夫婦でシネマ

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アイアンマン

2008年09月28日 | あ行の映画
Story
巨大軍事企業スターク・インダストリー。これのCEOにして天才発明家のトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、新兵器のデモンストレーションのためアフガンを訪れていた。しかし、帰途の最中、武装集団に攻撃されて致命傷を負ってしまう。捕虜の医師インセンのおかげで一命をとりとめたものの、拉致されたトニーは最新型大量破壊兵器ジェリコミサイルの開発を強要される。しかし彼は医師インセンと共に兵器開発をするフリをしながらパワードスーツを製作して、脱出に成功。自分の開発した武器で多くの人々が苦しめられているのを目の当たりにしたトニーは、自社の軍事産業からの撤退を発表。自らは自宅の作業部屋に篭って、新型パワードスーツの開発に没頭する。そしてアイアンマンとなった彼は、世界の平和のために闘う決意をするのだった。
2008年/アメリカ/ ジョン・ファヴロー監督作品





評価 ★★★☆☆

まず、キャスティングの意外性で魅せてくれる映画でした。ジェフ・ブリッジズは何でも演るからいいとして、ロバート・ダウニー・Jrがアメコミのヒーローを演じるのは予想外でした。グウィネス・パルトロウがこの手の映画に出るのも意外。彼女は、これまでになくお洒落で奇麗だったような。

またもやマーヴェルコミックの新ヒーロー登場ですが、今回は特殊能力を持っているわけではなく、テクノロジーの力で悪を倒すという所が新しい趣向。このパワードスーツを、試行錯誤しながら開発する過程が詳細に描かれているのが面白かった。
アークリアクターという装置を自分の胸に装着し、被弾して弱った心臓をサポートしつつ、スーツにパワーを供給するというところがミソ。この心臓部とも言えるアークリアクターのメカニズム解説が不足していたのが食い足りなかったです。
しかし、両手両足にジェットエンジンを装着していてマッハ8で飛行するところなどは、スピード感抜群で爽快。

アイアンマンは、自分が開発した武器で苦しめられている人々を助けるためではあるのですが、他国の紛争地帯にまで遠征してしまいます。これはアメコミヒーローとしては、微妙なグレーゾーンに踏み込んでしまった感があります。ヒーローと言えど、他国の紛争に勝手に介入してもいいのか?と、これは議論を呼びそうですね。

クライマックスは、CEO同士の対決となり、物語に発展性がなかったのが残念。ただ、監督のジョン・ファブローは、前作「ザスーラ」の時もそうだったけど、結構ツボをおさえた演出をする人です。今回は導入部だから仕方なかったけど、次回作以降は期待できそう。


映画『アイアンマン』公式サイト


(「アイアンマン」2008年9月 長野グランドシネマズにて鑑賞)

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2 コメント

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Unknown (ホーギー)
2008-10-04 00:11:27
はじめまして、ホーギーと言います。
アメリカで大ヒットするだけのことはありますね。予想以上に面白かったです。
特に、ハイテクなシステムを使ってパワードスーツを製作していくシーンが楽しくて、しかも、実験途中で何度も失敗するユニークさもあって、ホントに見応えがありました。
そして、ロバート・ダウニー・ジュニアが、アイアンマンのキャラクターに見事にハマッていてよかったですね。これまでゴシップ以外あまり彼のことは知らなかったので、今後の活躍が楽しみです。
エンディングのカメオ出演といい、早くも続編が決まっているので、どんな展開になるのか今からとても楽しみです。
ということで、これからもどうぞよろしくお願いします。それとTBもお願いします。
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はじめまして。 (wanco)
2008-10-05 21:43:04
ホーギーさん、はじめまして、こんばんは。
コメントとトラバ、ありがとうございました。

この映画が成功したのは、ホント、ロバート・ダウニー・Jrの功績が大きいですね。深刻な中にもどことなくユーモアを漂わせて、彼ならではの演技を楽しめました。

パワードスーツを開発して行くシーンや、それを装着するシーンの凝りようは観ていて嬉しくなってきました。きっと、スタッフにマニアックな人材が揃っていたんですね。
僕も続編が今から楽しみです。

それでは、こちらこそ、今後ともよろしくお願いします!
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