「家内がね、妊娠した時に子宮の病気だから、手術したほうがよい、赤ちゃんの命は諦めてくれと医者に言われたんだ。俺は、こどもはまた作ればよい、だけど家内が死んじまったら困るから手術をしようと家内と話あいをした。」
もう、30年以上も前の話だか、私は中学校の教室で保健体育の教師が語る言葉に耳を傾けていた。
なぜ、このようなシーンを思い出したかというと、相模原市にある整形外科の話題を頻繁に耳にするからである。
「⭕整形外科行って来たら、手術をすすめられてね、検討しているのよ」
知人は腰を擦りながら言った。すると、初老の男が慌てた様子で止めた。
「そこは、やめたほうがよい、車椅子になるよ、東芝病院にいい先生がいる、そこで、診察してもらったほうがよいですよ」
知人は、昨年から、腰痛で様々な接骨院、整形外科を通ったが一向によくなる気配がなかった。
近所でも評判の整形外科の先生は、「なんともないですよ」と診断を下したが、なんせ、痛みは相変わらずで、乳母車を押しながら歩いている。
そこで、⭕整形外科診断は、背骨が空洞化しているから手術を要すると
初老の男は、自分の母が交通事故にあい、救急車で運びこまれたことがきっかけとなり、⭕整形外科を知ることになる。
まず、周囲の知人から、「そこは、必要のない手術や入院を勧められ、知人の娘さんは、手術後も芳しくなく、他の病院で診察をしたら、後数ヶ月診察が遅れていたら、足を引きずって生活をしていくところだった」などと様々な証言を耳にし青くなった。
このままでは、おふくろが危ないと初老の男は、病院とケンカになりながらも脱出した。
知人は、その話を聞いて、北里病院へ再診察をする。
そして、やはり手術は必要なしとの診察だった。
保健体育の先生の奥さん、他の産婦人科へ再診察に行き、診断の結果、子宮に病気はなかったとのことで、元気な赤ちゃんを産んだと言っていた。
保健体育の先生が、最初に診察した産婦人科は、1980年、乱診乱療で、世間を震撼させた富士見産婦人科事件となった産婦人科である。(後に捏造だったとの報道もあった)
あの時の授業はセカンドオピニオンの重要性を教えてくれたのだろうな
病院は、病を治療してくれるところだけれど、やはり、自分や大切な家族を守るためには地域の病院の情報には、アンテナをはることが大事だなと思った。
⭕整形外科の誤診、保険外交員の証言も入ったが後日、アップしたい