Story
テキサスの田舎町。ローカル局の人気DJジャングル・ジュリアは女友達と一緒に馴染みのバーにくり出す。しかし、そこに不気味なシボレーを乗り回す男、スタントマン・マイク(カート・ラッセル)がやってくる。ジュリアたちはバーで会話をするうちに、彼への警戒心を緩めていくが、彼こそは、特別仕様のシボレーで女性達を次々に血祭りにあげる連続殺人鬼だった。
そして14ヶ月後、テネシーのとある町。映画撮影の合間の休日を過ごす仲良し4人組。スタントマンのキム(トレイシー・トムズ)とゾーイ(ゾーイ・ベル)、メイクアップアーティストのアバナシー(ロザリオ・ドーソン)、女優のリー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)たちは「バニシング・ポイント」に出て来た名車ダッジ・チャレンジャーの試乗をすることに。しかしそんな彼女たちにマイクが目をつけていた。
2007年/アメリカ/クエンティン・タランティーノ監督作品
評価 ★★★☆☆
タランティーノとロバート・ロドリゲスのコラボ企画「グラインドハウス」。
第一弾の本作は、タランティーノのバージョン!
この映画は前半と後半の2部構成になっています。前半は、傷だらけのフィルムで突然場面が飛んだりして、使い回しのフィルムの感じを出し、出てくる女優達もB級っぽい人を揃えて安っぽさ全開。女の子の会話を無意味にダラダラ撮り続け、意図的に下手くそな演出をしています。
携帯メールをする女の子の場面で、デ・パルマの傑作サスペンス「ミッドナイトクロス」のテーマが流れた時は思わず、おーッとなってしまいましたが、結局これも含めて彼女達の描写は全て無意味だったというばかばかしさ。クライマックスのカークラッシュでのグロテスク場面。彼女達のあっけない最期には、今までの話はなんだったんだ?と呆気にとられてしまいました。
白黒シーンをはさんでの後半は、前半部のタランティーノ的リメイクといった感じ。ここでもまたまた、女の子達の無駄話を延々と撮り続けるのは同じですが、カーアクションシーンが始まると目が覚めるような面白さ!このカーアクションは近来まれにみる興奮です。最後にカートラッセルを取っ捕まえた彼女達が、彼の顔面を殴りに殴るところは、やり過ぎのしつこさで爆笑を誘われます。そして、なんだこりゃ!の唐突なエンディング。B級おバカ映画の醍醐味を存分に味わいました。
これで、第二弾の「プラネット・テラー」も俄然楽しみになってきました。
映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』公式サイト
(「デス・プルーフ in グラインドハウス」2007年9月 山梨 グランパーク東宝8にて鑑賞)
テキサスの田舎町。ローカル局の人気DJジャングル・ジュリアは女友達と一緒に馴染みのバーにくり出す。しかし、そこに不気味なシボレーを乗り回す男、スタントマン・マイク(カート・ラッセル)がやってくる。ジュリアたちはバーで会話をするうちに、彼への警戒心を緩めていくが、彼こそは、特別仕様のシボレーで女性達を次々に血祭りにあげる連続殺人鬼だった。
そして14ヶ月後、テネシーのとある町。映画撮影の合間の休日を過ごす仲良し4人組。スタントマンのキム(トレイシー・トムズ)とゾーイ(ゾーイ・ベル)、メイクアップアーティストのアバナシー(ロザリオ・ドーソン)、女優のリー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)たちは「バニシング・ポイント」に出て来た名車ダッジ・チャレンジャーの試乗をすることに。しかしそんな彼女たちにマイクが目をつけていた。
2007年/アメリカ/クエンティン・タランティーノ監督作品
評価 ★★★☆☆
タランティーノとロバート・ロドリゲスのコラボ企画「グラインドハウス」。
第一弾の本作は、タランティーノのバージョン!
この映画は前半と後半の2部構成になっています。前半は、傷だらけのフィルムで突然場面が飛んだりして、使い回しのフィルムの感じを出し、出てくる女優達もB級っぽい人を揃えて安っぽさ全開。女の子の会話を無意味にダラダラ撮り続け、意図的に下手くそな演出をしています。
携帯メールをする女の子の場面で、デ・パルマの傑作サスペンス「ミッドナイトクロス」のテーマが流れた時は思わず、おーッとなってしまいましたが、結局これも含めて彼女達の描写は全て無意味だったというばかばかしさ。クライマックスのカークラッシュでのグロテスク場面。彼女達のあっけない最期には、今までの話はなんだったんだ?と呆気にとられてしまいました。
白黒シーンをはさんでの後半は、前半部のタランティーノ的リメイクといった感じ。ここでもまたまた、女の子達の無駄話を延々と撮り続けるのは同じですが、カーアクションシーンが始まると目が覚めるような面白さ!このカーアクションは近来まれにみる興奮です。最後にカートラッセルを取っ捕まえた彼女達が、彼の顔面を殴りに殴るところは、やり過ぎのしつこさで爆笑を誘われます。そして、なんだこりゃ!の唐突なエンディング。B級おバカ映画の醍醐味を存分に味わいました。
これで、第二弾の「プラネット・テラー」も俄然楽しみになってきました。
映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』公式サイト
(「デス・プルーフ in グラインドハウス」2007年9月 山梨 グランパーク東宝8にて鑑賞)
でも 昔からの映画ファンなら
絶対に観たくなる映画ですよね♪
えええ?鑑賞場所が山梨~~~???
