見出し画像

日暮しトンボは日々MUSOUする

私、ワクチン接種は一回も受けてません

部屋の隅に放置している固定電話が久々に鳴った。 誰だろうと思いつつ表示を見てみると… うわっ 姉からだ。 この人とはあまり話したくないのだが、電話に出るまでしつこく鳴らし続けるだろうから仕方なく電話に出てみる。 要件はと言うと、またワクチンの注射を打たなくちゃならないのでとても憂鬱だという愚痴をダラダラと聞かされた。 姉は以前に接種した時の副反応は痛くてキツかったらしい。 「アンタは副反応どうだったの?」と聞かれたので「出てないよ」と答えた。 なぜかと言うと私は今までワクチン接種を1度も受けていないからだ。 それを聞いて「なんでワクチン打ってないのよ!バッカじゃないの?コロナに感染しても知らないよ」と若干キレ気味に言う。 やれやれ…  またかよ…と、落胆する私。 前にも同じような会話を幾度かしている筈なのにやはり忘れてる。 また同じ説明をしなきゃならないと思うと嫌気の溜息がでる。  
私は脳出血の後遺症で真っ直ぐ歩けない体質になったので、退院して以来人混みの中は歩かないようにしてるし、当然電車やバスにも乗らない。と言うか正確には乗れない。 荷重移動の慣性に弱いからすぐに目眩を引き起こす。 だからここ数年、乗り物に乗ったことはない。 ましてコロナ禍では飲食店で会食もしないし、友達どうしで騒いだりもしない。 今でも不要不急の外出はしないので感染する要素が無いのだ。 もちろん全く外に出ないと言うわけではない。 運動の為の散歩は人の少ない公園を歩くし、近所のスーパーに買い物に行く時は、店内が混まない時間帯を選ぶ。 当然マスクもしてるし、店の入り口にある消毒も必ずする。 なので今までワクチン接種を一切してなくてもこの通り無事である。 この様な同じ説明を姉に今まで何回したことか…    コレを言うと必ず返ってくる言葉が「そりゃアンタは外に出なくてもお金もらえるからいいわよね! こっちは働きに出なきゃ生活できないんだから注射打たないわけにはいかないんだよ!!」と筋違いな事でキレられる。  この姉の言葉は裏を返せば働きたくないのに無理して働いてるのに、何もしないで市から援助してもらって生活できている私への妬みである。 
そもそも私が後遺症で働けなくて困っていた時、実家の土地の権利を欲しいが為、長男である私の遺産相続権を放棄させてから強引に生活支援課にブチ込んだはアンタだろ! そのおかげでお前の家族は一生借家暮らしからタダ同然で一軒家(実家のこと)を持てたんだから、私にそんな逆ギレするのはお門違いだ! と、私も普通ならこう言ってキレたいところだが…それはやめておいた。 この人の八つ当たりはもはや誰も止めようがない。 自分の問題でも構わず誰かに責任を丸投げする。 不満を吐くだけ吐いてスッキリさせるタイプなので、こういう時はなるべく逆らわないように相手の言うことに合わせず受け流すようにしている。 あ、そう…と言って塩対応してればそのうち諦めて電話を切るだろう。 この女の対処法は話を盛り下げて人に転嫁する隙を与えない事だ。  

そもそも私が予防接種を受ける機会を逃したのは、まだワクチンの数が少なかった頃、働く人(人前に出る人)に優先してワクチンを打ってもらいたいので自分は後回しにした。 コロナ感染もすぐに治るかと思っていたので、感染者も減ってワクチンの数も十分に確保できた時に接種しにいけばいと思っていたのだが…   こんなに長引くとは思ってなかったよ。 世界は経済を止めないようにコロナと(インフルエンザの様に)共存の道を歩み始めている。 まぁ、そのうち私もやむを得ない状況で外に出る機会が多くなったら接種を受けることになるだろう。


 



名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「独り言」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事