蟻巣山-三界山・・・久々のアドベンチャーで念願の難山踏破なり
三界山は登山道が無いいわゆる残雪期限定の山で、岩手150名山の中でも極めて特殊な山とされています。単独では危険であることを認識していますので、スケジュールの合う4人パーティーで挑むことに。狙ったのはとても情報が少ない蟻巣山経由ルート。雪庇雪崩の関門も何か所か想定されるため緊張感を保ちながら慎重に歩きます。久々のアドベンチャー感。こういう時は大人数で行くことが大事なのです。そして、もしかして、万が一・・・を考え30mロープ、スリング類、カラビナ、スコップ、ツェルトなどをそれぞれ分散持参することに。ではいざ!!
■記録
今日は気合が入ってるぞ・・・と言いつつもいつもの並盛
登山口に終結。メンバーはKZY氏、T岡氏、グミ氏、そして自分の4名。みんな健脚なんで着いていけるかな~
除雪されていない林道終点が出発点でいきなりやばそうな雰囲気
まずは稜線まで150m超の急登。いきなりだ~
1000mピーク地点に出る。ここからは眺めのいい稜線歩き。正面が蟻巣山。急だな~
油断大敵。クラックというかクレバスのような💦
第一の関門かな?今にも落っこちてきそうな・・・アイゼン装着し素早く通過だね。因みに私アイゼン壊れて無いのでチェーンアイゼン
でも雪が緩くアイゼンは不適だったようだ
蟻巣山への登りが始まる。標高差またしても150m超
地図上の等高線より急な稜線。気持ちはいいけれど汗💦
風は思ったより弱いほう。むしろ暑い。そしてT岡グループ早い!!ついてけね~
と言うことで蟻巣山。既に絶景なり
この先は今日一番の危険地帯
さてどう攻めたものか?思案中
あの稜線に取りつくには・・・付近を行ったり来たり
やっぱここしか無いんだろーねー。と言うことでKZYさんが特攻隊長となり雪庇突破急&下降なり
KZY氏からの写真拝借。急下降中
お~アブねー感じっす。でも雪の状態からすぐ崩れる感じはしない
安心できる地点まで来た。しかし帰りはまた先ほどの雪庇を登り返さにゃならん(汗)
思ったよりかかるね。時折休憩入れながら。正面は単なる1267m峰。あれは巻く。あの奥が三界山なのである
で見えたり~。ラスボス感あり。近そうに見えるけどまだある
なんというかすごい景色の中にいるね~
ビクトリーロードへ向かう斥候隊
雪渓以外何にもない斜面。でもステキだ
振り返ってあの稜線歩いて来たぜ。帰り憂鬱なり
斥候隊に離される~
もうすぐ三界山。帰りは尻セードだな^^
三界山踏破なり~~~~
今日の有志4名で。帽子くらい被れよな→俺^^でもここは風強かった
こんな言葉しか出ない→絶景なり
360度の大展望。南本内岳の向こうに経塚山もちょっこし頭出している。こっからだとこんな感じ
焼石と栗駒もこんな角度
この雪の下は崖。切れてます💦
こんな感じ。下にデブリが。伝わらないかな~
このあと戻らなければならないのだ
いやー見飽きない
でも帰らなければ登山は完了しない
絵になる
おお~そのルート正解
昼飯食べて蟻巣山の登り返しの始まり~
あの雪庇を越えなければならないのだ
まずは斥候隊がアタック
で何とか無事蟻巣山に戻ってきたっす
油断大敵。蟻巣山からの急降下。やったねKZYさん^^
さらば蟻巣山
怪我無く無事帰ってきた。今日も山に感謝である
■タイム
07:06 砕石林道蟻巣山取付地点出発
07:37 蟻巣山稜線1000m地点
08:28 蟻巣山
08:50 雪庇下降地点突入
09:07 1046mピーク
10:04 山頂直下雪原
10:42 三界山
11:01 下山開始
11:45 1046mピーク直下(昼食)
13:05 蟻巣山
13:48 砕石林道蟻巣山取付地点到着
※登り 3時間36分、下り 2時間47分
■GPSログ
距離:10.80km、高度の上昇/下降:1099m/-1099m
■勝手に難易度指数
31+5(雪庇崩落危険度)=36points
■感想、反省等
・通常は大森山から入るらしいんですが、
・このマニアックルート完登できて何よりでした
・案ずるより産むが易しでありますが油断大敵ですね
・因みにアリス山は蟻巣山なのです。イメージが・・・
・気温が高かったので万が一もあり得ます
・ソロ登山はここは止めといたほうが無難でしょう
・にしても皆さんの体力はすごいです
・週一登山の限界かはたまた年齢なのか(笑)
・もうちょい基礎体力上げたいところですが、
・それより長時間歩ける持久力向上が優先かな
・いや~ほんと今日は楽しめました
・ご同行の皆さまありがとうございました!!
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