夫婦でシネマ

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クローバーフィールド/HAKAISHA

2008年04月25日 | か行の映画
Story
かつてセントラル・パークと呼ばれた場所から一台のビデオカメラが回収された。コードネーム“Cloverfield”と呼ばれるビデオ映像には、恋人達の映像に上書きされるかたちで、ニューヨーク最期の姿が記録されていた。
・・・ニューヨークのとある高級アパート。東京へ副社長としての栄転が決まったロブ(マイケル・スタール=デヴィッド)のためにサプライズ・パーティが開かれている。撮影しているのはロブの友人のハッド(T.J.ミラー)。パーティーにはロブの恋人のベス(オデット・ユーストマン)やハッドが想いを寄せるマレーナ(リジー・キャプラン)も参加している。それぞれの人々を切り取る映像。そんな中、突然爆音が響き渡り辺り一帯が停電となる。屋上に出ると、外では大爆発が起きている。なにかとてつもない事が起きているようだ。そして、地上に避難した彼等が目撃したのは、地面に落下して来た自由の女神の頭部だった…。
2008年/アメリカ/マット・リーヴス監督作品





評価 ★★★☆☆

この映画、予告編の段階から期待度大でしたが、本篇もなかなか面白かったです。
ビルとビルの間から怪獣の一部が見え隠れするのが効果を上げていました。もろに怪獣に出くわすのでなく、ちょっと離れた場所から得体の知れないものが暴れている現場を目撃するというのが一番恐怖感を盛り上げますね。自分も目撃者の一人になったようなアトラクションムービーとして楽しめました。


どうしてカメラなんか放り出してとっとと逃げないのか?
似たような構成の「ブレアウィッチ・プロジェクト」では、そもそも魔女についてのドキュメント制作が目的だったから、カメラを手放さないのは一応納得出来ました。
「クローバーフィールド」では、最初の延々と続くパーティーのシーンが、記録係を仰せつかったハッドと、彼が構えるカメラを一体化させる役割を果たしているように思えました。物語導入部のパーティーシーンは人物紹介を兼ねていますが、それ以上に、カメラを構えるハッドが次第に観察者として定着し、周囲もそれを受け入れていく過程として重要だと思います。


広いニューヨークなのに、なぜ行く先々でいちいち怪獣にでくわすの?
ロブとその一行が逃げて行く先に都合良く怪獣が現れるような?もしかしたら怪獣は一匹だけじゃなく、複数匹いたのかも知れませんね。最初にビルを破壊していた奴と、ブルックリンブリッジをぶち壊した奴は同じ怪獣なのでしょうか?最後にセントラルパークに現れたのも他の所から上陸した奴だったりして。


結局、クローバーフィールドって何?
怪獣とその幼虫達を掃討するために、軍は最終手段としてマンハッタン島全域を破壊する、とのセリフがありました。この際に核兵器が使用された可能性があります。そのため、ニューヨークとその周辺は放射能で汚染されたことでしょう。
ところで、放射線マーク(レントゲン検診車に付いてるやつ)はクローバーに似ていますよね。作戦終了後、ニューヨーク周辺にはクローバーマークに”放射線注意”の看板が至る所に立っていたと思われます。地図を広げれば、放射能汚染地域には放射線マークが記してあるかもしれません。かくして、軍の怪獣掃討作戦は暗号名クローバーフィールドと呼ばれるようになりました。(以上、当たってるかどうかわかりませんがwancoの仮説でした。)


映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』公式サイト


(「クローバーフィールド/HAKAISHA」2008年4月 甲府市 グランパーク東宝8 にて鑑賞)

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2 コメント

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放射線汚染地域のコード名 (KGR)
2008-04-28 08:38:03
なるほど。
言えてるかも知れませんね。

続編で(同じ事を別角度から見た映画らしいですが)
明らかになるかもしれません。
返信する
続編 (wanco)
2008-05-02 19:28:49
KGRさん、こんばんは。

続編が作られるらしいですね。
楽しみです。
また一般市民のハンディカメラ映像だったりしたら飽きてしまうので、今度は軍隊の視点から描いたバトルアクション篇を期待したいです。
返信する

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