みずほ銀行が全国的にシステムダウンしてしまった原因は義捐金の振込み集中が引き金になっていたと発表しました。
天下のみずほ銀行のおシステムがこんなことでダウンしてしまうなんて・・・・
これもまた「想定外」の出来事だったんだろうか・・・・だとすればシステムを構築するときの想定が甘すぎるとしかいいようがないですよね。
「万が一こんなことが起こったとしたら・・・・」という想像力がなかったという点では完全に人間のミスでしょう。
なんだか、この話を聞いて、根底に福島原発の事故と同じものが感じられるような気がしました。
テクノロジーへの過信ということです。
どんなにすばらしい技術やシステムも人間がつくったという事を忘れてはいけません。
それは人間がつくったという時点ですでに「完全」ではないということです。
万が一の場合が起こったときに全システムがダウンしてしまうのなんて考えられないです。
なぜ部分的な障害でストップできるようなシステムが採用されていなかったんでしょうか?
話はちょっと変わりますが、私の仕事の建築業界でも今回オール電化住宅が時間停電の影響をまともに受けることになってしまいました。
給湯器、暖房、調理、照明がすべて使用不能になってしまうのはまさに想定外の出来事でした。
オール電化住宅の話をする時に「停電になったら困るよね・・・」と笑い話でよく言っていたことがまさか現実となるなんて・・・
そういう私は自分自身がいつのまにか平和ボケになってしまっていた事に気がつかされていたのでした。
平常時の利便性を優先するか、非常時のリスクを分散するか、ちょっとすぐに答えがでないなあ。
日本はのインフラのシステムは今後海外にも売り込んでいける分野として期待されているのですが、今回のトラブルはジャパニーズブランドは設計思想が甘いとして他の分野にも影響を与えそうです。
日本の技術は世界でも最先端のものだと信じてきた私にとって、みずほ銀行と福島原発のトラブルはそういった意味でも非常にショックな出来事です。
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