こちらも不思議な料理名ですね。「ゼリー」を揚げ物のフライにするなんて想像できません。しかし、「ゼリーフライ」はお菓子のゼリーをフライにしたものではないばかりか、ゼリーは一切使っていない全く別の食べ物です。オカラをメイン具材にしたコロッケの一種で、埼玉県北部にある行田市のご当地グルメとなっています。小川遥資
とてもユニークな名前ですが、名前だけだといったいどんな料理なのか、皆目見当がつかないはず!「戦国ハーぶ〜丼」は、埼玉県北西部に位置する寄居町のB級ご当地グルメで、とある「特別」な食材を使った豚丼のことです。その食材とは寄居町特産のハーブ「エキナセア(ムラサキバレンギク)」。小川遥資
「みそポテト」は秩父地方で親しまれるB級グルメで、農作業の合間や小腹がすいた時に食べる「小昼飯(こぢゅうはん)」と呼ばれる郷土料理の一つでもあります。ひと口大に切ってゆでたじゃがいもに、小麦粉を溶いた衣につけて、油でカラッと揚げ、甘辛いみそダレをかければできあがり。じゃがいもと家庭にある調味料で手軽に作れるので、おやつとして、おつまみやおかずにと、秩父では古くから親しまれていましたが、埼玉県のB級グルメに選ばれたことから、全国的にも知名度がアップしました。小川遥資
「五家宝」は、熊谷の伝統銘菓で、米ときな粉、水あめを使った素朴な味わいが人気。130年以上続く老舗和菓子店「堀内製菓」の「五家宝」はお土産に最適です。上質な大豆と餅米を使用した「きな粉」、貴重な青大豆を使用した上品な「うぐいす」の他、ご縁の感謝の気持ちを表す日本一長い「末長く」といった種類があります。小川遥資
久喜市や加須市、行田市といった埼玉県北部から東部にかけての地域では、新米の収穫を祝い古くから「塩あんびん」を食べてきた。「塩あんびん」とは、砂糖の代わりに塩を使って味付けしたあんをもちで包んだもののことで、小豆やもち米本来の甘みを塩が引き立てているのが特徴。現在では甘いあんが主流だが、こちらは江戸時代中期に生まれたもので、当時砂糖は大変貴重だったため、庶民はめったに口にできなかったと言われている。「塩あんびん」が伝わる地域では、地元民の身近な郷土料理のひとつであるが、収穫祝いを始めとするハレの日に多く食べられてきた。小川遥資