ぽち♀ちゃんも登壇して私たちを見守ってくれています♪
平日の座学にもかかわらず遠くからの方あり、
会社を休んできた方あり、チャリでの参加もあり
また、今特に悩みや問題をかかえていなくても参加する方あり、
毎回新しい発見があるのが醍醐味の座学です。
CDSの皆さんの熱心さはそれがよくわかっているからですよね。
わたしは時間がかかっても乗り換えなしで楽しようの参加でしたが、なにか?
今回の参加者の半分は大型犬の飼い主、半分は中小型犬の飼い主。
何年も学び続けている方、ついこの間から散トレに参加し始めた方。
そして、もちろん≪T≫の方も数名。しかも毎回なぜか増える≪T≫人口。
今回は当初定例座学@横浜の予定で、ママさんに希望を出したのですが、
たまたま会場がまる1日空いていることを伝えたら、
急きょ +α がついたお得?な座学になりました(*^-^)
この日のママさんの講義から
「古典的条件付け」とおやつのカテゴリーについて私なりの感想など・・・
チャーリーママさんといえば、「古典的条件付け」「対提示」
これが簡単そうに見えて、間違えやすい。
なぜ、間違えるかというと、「古典的条件付け」なのに、
飼い主の思考が「オペラント条件付け」だったりするから。
それが、「おやつ」と「ほめる」だったりする。
「おやつをあげる」けど、「良い行動をした」からじゃない。
それが、チャーリーママさんが提唱する「名前を呼んでおやつ」
いつも例に出す、
「名前を呼ばれて」→「犬が来た」→「おやつ」
「行動」をまずはとっぱらわなければなにも始まらないと言っていいくらいだと思います。
「いつおやつをあげるか」という考えも同じだと思います。
この子の「存在がうれしい、かわいい」と思う気持ちを「おやつ」にのせて
飼い主と犬にわかりやすく表しているだけなんじゃないかな。
わんこさんからみれば、「名前」が「うれしい気持ち、おいしいおやつ」だったりなわけ。
「ご褒美・報酬」じゃないから「あげたいな♪」と思うときにあげればいいじゃない?って
考えてもまちがっていないんじゃないでしょうか。
今回の+α部分もそこなんですよね。
ちょっと思ったことなんだけど、犬がアイコンタクトをとってきて
「おりこうさんにしているよ、おやつくれるのいまじゃない?」って言っているにちがいない。
で、そのときにおやつをあげたら犬の要求に負けていつもおやつをもらいたいがために
アイコンタクトをするんじゃないか?…って。
だからこういう時におやつをあげたらだめなんですよね。…よく言われることだけど、
そのとき犬がワンワンってほえたら、「おやつくれ!」って要求しているとかね。
もともと、トレーニングでは「アイコンタクトを取るように教える」わけだから。
ママさんのトレーニングで「前に立ったらおすわりした」「見上げた」などなど
たとえ見た目同じ行動であっても、全く別物であることに気づきますよね?
最近の私は犬は本当にそう思ってアイコンタクトしているんだろうか?まずはここ。
あるかもしれないけど、これって飼い主側がそうだと思うか、ちがうと思うかだけのことじゃない?
気分で違うように思うかもしれないし。
Choco.も時にはなんか、私の顔を見ながら歩いていることがある。
以前のわたしだったら、「アイコンタクト」→「ご褒美(おやつ)」の方式にのっとって、
見られたら「はいはい、ごほうび」だった。
今は本犬が「今おやつよ~」って思っていたとしてもわたしが「かわいいなぁ♪」って
思っただけだったらちょっと目をあわせてそのまま歩く、それもあり。
Choco.だってもし「期待したおやつ」が出てこなかったとしても視線をちょっと合わせたことが
おやつの代わりになってるよねって思えるもの。
だって、おやつをもらわなかったから、「おやつをくれるまで動かないわよ!」なんてことはなく
そのままの歩調で歩き続けるものね。
わたしは、「おやつほしさにアイコンタクトしている」「おやつをあげる、あげない」と考えることって
飼い主が「オペラント条件付け」の思考を持っているんじゃないかな?と思います。
わたしが陽性強化のトレーニングをやっているとき、よいこと、よいときに褒めろと
いわれたけれど、それと同じに思えます。
ただトレーナーが「ほら、今ほめなきゃ!」の「今」がまったく切り取れない。
だからほめられない、ほめるところがない。
しかも結果を見届けたら…なぁんて思っちゃうから
犬は途中までは正解だったのに、最終的にできなかったになってしまうばかりか
自分は「NO」ばかり言う羽目になる。
また、褒めなきゃ、いいところを見つけなきゃと思って
「吠えて一瞬だまった」「さぁ、おやつだ!」ってなる。
でもおやつをごっくんしたとたんに吠える。
それが連続すると何に対してのおやつ(ご褒美)かわけがわからなくなる。
いつのまにか、「吠える」強化をしていたりする。
自分の思った「正解」の瞬間が遅れているのが直せない。
つまり、ちまたのトレーニングは行動に対して報酬を与えることで強化するわけなので、
