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迷走する枕茶屋

飛ぶ勇気すらない者が嘲笑う

生きていれば理不尽な涙を流すこともあるでしょう

決して選ばせてはいけない道を逝くしか無かった者たちの現状を

脆弱な殻が勇気を封じ込めて 無関心の空気が充満する

その光景は確かに目の端に映っていたはずだ

か細い声も聞こえたはずだ
 
飛び火を恐れて防御壁を築き わが身だけを案じて盲目になる




悔しさから絞り出される嘔吐の涙

戻る事もできない八方塞がり

心の内側をギュッと絞って 絞って 搾り取って全部出してしまえ



それでも駄目なら 
   


追い込めれた弱者が袋小路から逃げ出すために

決して選んではいけない道を選んでしまう



どんなに頑張っても どんなに歯を食いしばっても

そこしか行く道が無かったんだ




後になってからコソコソと口を開く者たち

散った者の辛い心情を感じ取ろうともせず
長方形の小さな枠の中に映る姿を揶揄する雑草が生える

こんな身も蓋もない終幕に

誰も責められない   責める権利もない
 


あいみょんのデビューシングル「 生きていたんだよな 」(2016年リリース)は、今の時代ではテレビでフルコーラスを流せない曲だ。  過去にテレビドラマの主題歌に使われたが、冒頭と合間に入る語りの部分がカットされていたので、「飛んだ〜」の歌詞が「翔んだ」成功したという解釈にもとれるようになっていたので、後にフルバージョンで聴いた時には鳥肌が立った。  マリーゴールドがヒットする前のまだ名も無い頃の名曲中の名曲です。  
私の姉も高2の時に世間を騒がしてこの世を去った。 私たち家族は社宅の団地に居辛くなり世間の目から逃げる様に引っ越したんだ。 父の退職金を前借りして小さな一軒家を買ってね。

当時のあいみょんが何となくその姉に雰囲気が似ていて、二十歳を過ぎたらきっとこんな感じだったんだろうなと…     今でもこの歌をよく聴きます。




別世界へ行ったら    心から笑えるだろうか

  I want to go kinder world
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