角を曲がると高円寺麦酒工房
高円寺北口を出て右奥にある
オリンピック。
その角を右に曲がって
2つ目の小道を左に入ると、
「フォトスタジオ」の看板が見える。
そうやって覚えて、
高円寺に引越す前から
この高円寺麦酒工房に
年に一度来るためにだけ
高円寺に来ていた。
東京で一番おいしい
地ビールを飲ませてくれる店。
高円寺に
住むようになってから
年に一度が
月に一度、フォトスタジオの
看板を目指すように。
それも力を入れて
住宅地の角を曲がるのではなく、
一杯飲むために
お茶感覚でぷらり、立ち寄る。
今日は、アネと
「ウグイスビール」を飲みに
やってきた。
2月最後の日曜日に来た時、
飲んだ「ウグイスビール」が
忘れられなくて。
きなこが入った
ウグイス色の地ビール。
ほのかに
きなこの味がして
何より見た目が春らしく、
うきうきするビール。
それに何と言っても
ウグイスビールは
日本にしかないビール、
だと思う。そして、
たぶんここだけ。
アネを連れて
フォトスタジオの引き戸を
ひいたのは夜の6時半。
お一人様のお客さんが
2人いるだけ。
平日の早めはすいている。
急ぎビール銘柄の板が
かけられたボードに進む。
あれ、ウグイスビールがない。
あれ、ウグイスビールは?
あれ、なくなっちゃったの?
終わりました。
えっ、いつ?
一週間前くらいに。
えっ、2月最後の日曜日には
あったのに。
ええ。
ええええ、残念。がっかり。
ウグイスビール飲みに来たのに。
こういう時の自分は
そのがっかり感をそのまんま
表現する。
しばらく茫然としながら、
少しだけ気持ちを切りかえて
代わりの定番を2つ頼む。
ブロンドとクリーム。
今日は一杯だけ飲んでいきます。
今度の季節ものはいつ出るの?
まだまだあきらめきれない。
コーヒービールが
18日から出ます。
えっ、じゃ、
スペシャルがない期間、
ちょうど10日くらいの日に
来たことになる。
座って待っていたら、
ブロンドとクリームを
目の前に運んできてくれた。
茶色と黄土色のビール。
ブロンド380円税別は
定番中の定番。
地ビールらしく
ちょっと納豆の味がするのだ。
これを言うとみんなひきますが、
口当たりが良くて
納豆のように味わい深い。
もう一つの
クリーム520円税別は
フルーティー。
ホワイトビールに
パイナップル味を
プラスしたような、
口当たり、華やかなビール。
この2つを並べて、
交互に飲むと、
この2つで良かった気に
なってくる。
やっぱ、おいしいね!
ちょっと飲むだけで
普通の飲み屋さんの
生ビールとは
ひと味もふた味もみ味も
違うことがわかる。
するする飲んで、
みるみるなくなる。
やっぱ、おいしいね!
飲み終わって
庚申通りに向かうと
角の肉屋では
晩ご飯の肉を買うお客が
並んでいた。
まだまだ街歩きを楽しめる。
ブロンドとクリームが
胃の中で交互に揺られて
ちょっとごきげん。
街歩き前に
ちょっと一杯、
麦酒工房の地ビールが
やっぱ、いいね!
☆ブロンド380円税別(左)、
クリーム520円税別(右)。
→高円寺麦酒工房
杉並区高円寺北2-24-8
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