「今」という「瞬間」がとても重要なポイントになる。
だからトレーナーならできるけど、飼い主はなかなかできないものです。
それは、ご褒美に限らず「罰」の場面でも同じことが言えるわけで
飼い主がやる「痛いリードショック」が犬にとっては「意味不明~」
「痛い」「怖い」体験だけが残って蓄積されていく。
結果的に「痛い」「怖い」から逃れるために反射的に「咬み」が出る。
それを利用するトレーニングまであると知ったら誰しもがおそろしいと思うはずです。
チャーリーママさんのトレーニングでは
おやつはご褒美ではない。愛犬と飼い主のコミュニケーションツールのひとつにすぎない。
ひとつなわけだからいろんなことがあるわけで、
「おやつ」や「いい子ね♪」があるかわりに
「おやつなし」や「反応しない」ことも
選択肢のひとつとしてあるんですから。
おやつってやっぱり奥が深いですよねぇ~。
また、今回の座学で改めて「犬のきもち」を理解しようとおもったこと
それが、「カーミングシグナル」を学ぶことです。
犬はもともと友好的な動物で、「カーミングシグナル」とは
○自分を落ち着かせる
○相手を落ち着かせる
○敵意はないと知らせる
ものなのだから、それを人が勝手に解釈して摘み取ってはいけない。
たとえば、
*犬が落ち着こうと地面のにおいを嗅いでいるのに、
拾い食いするんじゃないかと思ってやめさせる…
*犬が友好的に相手の犬に近づこうと弧を描いて行こうとしているのに
不安になってリードを引いて離そうとする…
*相手の犬が目をあわさないようにしているのに、
あいさつに行きなさい…と自分の犬を近づけようとする…
とか。
犬同士のシグナルだけど、人間社会にいる犬なわけだから。
成長の過程の中でシグナルを出すのが未熟な犬が多いと言われています。
せっかく犬が出しているシグナルを摘み取ってしまうのも
手助けして育ててあげることができるのも飼い主である。
だから飼い主はカーミングシグナルを学ばなければならないわけです。
それには観察!!
「叱らず」「罰せず」
…でも、犬が、人がしてほしくないことをしないですむように
飼い主が働きかけるわけですから。
古典的条件付けで犬が「リラックスする」を理解できると
犬は次に「犬らしい本来の心を取り戻す」ことができる。
それを手助けするトレーニングがチャーリーママさんの考え方であり方法。
「犬に考えさせる」とトレーニングではよく言われることだけど、
からっぽの引き出しからは何も出てこないし
「犬が持っている引き出し」にいろんなうれしいことを
いっぱいにしてあげられるのは、飼い主だし、
その飼い主の引き出しをいっぱいにするのは「学び」でしかない。
同時に犬が自分の引き出しから出せるまで待ってあげることも必要なことだと思います。
チャーリーママさんは学び続けていらっしゃるのに
飼い主である私たちが受け身でばかりでいては進歩がない。
毎回おっしゃる
「飼い主がかわらなければ」「飼い主力のボトムアップのため」
「動物福祉にのっとったトレーニングでなければ」
わたしはまだ2年目だけど、期間の長短はあまり関係なく
自分自身と自分のわんこ、両方のために学び続けているCDSの仲間たち。
飼い主さんとその愛犬たちと散トレ・部活・座学の場で接するたびに
自分も力づけられるし、もっと学ぼうという気持ちが継続します。
座学の記事のたびに「古典的条件付け」「対提示」について書いていますが、
やっぱり今回も新しい発見がありました
そう、どれをとっても飼い主が学んで変わらなきゃいけないことばかりでした
いつもどおり、とりとめもない文章でした~
散トレ@横浜 仲間のブログを紹介します
愛犬テリノスケ
れあのOhana
わたしの感想とまた違った視点で取り組みなど書かれています。
そうそう、こういうことよねってたくさん気づきをいただきました♪
さて、Choco.とわたしの取り組みは…
「名前」に対する反応はとてもよくなってきていると思います。
一般的なトレーニングでは、「叱るときには名前を呼ばないように」が鉄則ですが、
「叱り」がないからいつでもどこでも名前が呼べますからね。
呼ぶというよりも「声をかける」って感じですね。
止まっただけでもOKの気持ちだし、ここまでこなきゃとは思わないけど
声をかけたらそばまで戻ってくるってことも多くなってそれはそれでうれしい♪
ただ…私を追いかけて家から飛び出しちゃって、興奮してしまうと
まぁ、声は届かないし、戻っても捕まえられない距離をはかって
たちどまるしね~。
まだまだ100%にはほど遠いですね
取り組み続ける糧としましょう
チャーリーママさん、ごいっしょした皆さんありがとうございました。
またお目にかかったときにはお話きかせてくださいね♪
なんとなんと、Tタッチのワークショップの記事に続きますよ~
だってトレーニングとリンクしていることに気づかされちゃったから~
だってトレーニングとリンクしていることに気づかされちゃったから~