もしや出張のついでの鑑賞でした????
みなが 女の子たちのだらだらとした 馬鹿話・・と書いてらっしゃいますが
私は このだらだらも意外と楽しかったです。
TBさせて頂きますね。よろしく~~♪
復帰第一作「デス・プルーフ」をご覧頂きありがとうございました。(笑)
山梨のシネコンは、高速飛ばせば1時間くらいで着くので、最近よく利用させてもらっています。映画の余韻に浸りながらドライブして帰ってくるのにもちょうど良い距離です。
だらだら話が結局、物語に全然関係してこなかったところがこの映画の優れた?ところでした。
コメント頂きありがとうございました。
こういう映画に免疫がないもので、前半の女の子達の会話を必死で聞いていたのですが・・・あんなにバッサリと切り捨てちゃって、あまりの潔さに笑っちゃいました~
後半はまたまた逆ギレガールズのぶっ飛んだキャラに大笑いでした。カーチェイスは観ていて興奮しましたし、カート・ラッセルの情けない感じも面白かったです。
プラネット・テラーも楽しみですね♪
今度はゾンビかぁ~(笑)
こちらもB級テイスト満載で、
怖くて、笑えて、ちょろっと、ホロリ・・・
二本続けて見ると、納得・・・
というシーンも有りましたよっ。
コメントありがとうございました。
バッサリ切り捨てるところが、想像を絶する意表をつく展開でホントに笑えますよね。
カート・ラッセルも時代物のスタントマンという感じが良く出てました。
プラネット~は、どんなB級世界か楽しみです。
コメントありがとうございました。
プラネット~、見ましたか!
私は、これから観に行くところです。
ホロリ、もあるんですね。どんな感じか楽しみです。
お久しぶりです。
seesaaのTOPにコメントが出てこなかったので、すっかりコメントが遅くなってしまい、申し訳ないです。
前半部分のダラダラ感は、わざと作っていると考えると、そんなにハラが立たないかな…と言いつつも眠くて眠くて苦痛でした。(^^;; 実際寝ましたし
あの自分の体がどうなろうと突っ込むあたりは背筋がぞっとしましたが(あくまでも【耐死仕様】なんですよねぇ)、ラストでもあの「ごめんなさい」とのギャップがもう!!なかなか面白かったです。
こちらからもトラックバックさせていただきました。
こちらにも来てもらってありがとうございます。
僕は「プラネット~」よりこっちの方にはまってしまいました。
ダラダラ部分にはいい加減にしてくれ、と言いたい気分でしたが、カーアクションで帳消しといった感じで。
おねえちゃん達がキレちゃって、逆襲に転じる所では、こっちまで興奮してしまいました。
カート・ラッセルが撃たれたとたんにヘナヘナになってしまうのが情けなくて可笑しかったですねー。
>前半は、傷だらけのフィルムで突然場面が飛んだりして、使い回しのフィルムの感じを出し、出てくる女優達もB級っぽい人を揃えて安っぽさ全開。女の子の会話を無意味にダラダラ撮り続け
それこそタランテーノの狙いでしょう。 70年代の古い映画の画面と音声の質の悪さを出させて グダグダガールズトークで観客を なえさせる。
>この映画は前半と後半の2部構成になっています。
ここ ボク転記コメントでこの作品の感想レビュー書いた人たちのコメント欄に書いてる事ですが・・・
カークラッシュ・アクションの前半は カートラッセル演じたスタントマンマイクが 自分は助かるように運転席は耐死設定(デスプルーフ)にしてあるのはもちろん 酒もハッパもやらず正常運転できるじょうたいにした上で 車内ぶつけ運転やカークラッシュ運転で となりの助手席に乗せたパ女の子と4人の前半女子組の暗殺に成功してます。
が、後半のカーチェイス・アクションではマイクは ”詰めの甘さ”を出してしまったため ゾーイたち後半女子組から逆に反撃を受けてしまいリンチでぼこぼこに・・・
マイク視点でいうなら 後半女子ゾーイたち3人も 前半女子組のようにカークラッシュで一気に始末するべきだった・・・もしくはカーチェイスのとき とどめに ゾーイたちの車をひっくり返して動けなくしてから逃げるべきだった。
詰めの甘さもあれば 襲撃するつもりが逆に狙われる標的(受身)の立場になると弱かった。殺人鬼といえども しょせんは人間です。二匹目のどじょうは通用しなかった