日暮しトンボは日々MUSOUする

ケッテンクラートをLEGOで作ってみた




台風が台風にならないまま通り過ぎた感じだが、土曜なのに天気がスッキリしない。
おまけに肌寒い。 まぁ、蒸し暑いよりかいいけど。 というわけでそんな日は
室内の趣味全開で遊ぼう! LEGOでケッテンクラート作りました。
正確にはクライネス・ケッテンクラフトラートと言って、第二次世界大戦期にドイツで開発
された半装軌車です。 前方がオートバイで、ボディは戦車のようなキャタピラ走行という、
まるで車輌のケンタウロスのようなスタイルが子供の頃から気に入っていた。 
なぜこのような車輌が開発されたかというと、戦場が泥の道や沼地が多かったため、オート
バイでは走ることが困難だった。そこでこのケッテンクラートが開発されたのだ。(たしか
そんな感じだったと思う) 

こんなヤツ。 昔プラモで作った記憶があるような…

2年前に「少女終末旅行」というアニメがあった。 戦争によって世界が崩壊した終末を
生き残った二人の少女が軍服とヘルメット姿で、廃墟の街をケッテンクラートに乗って
旅をするというただそれだけのアニメだが、妙に印象に残ったアニメだった。
ということで、「少女終末旅行」のアニメの世界観をレゴで再現してみた。 


主人公のチト(右)とユーリ(左) 


ケッテンクラートは彼女たちの足であり、家でもある。 夜は荷物を降ろして
狭い荷台で二人でくっつきあって寝るのである。


廃墟の街もそれらしく組み立ててみたが、同じ色のパーツが足りないので、いささか
規模が小さくなってしまった。 もっと広いジオラマ作りたかったなぁ。。。




訪れた廃墟で、食料や燃料を補給するチトとユーリ。
彼女たちの食料は主にレーションと呼ばれるカロリーメイトによく似たもの。
この世界では動物も植物も絶滅しているので、そういった人工栄養食や缶詰だけ。
水場で洗濯をしていた彼女らは、流れてきた死んだ魚を初めて焼いて食べた。 
ユーリはいっぺんに魚の味の虜になってしまったというエピソードがある。




LEGOで作ったケッテンクラートとチトとユーリ






レゴで作ったジオラマ風景
裏側

物語の進行は、主に食料の調達と各地に残る給油所を見つけて補給すること。 この世界は何層にも重なった世界で、ひたすら上層階を目指す。 作風は能天気でほのぼのとしている。
旅の途中で出会ったわずかに生き残った人間と、主人(人間)がいなくなっても働き続けるロボットや人工生物のヌコなどで、ほとんどがチトとユーリだけで話は進行する。 起承転結というようなストーリー変化はなく、ただ淡々と二人の日常を描くだけのアニメだが、 時折見せる戦争の悲惨さと絶望感が、人のいない廃墟にさまよう二人に物悲しい影を落とす。 
実は密かにこのアニメの続編を期待していたのだが、メディアの売り上げがイマイチ伸び
なかったのと、原作が足りないとのことで第2期の制作は恐らく無いであろうという情報を
最近知ってしまた。 残念だが、まぁ仕方がない。 一般ウケが良くないのはなんとなく
わかっていたが、個人的には大好きな作品だった。 

制作と撮影は去年のもの



名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「レゴ系」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事