Story
ラジオパーソナリティーのエリカ・ベイン(ジョディー・フォスター)はある夜、婚約者とセントラルパークを散歩中に暴漢に襲われる。瀕死の重傷から回復した彼女は、婚約者を亡くしてしまったことを知り絶望する。絶えず危険におびえるようになった彼女は、護身のため密売人から銃を購入する。ある日、コンビニ強盗の現場に居合わせたエリカは、正当防衛で犯人を射殺してしまう。それがきっかけとなって夜の都会を跋扈する犯罪者を次々と撃ってしまうエリカ。いったい自分はどうなってしまったのか?思いあまったエリカは警察に自首しようとまでするが果たせない。相次ぐ銃撃事件を捜査するショーン・マーサー刑事(テレンス・ハワード)は偶然エリカと出会う。彼女を放送作家としか思っていないショーンは次第に彼女に好意を感じ始めるが、あることをきっかけに彼女の行動に疑問を抱く。
2007年/アメリカ/ニール・ジョーダン監督作品
評価 ★★★☆☆
この映画を観ていて不自然に思えた設定がいくつかあって、
・夜のセントラルパークに入って行くのは、自ら強盗して下さいと言ってるようなものでは?
・ギャングに襲われて外出恐怖症にまでなりかけたのに、銃の密売人にのこのこついて行くか?
・いくらニューヨークでもあんな立て続けに犯罪者に出くわすか?特にこの辺は、バットマンやデアデビルが悪者をやっつけるパターンみたい。
冒頭でエリカは都市の記憶について扱った詩をラジオで語っていました。好意的に解釈すれば、アメコミヒーローのドラマ展開を踏襲しつつ、都市の寓話(おとぎ話)として作ったのではないか、とも考えられます。
とは言え、アクションシーンは地味ながらシャープな切れ味で迫力があります。クライマックスは彼女を襲った3人のギャングとの対決で、ショーン刑事が身体を張って彼女を助け立ち直らせます。彼は妻と別れた過去があって都会の孤独を味わっていますし、刑事の仕事柄、凶悪犯を思うように検挙出来ない苛立もあってエリカに共感めいたものを感じていたと思われ、その痛々しい想いが伝わってきました。
エリカが事件現場のトンネルに再び入る場面で映画は終わりますが、以前とは変わってしまった自分を模索する日々はこれからも続くことを予感させるものになっています。彼女がやってしまった事の是非の判断は観客に委ねるといった感じですね。
映画『ブレイブ ワン』公式サイト
(「ブレイブ ワン」2007年11月 長野にて鑑賞)
ラジオパーソナリティーのエリカ・ベイン(ジョディー・フォスター)はある夜、婚約者とセントラルパークを散歩中に暴漢に襲われる。瀕死の重傷から回復した彼女は、婚約者を亡くしてしまったことを知り絶望する。絶えず危険におびえるようになった彼女は、護身のため密売人から銃を購入する。ある日、コンビニ強盗の現場に居合わせたエリカは、正当防衛で犯人を射殺してしまう。それがきっかけとなって夜の都会を跋扈する犯罪者を次々と撃ってしまうエリカ。いったい自分はどうなってしまったのか?思いあまったエリカは警察に自首しようとまでするが果たせない。相次ぐ銃撃事件を捜査するショーン・マーサー刑事(テレンス・ハワード)は偶然エリカと出会う。彼女を放送作家としか思っていないショーンは次第に彼女に好意を感じ始めるが、あることをきっかけに彼女の行動に疑問を抱く。
2007年/アメリカ/ニール・ジョーダン監督作品
評価 ★★★☆☆
この映画を観ていて不自然に思えた設定がいくつかあって、
・夜のセントラルパークに入って行くのは、自ら強盗して下さいと言ってるようなものでは?
・ギャングに襲われて外出恐怖症にまでなりかけたのに、銃の密売人にのこのこついて行くか?
・いくらニューヨークでもあんな立て続けに犯罪者に出くわすか?特にこの辺は、バットマンやデアデビルが悪者をやっつけるパターンみたい。
冒頭でエリカは都市の記憶について扱った詩をラジオで語っていました。好意的に解釈すれば、アメコミヒーローのドラマ展開を踏襲しつつ、都市の寓話(おとぎ話)として作ったのではないか、とも考えられます。
とは言え、アクションシーンは地味ながらシャープな切れ味で迫力があります。クライマックスは彼女を襲った3人のギャングとの対決で、ショーン刑事が身体を張って彼女を助け立ち直らせます。彼は妻と別れた過去があって都会の孤独を味わっていますし、刑事の仕事柄、凶悪犯を思うように検挙出来ない苛立もあってエリカに共感めいたものを感じていたと思われ、その痛々しい想いが伝わってきました。
エリカが事件現場のトンネルに再び入る場面で映画は終わりますが、以前とは変わってしまった自分を模索する日々はこれからも続くことを予感させるものになっています。彼女がやってしまった事の是非の判断は観客に委ねるといった感じですね。
映画『ブレイブ ワン』公式サイト
(「ブレイブ ワン」2007年11月 長野にて鑑賞)
私は この映画
胸糞悪くて仕方ありませんでした。
どこかで うまく話が転換しないかと 期待していたのに
逆に最後の最後で さらに気分が悪くなりました。
警官が 許しちゃいけないでしょ??
TBさせて頂きますが 私の感想には goo
の禁じ言葉が入っているみたいで
TBできないかも??です。
念の為に ここにも URL載せますね
http://blog.goo.ne.jp/gorogorominnto/e/0d45b76b1d0c74d85431e6cbabec5ec7
猫さんのレビューを読ませて頂きましたが、かなりご立腹のようですね。^^;
ジョディーの行動については、人によってかなり評価が分かれているようです。
僕としては、キャッチコピーからもっとすごい事をしでかすのかなと思って観ていたのでちょっと肩すかし気味でした。
それでは、こちらからもお邪魔させて頂きますね。
そうそう、この映画、強引というか突っ込みどころはあるんですね。
監督の意図は設定ではなくて別にあるのではないかと思いましたよ。
ただの復讐ものではなくて意外に深かったです。
これもジョディ・フォスターの熱演のせいでしょうか。
私はエリカに共感できました。
人間のわりきれないものを感じましたね。
最後の刑事の選択は、納得できませんが・・苦笑
>エリカに共感
コンビニでの出来事は納得
最後に復讐したい気持ちは理解できますが
最初と最後の間の殺人は
絶対に 許せません。
まるで『デス・ノート』ですよね???
ヒトがヒトを罰せるなんて(と彼女は思ってると思います)
ましてや ぱっとした瞬間の判断であんなことをするなんて
驕りだと 思います。
ネット上で してはいけない 犯罪の加害者の少年の顔とかプロフィールをUPする人たちも同様だと思います。
>監督の意図は設定ではなくて別にあるのではないかと
確かに、訴えたいテーマが影にかくれているようでもどかしいものがありました。
問題のトンネルの名称「ストレンジャーズ・ゲート」が何度か映されましたが、自分でも制御不能なストレンジャーになってしまったと言う事でしょうかね?
ジョディーも熱演で、「フライトプラン」では、ちょっとやつれた印象がありましたけど、今回は奇麗でしたね。