ある寡黙な男性が、オズオズと一枚の用紙を私に差し出した。
小林だいすけ神奈川県議会議員の後援会サポーターの申し込み用紙であった。
「あの、あの、だ、だ大ちゃんを応援してほしくて、その、名前を書いていただけたら、あのごめんなさい、お願いします、あの、あの、」
おそらく、知人の男性は小林だいすけ県議会議員のサポーター申し込み用紙を必死な思いで私に手渡そうとしたのだろう
知人の男性は、普段、積極的に誰かと会話するわけではなく、静かなる日々を送っている。
そんな彼が、なぜ、緊張しながらも小林だいすけ県議会議員のサポーターを必死なおもいで集めているのだろう?
彼は、ある老人ホームで働いていた時に小林だいすけ県議会議員と出会ったそうだ。
その時は、小林だいすけ県議会議員は老人ホームの先輩職員で、知人男性に優しく丁寧に頼もしく仕事を教えてくれたという。
知人男性は、老人ホームの仕事を退職し現在は自営業を営んでいるが、その後偶然に駅頭をする小林だいすけ県議会議員と再会したという。
男性は、小林だいすけ県議会議員に感謝をしていて、彼のサポーターになろうと強く決意したという。
私は、小林だいすけ県議会議員のことをよくは知らないのだが、きっと小林だいすけ県議会議員には、普段、積極的に行動を起こさない控えめな知人をここまでつき動かせるなにかがあるのだろうと思い
「いいよ、サポーター申し込み用紙、記入しておくよ」
と答えた。知人男性の顔は太陽の如く輝いた。
ベトナムのホーチミンは言った。
「たった、一人の人間にその思想を理解してもらえば、成功だと」
知人の寡黙なる男性は、ホーチミンの言葉のような偉大なることを決行したことを知らずに、びくびくと怯えなから、
「よろしくお願いいたします」
と小さな声で、玄関を後にした。