トヨタ自動車が5日発表した2014年9月中間連結決算(米国会計基準)は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比7.7%増の1兆3519億円となった。リーマン・ショック前の07年9月中間の1兆2721億円を上回り、7年ぶりに中間期の過去最高を更新した。消費税増税後の需要減で国内販売は低迷したが、主力の北米販売が好調だった。円安が輸出や海外販売の採算改善につながった。 同時に15年3月期連結業績予想を上方修正した。営業利益は前期比9.1%増の2兆5000億円(従来2兆3000億円)、最終的なもうけを示す純利益は9.7%増の2兆円(同1兆7800億円)と、いずれも2年連続で過去最高を更新。純利益は減益予想から一転し、初の2兆円に乗せる見込みだ。 通期の想定為替レートは1ドル=104円(同101円)、1ユーロ=137円(同136円)と円安方向に修正した。円安が営業利益を従来予想から1350億円押し上げる。 9月中間の売上高は前年同期比3.3%増の12兆9455億円。ダイハツ工業と日野自動車、中国合弁企業を含む中間期のグループ総販売台数は1.0%増の503万2000台。3年連続で過去最高を更新し、初めて500万台を上回った。円安の進行が営業利益を前年同期に比べ700億円押し上げた。純利益は12.6%増の1兆1268億円だった。(時事通信社) |
トヨタはリコールが心配です・・・