迷走する枕茶屋

好漢(カッコいい男)とはこういうものさ!

時代は北宋末期、汚職官吏や不正がはびこる世の中。 本来なら彼らは盗みや殺人、強盗を等を働いた罪人達だが、それよりももっとタチの悪い奸臣に苦しめられていた民衆は、巨悪政に立ち向かう彼らを支持し始めた。 あらゆる武芸、武術、道術を身につけた豪傑百八人が、難攻不落の水辺の要塞梁山泊に集結する。 宿命の敵「高俅」が率いる八十万禁軍勢と梁山泊軍が激突する活劇ファンタジー! 三国志や西遊記と並ぶ中国四大奇書(もうひとつは金瓶梅)の、これがRPG的、庶民派痛快娯楽物語 「水滸伝」 だ!

「豹子頭 林冲」 りんちゅう先生です。 水滸伝において最も好きなキャラクターです。 この物語はこの林冲のエピソードから始まる。 元は禁軍に仕える棒術の師範だったが、時の支配者高俅のドラ息子が、林冲の美しい妻に一目惚れし、彼女を手に入れようと林冲に無実の罪を着せ、流刑送りにする。 護送途中でもドラ息子に賄賂を貰った役人たちが、林冲を事故と見せかけて抹殺しようとしたり、嫌がらせをされたりするが、林冲は妻の身を案じてひたすら耐えるしかなかった。 しかし高俅の手下(看守)は、遠く離れた流刑場でも林冲を焼き殺そうと牢屋に火を放つ。 危うく難を逃れた林冲は、その刺客が唯一信用していた親友だった事にショックを受ける。 そして愛する林冲の妻は、高俅のドラ息子に迫られ自ら命を断った。 全てを知った林冲は、今まで抑えていた怒りがついに爆発する!  親友と役人を全員殺し、炎に包まれる流刑場を後に、憎き高俅への復讐を誓う。 これを機に、反逆の無頼漢に変貌するのだった。  これが血湧き肉躍る水滸伝の始まりのエピソード1だ! シビれる!



林冲のモデルは、最初は加藤剛の若い頃のイメージで描いていたが、スカパーで倉田保昭の初期の映画を見ていたら、いつの間にか倉田さんが混じっていた。(苦笑)
これぞ本物の漢の顔だ!  自分のためにしか飛ばない豚は、やっぱりただの豚だ! 
真にカッコいいとはこう言うことさっ!

右は「混江竜 李俊」梁山泊の水軍を統括する。 イメージは渡哲也です。
渡哲也のキャラクターをどこかで使おうかと思っていたので、水を使う戦術に長けている
親分肌の李俊にした。


「九紋竜 史進」 体に九つの龍の刺青があるヤクザのボンボン。 このキャラも結構好きです。頼れる若親分。 イメージとしては、傷天の頃のショーケンです。(あくまでもイメージです) 



「青面獣 楊志」 顔に獣のような青アザがあるのでこんあだ名がついた。 武芸の腕前はかなりのもの。 林冲と互角に渡り合って引き分けたほどだ。 でもメンタル面が弱い(苦笑) 情けないイメージがどうしても抜け切れないので、こんな顔になってしまった。




「行者 武松」或いは「打虎の武松」 この人は強い。 素手の拳術では彼の右に出るものはいない。 元祖酔拳の使い手で、酔って凶暴な人喰い虎を素手で殴り殺したという伝説の漢だ。それでいて結構なモテ男である。 兄の女房に夜這いされるというエピソードもある。 指名手配で行者に変装してるのです。


「弁命三郎 石秀」 情に厚いケンカ番長石秀です。 弱い者が虐められてるとすぐに助ける結構良い人。 じっとしているのが苦手。 なのでイメージとしては若い頃のジャキーチェン。

左)「大刀 関勝」 三国志の英雄、関羽の子孫です。 この設定ズルイよね。
右)「短命二郎 阮小五」阮三兄弟の次男 小二が長男で小五が次男、末の小七が三男というややこしい名前の兄弟。

 
左)「玉臂匠 金大堅」 印鑑職人。 偽の印を作らせる為だけに連れてこられた不幸な人。
右)「鼓上蚤 時遷」 敵地への潜入が得意。元は泥棒で知恵が働く。 ルパンみたいな人。 よく石秀と組んで敵の情報を取集していた。 こういう男は結構役に立つ。


左)「操刀鬼 曹正」 元は肉屋のおっさん。 得意技は家畜の。 そんだけ
右)「白日鼠 白勝」 初期メンバーになんとなく居た人。 あとは記憶にない。



左) 「没面目 焦挺」 相撲の力士です。 無愛想なので没面目というあだ名が付いた。
右) 「白面郎君 鄭天寿」 色白のイケメンなのでついたあだ名が白面郎君。でも清風山の山賊で、捕まえた人間の肉をスープにして食べちゃう怖い人です。 後に梁山泊の首領になる宋江も食べようとした。 (食べればよかったのにね)



左)「八臂哪吒 項充」 飛刀の名手。アパッチ野球軍のあばしりみたいな人。(知らないか…)
右)「白花蛇 楊春」 大桿刀の使い手。 この人の目立った活躍はありません。(おい!)










前回の髭おじさんたちの完成画です。




おまけ★  殺人鬼コンビ「李逵と鮑旭」 李逵はなぜかモノクロの画像しか残ってなかった。
右)「喪門神 鮑旭」 鮑旭はあまり興味がないので、適当に描きすぎた(苦笑)なので没にしました。




愛用の道具。 
ペン先はゼブラの丸ペンを使用。最初はとても硬いが、描き慣れてくるととてもカッチリとした太い線が引けるようになる。  ぺんてるの極細筆ペン。とても細い線が引けるので長年愛用してます。髪の毛は全てこれで描きます。  あとピグマのミリペン(0.05)耐水性なので、水性マーカーと併用できます。 細いからインクが長持ちするけど、その前にペン先が潰れるので最後まで使えた試しがないのが難点です(苦笑)

次は梁山泊の女性メンバーの紹介です。 いるんですよ漢世界にも強い女性が!




                   ではまた近いうちに。






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