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迷走する枕茶屋

海のように広く 午後の日差しのように暖かく

例えようのないその人の眼差しは ただ優しいと言うだけではなく

無意識に隠してる気持ちを見つめられているようで

暖かい期待が湧き上がって来る

安定したスローなリズムで奏でる存在感は 微かに時が止まる

それと同時に 奥底から迫り上がってくる懐かしい圧迫感

その正体を理解するのはやめておこう

そんな時の私の心情は 広い海原に小さな板切れにしがみ付いて
漂っている様なものだ

人と違った波長は 自分の基準が分からなくなり調律を誤るから

意図的ではないにしろ それが彼女の空気感なのだ


そんな人がそばにいるだけで いつもと同じ陽射しでも
様々な恩恵をもらっているようで 尊く思えるから不思議だ








 「観葉少女」

  何事にも寛容な女性である       と言うことで。


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