例えようのないその人の眼差しは ただ優しいと言うだけではなく
無意識に隠してる気持ちを見つめられているようで
暖かい期待が湧き上がって来る
安定したスローなリズムで奏でる存在感は 微かに時が止まる
それと同時に 奥底から迫り上がってくる懐かしい圧迫感
その正体を理解するのはやめておこう
そんな時の私の心情は 広い海原に小さな板切れにしがみ付いて
漂っている様なものだ
人と違った波長は 自分の基準が分からなくなり調律を誤るから
意図的ではないにしろ それが彼女の空気感なのだ
そんな人がそばにいるだけで いつもと同じ陽射しでも
様々な恩恵をもらっているようで 尊く思えるから不思議だ
「観葉少女」
何事にも寛容な女性である と言うことで。