北陸新幹線が敦賀駅(福井県敦賀市)まで延伸開業し、東京と福井が乗り換えなしで行き来できるようになった16日。午前に一番列車が出発し、東京からの列車も到着した敦賀駅は祝賀ムードに。乗客からは「首都圏と北陸の交流が増える」「能登半島地震の被災地の勇気に」と期待の声が寄せられた。 午前6時11分、大勢の人に見送られ、ホームを後にした敦賀発の上り一番列車「かがやき502号」。列車は東京に約3時間20分で到着する速達型。乗車した敦賀市の松永裕美さん(79)は「東京に住む孫娘に大学の合格祝いを持って行く」とわくわくした様子。「東京まで便利になるので、これから、ちょくちょく行ければ」と話した。高校の卒業式を終えた東京都調布市の加藤暖那太(ひなた)さん(18)も「乗り換えがいらなくなり、福井が旅行の選択肢に含まれるようになると思う」と声を弾ませた。 午前9時34分には、東京発の最初の下り列車「かがやき501号」が敦賀に到着。首都圏からの乗客には、市内を初めて観光するという人も多くいた。 東京都調布市の会社員大島慶太さん(52)は「遠い存在だった北陸が近くなった。能登半島地震もあったし、開業が多くの人の勇気になると思う」と話した。神奈川県葉山町の公務員山崎大輔さん(39)は「本当に速達。早かった」と興奮した様子。「観光以外に仕事関係でも北陸圏との交流は増えそう」と期待した。(中日新聞Web) |
首都圏から北陸は遠い感がありますね。
でも新幹線1本で行けるなら、今までより気軽に行けそうです。