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天皇陛下「象徴としてのつとめを果たす」 2000人参列し「即位礼正殿の儀」

2019-10-22 16:00:12 | 気になる事
天皇陛下が即位を国内外に宣言される「即位礼正殿(せいでん)の儀」が22日午後1時ごろから、皇居・宮殿「松の間」で執り行われた。陛下は高御座(たかみくら)に登壇し、「憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います」と述べられた。一連の即位儀式の中心となる国事行為の儀式で、180以上の国と国際機関などの代表者や三権の長、各界の代表ら約2000人が参列した。夜には宮殿で海外の賓客らを招いた祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」が催される。

 正殿の儀で、陛下は天皇専用の装束「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」をまとい、皇后雅子さまは、側頭部のびんを大きく膨らませたおすべらかしの髪に十二単(ひとえ)姿で御帳台(みちょうだい)に立った。

 陛下は冒頭、「さきに、日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました」と上皇さまの退位によって即位した経緯を述べた。そのうえで「国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添う」と誓い、即位した5月1日の「即位後朝見の儀」で国民に向けて述べた内容を改めて表明した。

 続いて、安倍晋三首相が高御座の前で「一同こぞって心からおよろこび申し上げます」と祝辞にあたる寿詞(よごと)を読み上げた。首相が数歩下がって「ご即位を祝し、天皇陛下万歳」と発声したのに続いて参列者が万歳を三唱した。両陛下が退室し、儀式は約30分で終了した。

 成人男女の皇族方も松の間に参列し、秋篠宮さまは赤みを帯びた黄色の束帯「黄丹袍(おうにのほう)」を着用し、女性皇族は十二単姿で並んだ。公務から退いた上皇ご夫妻と96歳の三笠宮妃百合子さまは出席しなかった。

 松の間正面の中庭には、安倍首相が揮毫(きごう)した「万歳旛(ばん)」など色とりどりの旛(のぼり)が立てられた。宮内庁職員らも装束姿で整列する予定だったが、雨天のため人数を減らして建物内に並んだ。海外や国内各界の代表は、中庭を取り囲んだ春秋の間などで儀式に立ち会い、設置された30台のモニターで進行を見つめた。

 儀式では、皇位の証しとされる三種の神器のうち、剣と璽(じ)(まが玉)、天皇の国事行為に使う印章の国璽(こくじ)と御璽(ぎょじ)が高御座に置かれた。神話に基づく調度品の使用や天皇が首相を見下ろす形になることには、憲法が定める国民主権や政教分離の原則に反しているとの指摘があるが、政府は平成の即位礼を踏襲した。

 正殿の儀に先立ち、両陛下は午前9時ごろから皇居内の宮中三殿で、即位の礼を行うことを皇室の祖先らに報告する「即位礼当日賢所(かしこどころ)大前(おおまえ)の儀」などの皇室行事に臨んだ。午後に予定されていたパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」は台風19号の被害に配慮し、11月10日に延期されている。

 平成の即位の礼は、昭和天皇の服喪期間を挟んで即位から約1年10カ月後に行われたが、202年ぶりの退位によって即位から約半年で儀式の日を迎えた。22日は今年に限り、祝日となった。(毎日新聞)

世代が近い天皇陛下が即位か・・・すめらぎいやさか
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