![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/4e/dee9a8382712ef26fa7c603035ae0353.jpg)
Story
恋人に捨てられたエリザベスは彼のことが忘れられず、彼の行きつけのカフェに乗り込む。そんな彼女を慰めてくれたのは、カフェのオーナー・ジェレミー(ジュード・ロウ)と、甘酸っぱいブルーベリー・パイ。それからのエリザベス(ノラ・ジョーンズ)は、夜更けにジェレミーと売れ残りのパイをつつくのが日課になる。しかしそんなある日、彼女は突然ニューヨークから姿を消す。恋人への思いを断ち切れずにいたエリザベスは、あてのない旅へとひとり旅立ったのだった…。(goo映画より)
2007年/フランス=香港/ウォン・カーウァイ監督作品
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/30/577b9ac6991b4190c9948f37be50036f.png)
評価 ★★★☆☆
『恋する惑星』『2046』のウォン・カーウァイが描く初の全編英語作品。
ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、痩せて奇麗になったレイチェル・ワイズにナタリー・ポートマンと、美形俳優を揃えたナルシスト映画(ゴメン、けなしてるわけじゃないワン)。
思わせぶりな台詞や間の取り方が鼻につくところはありますが、あまりストーリーを考えずに、ノラの歌声と印象的な映像に身を委ねるのが正しい見方だと思います。
演技派が固める中でノラが頑張って演技しているのが画面から伝わって来るのがちょっと苦しい感じ。しかし、彼女はどちらかと言うと狂言回し的な役割で、旅先で出会う人々のエピソードがこの映画の核心を形成しています。
メンフィスのアル中警官アーニー(デイヴィッド・ストラザーン)と別居中の妻スー・リン(レイチェル・ワイズ)の物語は痛々しくも感動的でしたが、wancoはナタリー・ポートマンのファンなので、べガスのギャンブラー:レスリーのパートが好きです。ギャンブルする彼女はクールで格好良かった。野良と二人で砂漠をドライブする場面も二人の心境が風景とオーバーラップして良い雰囲気です。
ところで、ジュード・ロウ扮するカフェのオーナー、ジェレミーの店の扉に、”カフェ”がロシア語で表記されていたような?だとすれば、ここはロシア移民の多いリトル・オデッサ界隈で、もしかしたらジェレミーもロシア移民の息子なのかなと思ったりもしました。無国籍的な映画が得意なウォン・カーウァイらしい舞台設定だと思います。
他人は自分を映す鏡、という台詞が出てきます。旅することで出会った人々を通して、自分を再確認。ニューヨークへ戻って新しい恋と向き合う。というストーリーは実はどうでも良くて、ひたすら雰囲気を楽しめれば良い映画ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/68/2f903433eae6dffe96535ee07fcdac71.png)
評価 ★★★☆☆
グラミー賞歌手、ノラ・ジョーンズの第1回主演作品。
ウォン・カーウァイらしいスタイリッシュな美しい映像と、ノラ・ジョーンズの心地良い音楽、そしてブルーベリー・パイよりも美味しそうなジュード・ロウの甘いルックス(顔だけ観てれば大満足のnyancoでした♪)というように、この映画は物語よりもそのお洒落な雰囲気を楽しむ映画だなと思いました。
歌手としてのノラ・ジョーンズが有名ですが、演技の方も思ったよりちゃんと演じていて、初々しい感じがなかなか良かったです。彼女の身につけている洋服や帽子、アクセサリーが可愛くて、ブルーベリー・パイに合った紫や赤、青色の服装をしていたのが印象的でした。
物語はほぼ役者たちの台詞によって進行していくので、物語自体を期待してしまうと、ちょっと物足りなさを感じるかもしれません。でも、ジュード・ロウをはじめ、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマンと、脇を固める俳優達が豪華で、いずれも演技派揃いだったせいか、会話劇が中心でも安心して観られる内容になっていました。
特に、ノラ・ジョーンズが旅先で出会う警官アーニーと別居中の妻スー・リンのエピソードがとても良かったです。妻を愛するが故に束縛してしまう夫と、その束縛から自由になりたくて逃れようとする妻というように、この元夫婦のやり取りが切なくて、心に迫ってくるものがありましたね。この元夫婦を演じたデイヴィッド・ストラザーンとレイチェル・ワイズが熱演していて、ノラ・ジョーンズとジュード・ロウの主役の二人よりも印象に残る良い演技でした。
実は私、この映画を観た日は体調があまり良くなくて、しかも狭い映画館だったせいで前の方の席しか空いておらず、前から2番目の席での鑑賞となってしまったんです。。ウォン・カーウァイの揺れるようなカメラワークと、ストップモーションを多用した映像に酔いしれるはずが、本当に酔ってしまって具合が悪くなり、、映画の後半はまったく集中できませんでした。。というわけなので、この映画は後ろの席で鑑賞することをオススメしますね。。^^;
