登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

女神山

女神山・・・水と滝とブナ林の山を駆け抜ける

昨日は息子の運動会。今日は午前中葬祭事だったので、今週は無理だろうなと半分諦めてましたが、ギリギリ登れそうな時間に終了。一応早く終了する場合も想定していたので、速攻で出発できました。高速を乗り継ぎ湯田IC降車、県道1号を北上しようとするも、今日はなんと錦秋湖マラソンの日。ガ~ン。しかし幸運なことに迂回路が目的地方面に延びてたので、ほぼ予定内の時間に登山口に到着することができました。問題は天気。これも想定の内、晴れていてもほぼ眺望の無いだろう女神山が本日のターゲットなのです。


何とか人が入っている時間帯ギリ到着。既に午後1時近い。自分除きまだ3組が山に入っているようだ

スピード登山しかない。最初から飛ばす。が、いきなり滝壺まで下りスタートだ。結構降りるんだ~。帰り気が重い

滝壺分岐までは崖の崩落箇所が多い。ここが一番危険なトラバース。滑ったら当然落っこちるだろうな

白糸の滝が下方に見えた。降りる路もあるがパス

この山は水とブナ林で構成されていて、随所にこのような渡渉点がある。気をつけて渡る。しかし帰り路、滑って見事に片方ケッパリすることとなる

正式名は解らないが、滝壺分岐到着。ここは真っ直ぐ上に向って登る。反時計回りコースが王道だが、結構な急登が待っている

息が切れ、心臓がバクバクいう感じの急登だ。和賀岳を思い出す

坂の途中。銀竜草さんが芽を出し始めていた。少し疲れが和らぐような感じがした

尾根に出ると、傾斜も緩くなり、いい感じのブナが広がる。しかし同時にガスも出てきた

途中一人の登山者とスライド。体調が悪いので頂上手前で下がってきたとの事。残るはあと2組か・・・。ここは県境コース分岐、またしても急登区間に突入だ

ガスも濃くなってきたし、風も強くなり木々もザワザワと騒々しい。熊鈴も聞こえないかもしれないという事で、笛を吹きながら急登をよじ登る。そういえば昼飯食ってなかった。飛ばしてきたのでエネルギーが・・・

最後はヒーヒーいいながら頂上到着~。単独男性が休憩してて少しびっくり。情報交換すると福島県南相馬の方だった。退職後登山を始めたということで、何泊か車に泊まりながら山歩きをされている方だった。すごいな~。同時に羨ましいな~

おお~いい景色だ・・・

今日は長居は無用。早速下山することとする。山頂すぐ下に真昼岳への縦走分岐があった。当然止めとく

帰りは県境コース。こんな感じの路が続く。先程の登りとは対照的でゆっくりと高度を下げていく感じ。右が秋田県で左が岩手県か・・・

本日唯一の眺望といえば眺望だな・・・のあった場所。秋田横手方面かな?

滝壺の辺りまで降りてきた。本当に滝の多い山だな~。しかし滝自体にはあまり興味が湧かないし、一番大きいと言われている「降る滝」は橋も架かっていなかったので簡単に諦めた

ということで、周回しやっと先程の滝壷手前分岐まで戻ってきた。でも、ここから駐車場まではまた登りなんだよな~

登山口にある案内看板。よくできているが、滝壺付近まではもっと整備された公園のようなイメージを持っていたが、実際はかなりワイルドなので注意が必要

■タイム
12:48  白糸の滝登山口出発
12:57  滝壷手前分岐
13:29  県境コース分岐
13:40  女神山頂上
13:50  下山開始
13:58  県境コース分岐(ブナ見平経由)
14:32  県境コース下分岐
14:42  岩清水近辺
14:48  滝坪手前分岐
14:57  登山口着
※登り 52分、下り 1時間7分

■GPSログ
距離:6.63km、高度の上昇/下降:545m/-545m

■勝手に難易度指数
18points

■感想、反省等
・県道1号からのアプローチが非常に長い
・未舗装部分は5km以上で、がけ崩れ誘発要注意だ
・セダンとかは止めておいたほうがよい
・女神山は本当によく手入れされている山だ
・眺望よりも自然の奥深さを堪能できる山だと感じた
・大きな危険箇所は無いが尾根筋の切れ落ちた場所は注意
・今日も無地登山ができたことに感謝

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