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柳川市で初めての上水遺跡が上町遺跡発掘現場で出ました!

2010年09月04日 12時01分41秒 | 不動産物件情報
アトム不動産がご紹介して購入頂いた,建築用地の上町で遺跡発掘が行われて、9月4日(土)に発掘の説明会が柳川市教育委員会の主催で行われましたので、参加して観ました!

【発掘調査の概要】
上町遺跡は福岡県柳川市上町に所在する江戸時代の城下町遺跡で、標高3m前後の沖積低地
に立地しています。今回の調査で土抗や遺溝を検出されて様々な土器や陶器、金属器、木器
などが出品しました。調査の結果、およそ西暦1700年頃の江戸時代中期の町家の一部で有ることがわかりました!
【主な遺溝】
 ★土抗・・・ゴミ捨てたと考えられる土抗や木くずなどを集めて焼却したと考えられる比       較的浅い土抗などが検出されました。また、土抗の底から大きな石を複数
       並べて何らかその上に構築したとされる場所ま出ました!

 ★溝・・・・底に竹を埋設した溝を検出しました。・堀(その水路は現存)の水を取水し
       町屋に引き込みするための竹樋で上水道施設で有ったと考えられます
       この上水道設備は 柳川の遺跡群の中では初めて発掘された珍しいもの
       構造として1本の竹を使い、中の節の中を取り除き今のパイプみたいに
       されていて、竹の繋ぎには丸太をくり抜きその中で竹を接合して延長した
       構造になっていました、今でもその中を水が流れる様です!当時としては
       精巧な作りだった様です。

【主は出土品】
 ★土器・・・灯明皿として使用されたと考えられる、土師皿や土馬、土鈴など
 ★陶磁器・・佐賀県有田焼、または福岡県の高取焼と考えられます。
 ★金属器・・刃物の柄の留め具やキセルの吸い口など
 ★木器・・・下駄や曲物、木札、建築部材など       

    以上の様に近世柳川の城下町遺跡の調査では初めての発掘でした!!  
    今回の発掘調査では近世城下町の構造や当時の土木技術を知る上で
    大変貴重な発見だったそうです!



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