せっかくのノラ・ジョーンズとジュード・ロウのラストの美しいキスシーンも、楽しむ余裕はまったく無し。。ひさしぶりにトホホな映画鑑賞となってしまいました。。
映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』公式サイト
(「マイ・ブルーベリー・ナイツ」2008年3月 松本 アイシティシネマにて鑑賞)
恋人に捨てられたエリザベスは彼のことが忘れられず、彼の行きつけのカフェに乗り込む。そんな彼女を慰めてくれたのは、カフェのオーナー・ジェレミー(ジュード・ロウ)と、甘酸っぱいブルーベリー・パイ。それからのエリザベス(ノラ・ジョーンズ)は、夜更けにジェレミーと売れ残りのパイをつつくのが日課になる。しかしそんなある日、彼女は突然ニューヨークから姿を消す。恋人への思いを断ち切れずにいたエリザベスは、あてのない旅へとひとり旅立ったのだった…。(goo映画より)
2007年/フランス=香港/ウォン・カーウァイ監督作品
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/30/577b9ac6991b4190c9948f37be50036f.png)
評価 ★★★☆☆
『恋する惑星』『2046』のウォン・カーウァイが描く初の全編英語作品。
ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、痩せて奇麗になったレイチェル・ワイズにナタリー・ポートマンと、美形俳優を揃えたナルシスト映画(ゴメン、けなしてるわけじゃないワン)。
思わせぶりな台詞や間の取り方が鼻につくところはありますが、あまりストーリーを考えずに、ノラの歌声と印象的な映像に身を委ねるのが正しい見方だと思います。
演技派が固める中でノラが頑張って演技しているのが画面から伝わって来るのがちょっと苦しい感じ。しかし、彼女はどちらかと言うと狂言回し的な役割で、旅先で出会う人々のエピソードがこの映画の核心を形成しています。
メンフィスのアル中警官アーニー(デイヴィッド・ストラザーン)と別居中の妻スー・リン(レイチェル・ワイズ)の物語は痛々しくも感動的でしたが、wancoはナタリー・ポートマンのファンなので、べガスのギャンブラー:レスリーのパートが好きです。ギャンブルする彼女はクールで格好良かった。野良と二人で砂漠をドライブする場面も二人の心境が風景とオーバーラップして良い雰囲気です。
ところで、ジュード・ロウ扮するカフェのオーナー、ジェレミーの店の扉に、”カフェ”がロシア語で表記されていたような?だとすれば、ここはロシア移民の多いリトル・オデッサ界隈で、もしかしたらジェレミーもロシア移民の息子なのかなと思ったりもしました。無国籍的な映画が得意なウォン・カーウァイらしい舞台設定だと思います。
他人は自分を映す鏡、という台詞が出てきます。旅することで出会った人々を通して、自分を再確認。ニューヨークへ戻って新しい恋と向き合う。というストーリーは実はどうでも良くて、ひたすら雰囲気を楽しめれば良い映画ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/68/2f903433eae6dffe96535ee07fcdac71.png)
評価 ★★★☆☆
グラミー賞歌手、ノラ・ジョーンズの第1回主演作品。
ウォン・カーウァイらしいスタイリッシュな美しい映像と、ノラ・ジョーンズの心地良い音楽、そしてブルーベリー・パイよりも美味しそうなジュード・ロウの甘いルックス(顔だけ観てれば大満足のnyancoでした♪)というように、この映画は物語よりもそのお洒落な雰囲気を楽しむ映画だなと思いました。
歌手としてのノラ・ジョーンズが有名ですが、演技の方も思ったよりちゃんと演じていて、初々しい感じがなかなか良かったです。彼女の身につけている洋服や帽子、アクセサリーが可愛くて、ブルーベリー・パイに合った紫や赤、青色の服装をしていたのが印象的でした。
物語はほぼ役者たちの台詞によって進行していくので、物語自体を期待してしまうと、ちょっと物足りなさを感じるかもしれません。でも、ジュード・ロウをはじめ、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマンと、脇を固める俳優達が豪華で、いずれも演技派揃いだったせいか、会話劇が中心でも安心して観られる内容になっていました。
特に、ノラ・ジョーンズが旅先で出会う警官アーニーと別居中の妻スー・リンのエピソードがとても良かったです。妻を愛するが故に束縛してしまう夫と、その束縛から自由になりたくて逃れようとする妻というように、この元夫婦のやり取りが切なくて、心に迫ってくるものがありましたね。この元夫婦を演じたデイヴィッド・ストラザーンとレイチェル・ワイズが熱演していて、ノラ・ジョーンズとジュード・ロウの主役の二人よりも印象に残る良い演技でした。
