東京メトロは、11月12日からキャリーバッグの使用マナーに関する啓発活動を開始した。鉄道を利用する訪日外国人が年々増加しており、大型の荷物を携行して乗車することも多い。こうした背景から、キャリーバッグに関するトラブルも増えているという。 東京メトロの発表によると、同社の管轄内でのキャリーバッグに関するトラブル件数は2015年度から18年度にかけ、1.5倍ほどに増加。特にエスカレーター利用時や歩行時などに目立っているという。 また、日本民営鉄道協会発表の、「駅と電車内の迷惑行為ランキング」(18年度版)でも、「荷物の持ち方・置き方」が前年調査の3位からランクを上げて1位になるなど、東京メトロ以外の鉄道各社でも荷物に関するトラブルは増加傾向にある。こうした背景には、外国人観光客の増加により、大型の荷物を携行して乗車する人が増えていることも背景にありそうだ。 東京メトロでは10年からキャリーバッグや手回り品のマナーに関するポスターを掲示。鉄道各社とも連携し、マナー向上を呼び掛けている。今回の取り組みでは、マナー啓発として初めて同業他社以外の企業とタッグを組む。バッグメーカーのエース(東京都渋谷区)と連携し、駅構内だけでなく全国のエース製バッグを扱う店舗でもポスターを掲示していくという。 外国人だけでなく、日本人でも電車のマナーに問題がある人は少なからず見かける。荷物以外にも気を配って乗車したい。 (ITmedia ビジネスオンライン) |
キャリーバックと並んでリュックサックも邪魔なんですよね・・・