Story
かつて世界は、4つの王国-気、水、土、火-によって均衡を保っていた。各国には、それぞれ4つのエレメントを操る能力を持つ“ベンダー”が存在し、彼ら“ベンダー” の中で、すべてをマスターした者が“アバター”と呼ばれていた。その“アバター” によって世界の秩序は保たれ、人々は平和に暮らしていた。火の王国が反乱を起こすまでは……。世界に調和をもたらすことができる存在“アバター” になるべくこの世に生を受けた選ばれし者、それは、「気の王国」最後の生き残り、“エアベンダー” のアンだった。そして今、世界の命運をかけた壮大なトリロジーが始まる……。(作品資料より)
2010年/アメリカ/ M.ナイト・シャマラン監督作品
評価 ★★★★☆
!! ネタバレ注意!!
ナイト・シャマラン監督には珍しく、CGI満載の映画。
見どころは、ベンダー達が火・水・気・土を自在に操る特殊能力を発揮する場面ですが、今回は特に水の特殊効果がファンタジックでした。シャマラン監督もCGIをうまく操って手堅くまとめていたと思います。
話の内容としてはよくある救世主もので、4つのエレメントを自在に操る能力を持つ少年アン(ノア・リンガー)と彼を捕らえようとする火の国の王子ズーコ(デヴ・パテル)の物語が主軸になります。
ズーコ王子は、ある事が原因で父王の怒りを買い王国から追放されているのですが、父親へ反発する一方で、認めてもらいたいという葛藤を抱えているようです。
一方の、アンと彼を助けるサカ(ジャクソン・ラスボーン)とカタラ(ニコラ・ペルツ)の兄妹はちょっと頼りないですが、彼らが試練に直面する過程は若者の成長物語として観ることができます。これらの事がしっかり描かれているので物語に奥行きがでました。ドラマ部分をべたべた描かず割とサクサク進めて2時間以内にまとめているのもムダ無くスッキリした印象を受けます。シーンの切り替えで何が起きたかを観客に理解させる省略技法も上手いと思いました。
特殊効果を駆使したアクション場面がいたずらに派手にならずにストーリーの流れにしっくり溶け込んでいるところにもシャマラン演出の確かさを感じます。ベンダー達が特殊能力を発揮する時に武術の動きを取入れているのもアジアンテイストで面白い。
クライマックスはやっぱり敵との大合戦となりましたが、アンが巨大な水の壁を作って敵を撃退する所は壮観です。「ライラ」や「ナルニア」みたいに大虐殺にならないのが良かったですね。これなら子供と安心して観に行けると感じました。
3部作になるそうですが、次回作が楽しみです。
映画『エアベンダー』公式サイト
(「エアベンダー」 2010年8月 岡谷市 スカラ座 にて鑑賞)
かつて世界は、4つの王国-気、水、土、火-によって均衡を保っていた。各国には、それぞれ4つのエレメントを操る能力を持つ“ベンダー”が存在し、彼ら“ベンダー” の中で、すべてをマスターした者が“アバター”と呼ばれていた。その“アバター” によって世界の秩序は保たれ、人々は平和に暮らしていた。火の王国が反乱を起こすまでは……。世界に調和をもたらすことができる存在“アバター” になるべくこの世に生を受けた選ばれし者、それは、「気の王国」最後の生き残り、“エアベンダー” のアンだった。そして今、世界の命運をかけた壮大なトリロジーが始まる……。(作品資料より)
2010年/アメリカ/ M.ナイト・シャマラン監督作品
評価 ★★★★☆
!! ネタバレ注意!!
