帝国データバンクは12日、令和5年の食品値上げが同日時点で3万品目を突破したと発表した。値上げラッシュだった4年通年の2万5768品目を大幅に上回る過去最大級の値上げラッシュになる。値上げの理由として最も多い原材料高は足元で一服しつつあるものの、電気代の上昇や人手不足による人件費高騰などで値上げの動きは続き、年間では3万5千品目前後になると予想している。 12日時点で判明している食品の値上げ品目数は累計3万9品目に上った。なかでも10月は酒類やソーセージ、調味料など3716品目が既に値上げを予定しており、値上げラッシュだった昨年10月(7864品目)を上回る8千品目台に乗る可能性が指摘される。 帝国データの担当者は、全食品分野に及ぶ年間3万品目超の値上げは、バブル経済崩壊以降の過去30年間でも異例だと指摘。ただ、原材料高の一服や価格転嫁がある程度進んだことで、値上げの動きは「10月をピークに緩やかにペースダウンする」と予想する。消費者の〝値上げ疲れ〟による売り上げの伸び悩みを警戒して、価格据え置きや値下げも表面化しており、潮目は徐々に変わりつつある。(産経新聞) |
このところガソリンもジワジワと値上がってきました。
給料は上がらないのに・・・