フォルクスワーゲン、24年12月期の純利益3割減 中国販売で苦戦
ドイツ自動車大手フォルクスワーゲンが11日発表した2024年12月期決算は、純利益が前期比32.8%減の107億2100万ユーロ(約1.7兆円)だった。主力市場の中国での販売が苦戦するなどして自動車販売が落ち込んだほか、工場閉鎖などに伴う構造改革の費用も重荷になった。 売上高は金融サービス部門の売り上げが増えたため、0.7%増の3246億5600万ユーロ(約52兆円)だった。本業のもうけを示す営業利益は15.4%減の190億6千万ユーロ(約3兆円)となり、グループの売り上げに占める営業利益の割合は前期の7.0%から5.9%に落ち込んだ。 24年のグループの世界販売は前年比2.3%減の903万台。約3割を占める主力の中国で前年比1割近く落ち込み、電気自動車(EV)需要が低迷した欧州も伸び悩んだ。グループの独高級車メーカー、アウディのEVを製造していたブリュッセル工場の閉鎖などに伴う費用もかさんだ。 (朝日新聞) |
フォルクスワーゲンなどヨーロッパの自動車会社は、中国&EVシフトの影響ですね。
コロナ前になりますが、上海ではフォルクスワーゲンがやたらと走っていました。
中国人民はそのクルマをEVにシフトしてくれれば良かったのですが、BYDのEVに乗り換えたのでしょうか?
そしてトヨタのニュース
トヨタ、欧州向けEV3車種発表 市況見極め、テコ入れへ
トヨタ自動車は12日、欧州市場に新たに投入する電気自動車(EV)3車種を発表した。トヨタの欧州の新車販売に占めるEVの割合は現在数%にとどまるが、新車種でテコ入れを図り、2026〜27年ごろに2割程度まで引き上げるとした。 今回発表したのは、26年末までに欧州市場に投入するとしていた6車種のうちの3車種で、いずれもスポーツタイプ多目的車(SUV)の「bZ4X」、「C−HR+」、「アーバンクルーザー」。C−HR+は同モデルでは初のEVで、最大充電時に600キロの走行が可能。bZ4Xの新モデルは航続距離を延ばし、従来よりも最大2倍のスピードで充電できるようにした。アーバンクルーザーは昨年末に発表したばかりだ。高級ブランド「レクサス」のEVの新モデルも発表した。25年中の発売を予定する。 欧州を拠点とする「トヨタモーターヨーロッパ」の中田佳宏最高経営責任者(CEO)は、6日にブリュッセルで開いた報道機関向けの発表会で、「我々がEVに対し力と情熱を注いでいることが分かってもらえるはずだ」と意気込んだ。 気候変動問題が深刻化する中、欧州連合(EU)は35年にガソリン車の新車販売を原則禁止する方針で、走行時に温室効果ガスを出さないEVを重要視する。 ただ、足元ではドイツをはじめとする欧州の自動車メーカー各社はEV市場の減速で経営不振に陥っており、EVへの過度な傾倒からの揺り戻しも起きている。 中田氏も充電インフラの未整備などから「EV普及の速度は弱まっていることも事実」と指摘した。今後の市況を慎重に見極めるとともに、従来どおり、水素など複数の脱炭素技術の導入を並行して進めると強調した。 (毎日新聞) |
マーケットを見極めてEV投入。
止める訳にもいきませんから、発売はしておきますと言う感じでしょうか。
でもバッテリーは進化しているようです。