新NISAが令和6年1月から拡充されるのを踏まえ、自社の株式を分割して投資単位当たりの金額を下げ、個人投資家が購入しやすくする動きが、関西に本社を持つ企業にも広がっている。 ダイドーグループホールディングスは、1月21日付で1株を2株に分割する。同社が株式分割をするのは平成13年の上場以来初めてとなる。 新NISAは非課税の期間が無期限となることなどから、長期保有に適しているとされる。長く保有できる若年層に有利で、同社の広報担当者は「長期で保有してくれる若い個人投資家を呼び込みたい」と話す。また、投資を通じ「商品や会社にも関心をもってもらえる」とみて、販売面での効果にも期待を寄せる。 日本触媒も今月、6年4月1日付で1株を4株に分割すると発表した。同社は、投資単位当たりの金額を引き下げることで、より投資しやすい環境を整え、「(同社の)株式の流動性の向上」と「投資家層の拡大」をはかるとしている。 関西企業ではこのほか、村田製作所やロームが今年、株式分割に踏み切った。 りそな総合研究所の荒木秀之主席研究員は「今後、株式分割だけでなく、配当や株主優待に関する取り組みも出てくるだろう」と指摘。こうした「消費者に近い」施策が、個人の投資意欲を高めるのに貢献するとしている。(産経新聞) |
12月28日の終値
村田製作所 3011円 単位100株
ローム 2727.5円 単位100株
この銘柄が30万で買えるとは・・・知らなかった・・・