実は私、この映画を観た日は体調があまり良くなくて、しかも狭い映画館だったせいで前の方の席しか空いておらず、前から2番目の席での鑑賞となってしまったんです。。ウォン・カーウァイの揺れるようなカメラワークと、ストップモーションを多用した映像に酔いしれるはずが、本当に酔ってしまって具合が悪くなり、、映画の後半はまったく集中できませんでした。。というわけなので、この映画は後ろの席で鑑賞することをオススメしますね。。^^;
せっかくのノラ・ジョーンズとジュード・ロウのラストの美しいキスシーンも、楽しむ余裕はまったく無し。。ひさしぶりにトホホな映画鑑賞となってしまいました。。
映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』公式サイト
(「マイ・ブルーベリー・ナイツ」2008年3月 松本 アイシティシネマにて鑑賞)
まず美味しそうなジュード・ロウ♪
それから、あたしも実はアーニーとスー・リンのエピが
一番印象に残ったんです。
それは記事に書いてませんが、同じく主人公の2人以上に
心に残りました。
ジェレミーが自分でとっておいた鍵の話をする際に、自分の生い立ちを語り、イギリス出身であることを語っていました。
カフェのロシア文字は、付き合っていた女の子がロシア系(という説明もありました)だったので、もともとはその彼女への思いをこめたもので、現在においては引きずっている古い恋の証なのでしょう。
だからラストシーンでは扉のロシア文字が消されているカットでもインサートすればよかったのですがねえ
「2046」の濃厚こってりの後の、薄味スープのすっきり感、あるいはタイトル通り口直しのデザートのような清涼感が自分には心地よかったです。
カーウァイはコース料理のように、出す順番考えて映画作ってるのかも知れないなんて思いました。
ではでは
この映画は、色々な人たちのエピソードが光った作品でしたね
映像の撮り方や表現方法は個性的でしたが、
それよりも、劇中に描かれていた
誰もが心に抱えている様々な淋しさの形が
私は印象に残りました
私は、この映画を最後列で観ましたが、
前列の方で観ると、確かにちょっとキツいかも…
と言いながら私も結構そうなんですけど、
最近はかみさんに嫌がられてます。
この映画はかみさんと見ましたけど、
かみさん同行率は半分くらいですね。
残りは息子や娘です。
それで前から2番目であのカメラワークに耐えておられたなんて
実は、「魔法にかけられて」の時、私も左右の方の「ニオイ」と「イビキ」に
ガマンを強いられて、超~苦しかったです
こちらは圧倒的に女性が多く、素敵なカフェのオーナーにうっとりでしたが
この後に観た「ガチ★~」の方が感動しちゃったので
やや印象が薄れてしまいました
>ストーリーを考えずに、ノラの歌声と
印象的な映像に身を委ねるのが正しい見方
これ、すごく解ります!本当に仰る通りかと・・
ノラ・ジョーンズの初々しい演技は
映画の邪魔をすることなく、なかなか良かったですね。
でも脇を固める俳優陣の存在がかなり光ってました☆
其々のパートで短編映画を作っても良いくらい・・
そして何たって、やっぱりジュードです
ブルーベリーパイよりも美味しそうなジュードの魅力に尽きます。
後半、酔ってしまわれた様で勿体無かったですね~
miyuさんのレビューを読ませて頂いたのですが、本当に感想ダブりますね~♪
同じ感想の方がいるのは嬉しいです!
主役の二人はどちらかというと狂言回しのような役割でしたね。
そのせいか、エリザベスが旅で出会う人達のエピソードの方が強く印象に残りました。(^^)
そうなんです~。。この映画は前方で観るとかなりツライですね。。
私も後方の席でゆっくり鑑賞したかったです~。。
独特な映像表現で、ストーリーよりもそのお洒落な雰囲気を楽しんだ映画でした♪
でも、それぞれのエピソードは心に迫って来るものがあって、とても良かったですね。
ウォン・カーウァイらしい演出で、劇中に登場する人々の寂しい気持ちが上手く表現できていたと思います。
夫婦揃って映画が一番の趣味なので、やっぱり一緒に観ることが多いですね。
観終わった後にお互いの感想を言い合えるのが、映画鑑賞と合わせて一つの楽しみになっています。
でも、私達の好みの映画ってけっこう違っていたりするので(主人はSF好き、私は日本映画が好きです。)、同じ映画館に一緒に行っても、それぞれ違う映画を観たりすることもあるんです。^^;
ちょっと寝不足がたったのか、体調は万全ではない時に、前から2列目での鑑賞となってしまいました。。
本当だったら、あの独特な映像表現に酔いしれたかったのですが、、本当に具合が悪くなって酔ってしまうなんて、、せっかく楽しみにしていたのにツイてなかったですね~。。
ニオイもツライですよね。。よく分かります~。。
映画館の中って暗くて密室になっているせいか、ニオイとか音とか余計に敏感に感じるんですよね。。^^;
「ガチ★ボーイ」面白かったですか!いいなあ~。
観ようかどうしようか迷っていた映画で、面白いとなるとやっぱり観たいですね。