬のトレーニングは、もちろん犬の安全のためというのが第一であることは当然だけれど、飼い主である自分が将来楽するため。っていうところに一番心惹かれているのはまちがいない。だって今の数年がまんすれば、あとの10年以上楽できるのよ。こんなおいしいことやらずにいられると思う？
と、思いつつ、今日も師匠にこっそり 悪態 つきながら、Choco.育てにはげむのでしたぁ。
Choco.育児については何度もおんなじことを日記に書いているって気がついている人もいるかもしれないけど、振り返りってとっても大事だと思う。前に気がつかなかったことがわかるってこともあるし、もう一回初心に戻ってやりなおしたほうがいいこともあるしね。そういうことをわかってくださいね。
覚えてますかぁ？７７７７番は近いですよぉ。
