夫婦でシネマ

夫婦で見た映画と、個別に見た映画について感想をかいてます。全て映画館で見た映画で、ミニシアター系の映画をたくさん紹介!

【NINEを観る前に・・・】8 1/2

2010年03月29日 | は行の映画
Story
グイド(マルチェロ・マストロヤンニ)は四十三歳、一流の映画監督である。彼は医者のすすめに従って湯治場にやってきた。湯治場に来てもグイドは、愛人カルラ(サンドラ・ミーロ)、妻ルイザ(アヌーク・エーメ)そして職業の上での知人たちとの関係の網の目から逃れることはできない。(goo映画より抜粋)
1963年/イタリア/フェデリコ・フェリーニ監督作品





評価 ★★★★

これはかなり前に観た映画なので、詳細な物語は覚えていません。
断片的に覚えているシーンを並べてみると、

オープニングは、マルチェロ・マストロヤンニ演じる映画監督のグイドが、渋滞の中、車の中に缶詰状態。
風船のように空に舞い上がり、やがて落下するグイド。
中盤は女性と何やらゴタゴタするシーンが多かったような。
少年時代の回想。浜辺で踊る太った女性。ここの所は結構印象に残っています。(後にポテトチップスのCMにこのシークェンスが引用されましたが、どのくらいの人が気づいたかな?)
グイドは最新作を撮影中で、確か、荒廃した地球を捨てて宇宙船で逃げて行く人々のお話だったと思います。
制作会見?の席上、映画制作関係者たちに詰問され袋だたき状態になるグイド。
そこで、ふっとひらめいたグイドは、映画のクライマックスの撮影を開始。宇宙船で逃げるのではなくて、荒廃した地上に人々が降りて来るお話に変更したのでした。そして、輪になって踊る人々。

というわけで、終盤までなんだかよく分からんお話でしたが、要するに人生の混沌を悲嘆するのではなく、喜劇として楽しもう、という非常に希望の持てるテーマだったと思います。
このクライマックスはかなり有名で、その後観た「オール・ザット・ジャズ」('79)のラストもそのまんま81/2でした。最近では、「WALL-E ウォーリー」('08)の最後にもこの主題の片鱗が窺えました。

そんなわけで、「NINE」を観る前にちょっと復習してみました。採点が4つなのは、私の理解不足のためです。


(「8 1/2」 198*年 山形フォーラム にて鑑賞)

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