ナイト・シャマラン監督には珍しく、CGI満載の映画。
見どころは、ベンダー達が火・水・気・土を自在に操る特殊能力を発揮する場面ですが、今回は特に水の特殊効果がファンタジックでした。シャマラン監督もCGIをうまく操って手堅くまとめていたと思います。
話の内容としてはよくある救世主もので、4つのエレメントを自在に操る能力を持つ少年アン(ノア・リンガー)と彼を捕らえようとする火の国の王子ズーコ(デヴ・パテル)の物語が主軸になります。
ズーコ王子は、ある事が原因で父王の怒りを買い王国から追放されているのですが、父親へ反発する一方で、認めてもらいたいという葛藤を抱えているようです。
一方の、アンと彼を助けるサカ(ジャクソン・ラスボーン)とカタラ(ニコラ・ペルツ)の兄妹はちょっと頼りないですが、彼らが試練に直面する過程は若者の成長物語として観ることができます。これらの事がしっかり描かれているので物語に奥行きがでました。ドラマ部分をべたべた描かず割とサクサク進めて2時間以内にまとめているのもムダ無くスッキリした印象を受けます。シーンの切り替えで何が起きたかを観客に理解させる省略技法も上手いと思いました。
特殊効果を駆使したアクション場面がいたずらに派手にならずにストーリーの流れにしっくり溶け込んでいるところにもシャマラン演出の確かさを感じます。ベンダー達が特殊能力を発揮する時に武術の動きを取入れているのもアジアンテイストで面白い。
クライマックスはやっぱり敵との大合戦となりましたが、アンが巨大な水の壁を作って敵を撃退する所は壮観です。「ライラ」や「ナルニア」みたいに大虐殺にならないのが良かったですね。これなら子供と安心して観に行けると感じました。
3部作になるそうですが、次回作が楽しみです。
映画『エアベンダー』公式サイト
(「エアベンダー」 2010年8月 岡谷市 スカラ座 にて鑑賞)
シャマラン監督では今までにない感じの作品ですね。無理やりどんでん返しの作品をつくっていたように感じていたので、新しいものに挑戦してくれるのは嬉しいです。
では、8月の「ブログDEロードショー」のお知らせです。
今月の作品は 『 ゴッドファーザーPARTI 』 (1972年アメリカ、フランシス・フォード・コッポラ監督)です。「そのスピードで」のケンさんが選んで下さいました。
大まかなストーリーは
<シシリーからアメリカに移住し、一代で財を成したドン・コルレオーネ。ドンは三男のマイケルを可愛がっていたが、彼は父の家業を嫌っていた。しかし、ドンが敵対ファミリーに銃撃された時、彼は報復を決意。NYの街は抗争の場と化す。>
お選びになられた理由は
・夏なので、半端な映画じゃ食指が動かないから。
・とはいえ、意外と「食わず嫌い」の人もいるかも。
・暴力描写が怖い、古臭い、暗くて難解…などと誤解されてそう。
・女性も含めて多くの人と、陰鬱で壮大な叙事詩を味わいたい。
とのことです。
観賞日は8月20日~(金)~22日(日)の三日間。都合が悪い場合は、後日でも結構です。
今月も、みんなで一緒に同じ映画を観て、楽しくお話しできればと思います。ブログに記事を書いたりコメントで盛り上がったり、それぞれのスタイルで自由にご参加ください。
ブログDEロードショーへのお誘い、ありがとうございました。
今回も是非参加させて下さい。ただ、今回も鑑賞が期日内に間に合いそうにないですが(汗)。
「ゴッドファーザー」とは、なかなか渋いチョイスですね。アル・パチーノはかなり好きな俳優なので観るのが楽しみです。
CGがお好きだと 映像で楽しめるかもしれませんね。
確かに 人が死ぬシーンは あまりなかったでしたね。もともとが 子供向けアニメだから
配慮があるのでしょう。
子供と一緒に観るのにちょうど良い映画だなと思いました。
最近のファンタジーは人がバタバタ死ぬので安心してみれない所がありますよね。
無理やり3Dって感じもしました。
コメとトラバ、ありがとうございます。
最初から、子供向けで3部作の第1話と知って観てたのが良かったのかもしれません。
結構楽しんでしまいました。