Story
1954年9月、ボストンのはるか沖合に浮かぶ孤島“シャッター アイランド”。精神を患った犯罪者を収容するアッシュクリフ病院で、鍵のかかった病室から女性患者が煙のように消える。捜査のため、この孤島に降り立った連邦保安官のテディ(レオナルド・ディカプリオ)と新しい相棒のチャック(マーク・ラファロ)。だが島内に女性患者の姿はなく、島外へ脱出した形跡も見あたらない。いったい彼女は、どこへ行ったのか? 唯一の手掛かりは、彼女が部屋に残した1枚の紙切れ。そこには、「4の法則」と題した暗号が記されていた…。(goo映画より)
2009年/アメリカ/マーティン・スコセッシ監督作品
評価 ★★☆☆☆
!! ネタバレ注意!! まだ観てない人は読まないで下さい。
予告編を観ると謎解きを主としたサスペンス・スリラーみたいな感じですが、ジャンル的には、クローネンバーグの「スパイダー」('02)みたいなサイコパスの心理ドラマに近いと思います。
犯罪者を収容する精神病院を舞台にしていて、話の展開も現実と虚構が入り混じって錯乱状態。
トラウマを抱えたディカプリオが捜査の過程で様々な幻覚と出くわすのですが、これが彼の心理の解明にうまく機能しておらず、終盤に真相の説明があっても釈然としないものが残る。演出のタッチと題材がいまいち噛み合わなかった感じもあり、最後まで入り込めない映画となってしまいました。
映画『シャッターアイランド』公式サイト
(「シャッターアイランド」 2010年5月 岡谷スカラ座にて鑑賞)
1954年9月、ボストンのはるか沖合に浮かぶ孤島“シャッター アイランド”。精神を患った犯罪者を収容するアッシュクリフ病院で、鍵のかかった病室から女性患者が煙のように消える。捜査のため、この孤島に降り立った連邦保安官のテディ(レオナルド・ディカプリオ)と新しい相棒のチャック(マーク・ラファロ)。だが島内に女性患者の姿はなく、島外へ脱出した形跡も見あたらない。いったい彼女は、どこへ行ったのか? 唯一の手掛かりは、彼女が部屋に残した1枚の紙切れ。そこには、「4の法則」と題した暗号が記されていた…。(goo映画より)
2009年/アメリカ/マーティン・スコセッシ監督作品
評価 ★★☆☆☆
!! ネタバレ注意!! まだ観てない人は読まないで下さい。
予告編を観ると謎解きを主としたサスペンス・スリラーみたいな感じですが、ジャンル的には、クローネンバーグの「スパイダー」('02)みたいなサイコパスの心理ドラマに近いと思います。
犯罪者を収容する精神病院を舞台にしていて、話の展開も現実と虚構が入り混じって錯乱状態。
トラウマを抱えたディカプリオが捜査の過程で様々な幻覚と出くわすのですが、これが彼の心理の解明にうまく機能しておらず、終盤に真相の説明があっても釈然としないものが残る。演出のタッチと題材がいまいち噛み合わなかった感じもあり、最後まで入り込めない映画となってしまいました。
映画『シャッターアイランド』公式サイト
(「シャッターアイランド」 2010年5月 岡谷スカラ座にて鑑賞)
宣伝はどうせ適当だろうと、高をくくって「ヒント」探しはしなかったつもりですが、それでもうまく宣伝に乗せられた感がありました。
その分話題になって客の入りはよかったんでしょうが、映画の評価を下げたんじゃないかと思いました。
脳科学者まで持ち出した宣伝はどうかなと思います。
しかし、その結果ヒットしたのなら、配給会社の作戦勝ちですね。