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登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

越後駒ヶ岳

越後駒ヶ岳・・・去年見渡して行きたかった山域へ踏み入る

岩手、新潟両県ともコロナ警戒宣言空けにつき足を延ばしました。丁度一年前平ヶ岳を踏破した際、奇麗に見えていた越後三山は当然未踏の山域。そそられる山々に惹かれ約2か月ぶりの遠征決行です。例によって遅い夏休みを強引に頂き、火曜日の業務を終えると同時に車を走らせます。今回も6時間半という長きドライブ。途中のSAでいつも通り夕飯を詰め込み登山口をひたすら目指します。東北道、磐越道を乗り継ぎ関越道小出IC下車。登山口のある奥只見枝折峠に着いたのが午前0時過ぎですが、これまたドライブの緊張なのかなかなか寝付けず。朝5時の出発予定に焦ります。結果いつも通りの寝不足登山。さてどうなることやら・・・。

■記録


登山ができる興奮からか、中秋の満月だからか夕飯食べても眠くは無い^^


今日は関越道小出ICから枝折峠へ

トンネルの道と曲がりくねった道の2ルートあるが結局ナビ通り曲がりくねった道へ

速攻車中泊に入るが・・・寝れない。そうかアルコール買ってくるの忘れた。でも飲んじゃうとその後辛いんだよね

周りの数人が出発したようなので、暗闇の中追いかけるように登山開始

間もなく白んできた。今日の天気はどうかな?午前中はAのようであるが午後から崩れる予報

有名な滝雲(雲海)ポイント通過。奥只見湖側から雲が流れてくる絶景が拝める場所

でも今日は現れる感じじゃない。案外暖かいし

日の出前。朝焼けが凄い。でもこんな日は崩れる可能性高し。まずは急ごう

でも急ぐと後でバテるので止まらずゆっくり休まず・・・だね。そして銀の道明神峠でご来光

ここで初めて越後駒ヶ岳とご対面。何とモルゲンロート。素晴らしい!!

振り返ると少しだけ滝雲。まぁ見れてよかった

小さいけど池塘がある。大切に守られてるようだね

二つ目の池塘。これも湿原帯に位置付けられている

登山道は全般アップダウン厳しい。でも景色が望めるのでそんなに苦にはならない・・・が、帰り辛かった~

いろんな山が見えてきた。尾瀬方面と奥には日光白根山。そして武尊山など群馬の山々も見え隠れ

3つ目のピーク小倉山通過。正確にはこの時点で既に数個のピークを越えている。全般平ヶ岳登山道と似ているが、ここは鬼アップダウン

ここで休憩。朝ごはんの続き。今日は食って置かないと・・・

見えているがなかなか近づかない駒ヶ岳。そうこうしている内に何度も登っていそうな方数人にあっさり抜かれていく

もう3時間以上も歩いてるが標高はまだ1400m付近を行ったり来たり・・・まだまだこれからってところですかな^^

急峻な山並み。さすが豪雪地帯

おお~中ノ岳が一際目立ってる。立派な山

残雪と険しい谷。深い

標高差残り約500mで岩場出現。来ると分かってはいたがここでかよ!!

アルプス並みの切れ落ちた谷


危険なトラバースが続く。にも拘わらず鎖とか一切無し。両手両足使わなければ無理。かなりの緊張感である

下から見えていた駒の小屋にやっと到着

凄いロケーションの所に建ってるね。カッコいい

歩いて来た稜線。Z字に登ってきたがもう既に遥か下に見える。歩いたな~

尾瀬方面。燧と至仏の間に平ヶ岳。会津駒も見える。素晴らしい天気に感謝だ

一服して、さて最後の登りだね

ここはアルプスか~。ホント彷彿とさせる

頂上稜線を左へ。あそこが山頂だね

着いたー!!険しかったな~暑かったな~

果たして下る足は残っているのだろうか?

頂上で一番最初に目に飛び込んできたのがこれ。八海山である。ここより低く見下ろす感じだがすごくご立派な山だ

頂上稜線の延長上に中ノ岳。こんな位置関係なんだ

朝焼けを心配したけどいい天気で良かった

ずっと右手に見えていた200名山の荒沢岳。険しそうだがカッコいい山だ。どの山も自己主張強い^^

魚沼盆地とその奥に妙高連邦。白馬は・・・北アルプスはさすがに見えないか。でも雲が無ければ見えるに違いない

もう一度八海山と中ノ岳に続く灼熱の稜線。さて飯だ飯だ~。山頂に別れを告げる


水場で水汲んでチキンラーメン食べたり、山頂で知り合ったガイドの人や地元有名人と話をしていると

雲行きが・・・レンズ雲発見したら間もなく

雨来た~っす。至仏がもう見えなくなってる

慌てて下山するも岩場を降りた辺りで土砂降りなり~

かと思えば急速に晴れ上がり即暑いし!!カッパ着たり脱いだり忙しいっす

山の天候は解らない

で、こいつが現れるし。これまで見た中で一番デカい!!

それからが長かった。下りなのに3時間以上もアップダウンが続く路

登って下って・・・もうヘロヘロっす

あと30分という所で足が止まってしまい一服なり^^

こんな所歩いたっけ?暗くて分からなかった。危ね~

来た~!!膝とつま先に来た~っす。でも無事でよかった

この山もまた強者達のフランチャイズなんだろうな

帰りは不気味なトンネルの路を選択。時間的に早いが山同様暗くて狭く険しいロードだった。で、6時間半のドライブか

■タイム
04:55 枝折峠登山口出発(登山届)
05:14 雲海絶景ポイント
05:33 明神神社
05:38 明神峠
06:05 池塘群
06:32 道行山
07:16 小倉山(小休憩)
08:02 百草の池
08:48 岩場突入
09:07 駒の小屋(小休憩)
09:36 越後駒ヶ岳頂上到着
10:00 下山開始
10:15 駒の小屋(昼ごはん)
10:48 下山開始
11:27 百草の池
11:57 小倉山(小休憩)
12:45 道行山
13:41 明神峠(小休憩)
14:13 枝折峠登山口到着(下山届)
※登り 4時間41分 下り 4時間13分

■GPSログ
距離:14.95km、高度の上昇/下降1342m/-1342m



■勝手に難易度指数
43+7(アップダウン辛い度)=50points

■感想、反省等
・覚悟はありましたがこの山もまた厳しい山でした
・去年の平ヶ岳と比較し時間標高差距離は及びませんが、
・前半のアップダウンと最後の岩場がえげつないっす^^
・下山が効きました。精神的には平ヶ岳に匹敵します
・前半飛ばすと必ずバテます。下りの足を残しましょう
・でも結局最後疲れ果てちゃいました^^
・それとも早池峰から中二日が効いてたのでしょうか?
・越後駒ヶ岳とってもコワキレイ山でした
・山体は南アルプス仙丈ケ岳ってところでしょうか
・まだ登ってませんが(笑)
・2000mそこそこの山とは到底思えない重厚さあります
・駒の小屋の水は枯れてますが3分程で水場あります
・融雪のとっても美味しい冷たい水でした
・全般南側は急峻な崖です。滑落常に意識しましょう
・何だかんだで行けてよかった。新潟の山癖になりそう
・八海山いつか登ってみたいな~


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